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2000年代に入り
アイアムサムのダコタファニング
メイジーの瞳のオナタ・アプリールについで真打が登場しましたよ。
ギフテッドの少女メアリー演じるマッケンナ・グレイス。

 

20世紀に天才子役と言われた
ナタリーポートマンやジョディフォスターはのちにオスカー獲りました。
上にあげた少女たちも大人になって充分にその力があると思わせる演技力をすでに子供の段階で備えている。
世の中にはメアリー以外にも天才はいっぱいいるのね・・・という気持ちにさせられるギフテッド。

 

私の中ではアイアムサムとメイジーの瞳と三部作と言いたい。
すべて少女の目を通した映画で
観終わった後の気持ちが似ている作品です。
それぞれの葛藤を時にぶつけたり自分で消化したりしながら相手との関係を作っていく家族の話。

 

ギフテッドは、本人の能力に対してのアプローチの違う祖母、母、母の弟という大人たちがいる。
自分でも持て余し気味の高い能力をもった少女を前に数学者だった祖母は天才として伸ばしてあげたいと一流の講師をつけることが彼女の幸せだと信じて疑わない。


そして、同じくギフテッドだった母親は、母(メアリーにとっては祖母)との確執に疲れ自殺してしまっている。
その姿をみて娘を託されている自身も能力が高かったであろう弟は、早々と戦線離脱してガテン系の仕事で生計をたて親とは絶縁状態になって姪を育てている。


姉や自分のように屈折した想いや確執を持った人間にしたくないと祖母から遠ざけ「普通の」生活を送らせようとするのだけど
息子と孫を見つけ出し、その能力の高さを目の当たりにした祖母は親権を巡って裁判を起こす。

 

メアリーは叔父と一緒に暮らしたい。
けれども普通の小学校では勉強したいことがなくて浮いてしまう。


数学書を嬉々として読むメアリーに対して、どう養育していくべきか周囲の大人たちは悩み、自分なりの解をメアリーに差し出す。

 

メアリーのこのアンバランスさは養育する身になると本当に大変だと思うけど
映画として観ているこちらにはとにかくそのアンバランスさが魅力的で愛らしい。


様々に降りかかる現実に涙したり怒りを爆発させたりしながら、家族の関係を築いていく姿にじーんとする。

叔父にとっても姪にとってもそれぞれの存在が代えがたいギフトでもあることをこの作品は余すことなく描いている。
メアリーと叔父の隣人女性役がドリームにも出演していた女優。
フォートランのシステムエンジニア先駆者が、ここではメアリーたちの太陽のような明るくて歯に衣着せぬ女性として登場し、観客の心を代弁し
彼女の眼を通して映画の物語の世界へと入りこませてくれる。

 

なかなか素敵な作品です。

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書き溜めたはいいが、リニューアルした映画サイトをいつまでも作りこむことができないのでこちらにも投稿します。

 

 

娘を何者かに殺された母親が主人公。
アメリカ南部、ミズーリ州の田舎町。
誰もが知り合いで有色人種や同性愛者への差別を隠そうともしない人がちらほらいたりといった閉塞感満載な町。
進展しない捜査に業を煮やした主人公ミルドレットは寂れた町のこれまた寂れた道路に半ば放置されていた3枚の看板に広告を出すことを思いつく。

3枚の広告にはウェルビー署警察署長宛に「娘の犯人逮捕はまだか?」といった皮肉を込めた非難の言葉を。
署長を敬愛する警察官ディクソンが発見し、騒ぎとなるが一歩も引かないミルドレット。
一方でディクソンは暴力的な警察官でウェルビー署長を尊敬しつつもたしなめられようが差別意識丸出しで一向に粗暴な面を改めようとしない。
ミルドレットが自分の言うことを聞かないとわかると、彼女にかかわる周囲の人間に暴力を振るう。
そして、それを聞いたミルドレットがまた憤る・・・
とどんどんヒートアップしていき、たかまる緊張感と不穏な空気。

生まれてから死ぬまで同じ土地で代々暮らしている人たちの濃密な人間関係と気怠さと閉塞感が迫る。


この空気に耐えられるタイプと耐えられないタイプがいて、私は後者なのでひたすらこんな街はイヤだ
戦うよりも逃げて全然別の人生を送りたいと思いながら観ていた。


だから、ミルドレットが悩みながらも一歩も引かずにその土地で憤りの声を上げる姿に心底スゴイと思うのだが
絶対に自分は出来ないという諦観も強く感じて言い難いモヤモヤやらなにやらいろんな感情が揺り起こされた。
映画ってすごいなー素晴らしいなと思うのはこんな時。

 

で、そんな風に感嘆していると物語はドカーンとでっかい起承転結の転を迎え
えええええええー!って思っているうちにエンディングがやってくる。


その終盤でのミルドレットとディクソンのやり取りも私は自分なら絶対にこんなこと言わないし、言えない。
すげーな、何物も恐れず立ち向かっていく人たちって。

そしてそして、この作品にはワタクシが「魔界系俳優」と名付けてご贔屓にしている

ケイレブ・ランドリー・ジョーンズが広告代理店のレッド役として出ているんだけれども!


魔法かかっちゃってて、中盤まで気づいてなかったw
このレッドがですね、ディクソンにオレンジジュースを置くシーンがあるんですけれども
そのシーンの表情が素晴らしくて鳥肌が立ちました。
こんな顔しちゃうのか!
私の心の中の渦巻きがどーんと溢れたシーンでもありました。
これは映像でないとわからない。

スゴイシーンだったと今思い返しても思う。
 

 

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もう2月ですが、正月に家族そろってスターウォーズと梯子してみた作品。

去年上映前に、映像関係の仕事をしていた鈴太郎の友達パパが

 

これは親子で観たほうがいいと思うんですよね〜

 

と言っていたのが脳内に残っていて、新年もロングラン上映しているではないか!いかなきゃー!と張り切って映画館行った作品です。

 

「If you must blink, do it now! (瞬きするなら今のうち)」


作中で主人公の少年クボが何度も口にするセリフですが、まさにこの映画を観る観客の心にすとんと落ちるセリフ。

 



舞台が日本をモチーフにしていること
人形のコマ撮り、つまりストップモーションアニメという素晴らしい技術の粋
ということでロングラン上映になっています。

(まだ上映しているところもあるようだ)

 

主人公のクボ(苗字じゃない。名前である)という少年が
三味線片手に琵琶奏者よろしく物語を語る。


彼が三味線を奏でると折り紙が武者に、怪物に、動物にと様々な形となりその折り紙たちが演奏に合わせて
進み、飛び、戦い、物語を演じていく。

母親はクボを守るために家を出て流れ着いた村に住んでいるのだが
どうもその時にケガをしたようで記憶が曖昧で日中は目も見えずぼうっとしている。
けれども、その母が日が暮れたら決して外に出てはいけないとクボにしつこいくらい警告を出しており
クボは律義にそれを守り、母の面倒を見ながら、大道芸のような形で母からきいた物語を語ることで日銭を稼ぐ暮らしをしている。

あるとき、死者が生きている身内の元へ帰ってくるという話をきき(お盆の灯篭流し)
亡くなった父親に会いたいと思ったクボも灯篭流しに参加。
しかし、そのために家路につく前に日が暮れてしまう。

そこに現れる母の妹つまりクボの叔母2人。
クボに左目をよこせと迫ってくる。
血相を変えて現れる母。

母がクボを守り逃がすのと引き換えに命を失い
その代わりに現れたのがサル。
自分に引き継がれる刀、鎧、兜を探す旅へ。
その過程で呪いから記憶をなくしクワガタムシにされた父の家臣とも出会い旅を続けていくのだが。

父は、母は、クボに何を遺し、何を伝えたかったのか?
クボの出生の秘密は?

といった縦糸を軸に、サルとクワガタムシとクボの冒険ともいえる旅の過程が描かれる。

 

とにかく、この人形を動かしているだけとは思えない繊細な画面が素晴らしい。
お盆の灯篭流し、盆踊り、三味線、折り紙、武士、兜といった日本的なモチーフもわりと現実に即した形や音で描かれておりおもしろい。
三味線の音色はどこか物悲しく、悲劇的な生い立ちのクボの背景を陰影深く彩る。

 

 

描かれる「亡くなった人への思慕」と「敬う心」といった死生観が

非常に東洋的なモチーフだと思うのだけど
そこを物語の肝として染み入るように美しく描かれていて感動しました。

 

なにより、過酷な運命を乗り切るために母が繰り返しクボに語っていたのであろう「物語」の力が
クボに様々な力を与え(お金稼いだり、敵と戦ったり)、彼自身が生きていく上での力になっていく展開がいい。


シャーリーズ・セロン、レイフ・ファインズ、ルーニー・マーラ、マシュー・マコノヒーと声優陣も超一流。

While My Guitar Gently Weepsというエンディング曲がレジーナ・スペクターの哀愁のある声といい三味線演奏ですごーくかっこいい。
原曲がビートルズだって全然知りませんでしたw

日本語吹き替え版は吉田兄弟の三味線onlyバージョンだそうで、吹き替えでも見たいなあ。

 

というわけでオススメ。

大人も存分に楽しめます。

※写真は2017年9月16日したまちコメディ映画祭での舞台挨拶。

左から、音楽の金子ノブアキさん、母親役の神野三鈴さん、主人公・高橋一生さん、監督&兄役・斎藤工さん(監督名・齋藤工)、したコメの総合プロデューサーいとうせいこう氏

最初に述べると、(一応短編も含め齋藤工監督作品は全部観ている)この作品が断トツで好きです。

blank13という映画のプロット。
13年前に借金がもとで失踪していた父親が末期がんと診断されてひょっこり母親と息子二人の前に現れる。
父親は以前の印象とさして変わったようにはみえず、そのまま亡くなってしまい
兄弟は葬式を出すことになる。


ほぼこれだけである。

登場人物たちのセリフも多くはない。

主人公に至ってはそこにいることがすべてで終盤までほとんど会話らしい会話すらしない。
けれども、痛いほど主人公の気持ちが伝わってくる。

時間薬という言葉がある。

しかし、せっかくの薬が当事者の登場でまた効かなくなっていく。
時間とともに薄れていた痛みが抉られる。


主人公や母親の顔は能面のような役割だなと思った。
能面は顔の角度で陰影をつけたり向きを変えることで、その人物の怒りや悲しみや喜びを表現する。
あれに登場人物たちの演技が似ている。

目を伏せる
みつめる


それだけの表現が、一度に様々な感情を連想させる。
齋藤監督の作品は、どれもプロットが盛りだくさんというタイプの映画ではない。
ある事象があって、そこに細かなしぐさや情景を重ねていくことで炙り出されていくものを映像として撮っているように感じる。

観る人によってたぶん受け取り方も微妙に違うけれど、それが余韻になり心が揺さぶられるという塩梅がすごく心地の良い作品。
もともとのプロットが脚本家の方の実話だというのもあるし、主人公を演じた高橋一生さん自身の生い立ちもダブるのもあって、ドキュメンタリーのような手触りのある作品。

高橋さんの生い立ちの話は偶然見たTVで垣間見たものだったのだけれど、
母が結婚と離婚を繰り返し
父親違いの兄弟が3人もいて
母にはお金の無心をされたことで絶縁状態
病気で死期が近いと弟さんに知らされて亡くなる間際に会うことができ、死をみとったというようなことをおっしゃっていた。

よくぞ、このキャスティングを!と思ったし
ご本人もよくぞ受けましたねという代物だと思う。


役者や表現者の業なのかもしれないけど、自分自身からにじみ出てくるものを作品にリンクさせて観ているものの心の中にも波紋を拡げられるなんて、その世界で成功する人たちは、表現するタイミングにも恵まれるものなんだなあと妙に感心してしまった。


リリーフランキーさんやら松岡茉優さんやら神野三鈴さん、佐藤二朗さん、織本順吉さん、村上淳さん・・・
(すみません、芸人さんには本当に疎くて名前があんまり覚えられないけれど、みんな面白かった)
よくぞ集めたなあ!というキャスティング力に驚いていたのだけど、中でも一生さんその人にしか演じられないであろう役を絶妙なタイミングで実現させる力っていうのは、芸術の神様に愛されちゃってるんじゃないかと思った次第。

個人的には、私自身が一見普通にみえる家庭で育ったように思われているけど、親とはいろいろとぶっ飛んだエピソード@現在進行形で複雑な感情を持っているので、いたく感情移入してしまった。
親が痛々しくみえることの惨めさや、普通の家庭にちょっと憧れたりする自分の痛さとか。
相手から連絡が来るときは、いい話ではない時であるとか。


でも嫌なこと、辛いことも笑いに昇華できれば前に進めるっていう座右の銘みたいなものを肯定させてくれる自分のつっかえ棒の一つになってくれそうな映画でした。


とるに足らないことだけど、1つだけ。
兄役の人が降板して、急遽監督自身が兄を演じたと聞きましたが
お葬式のシーンで兄が笑いを堪えているのがわかっちゃうシーンがありまして。
(ご本人も舞台あいさつで言っていたけど)
そこだけ、惜しい。
降板しちゃった役者さん誰だったんだろう。
私は役者としての工さんをたくさん観たいミーハーファンですがこれは監督に専念してもらって観たかったかもしれない。
もしくは監督権限でここだけ撮り直しとか出来なかったかなあ。
そこだけはほんのちょっと思っちゃいました。

 

長文書き連ねてますが、、、

最後に一つ。一番お気に入りはラストシーン。音楽の入り方と煙がくゆるシーンが絶妙。

市川崑監督の犬神家の一族@富司純子の喫煙シーンくらいかっこよかったなあ、神野さん。

黒のバックと窓の外の光とたばこの煙。

いいねぇ。ウェインワン監督のスモークも思い出しちゃった。

本当にいい作品なので来年東京でも新宿で一館だけとはいわず、多くの劇場
で公開してほしいな。

とここまで書いて寝かせて置いたら、

本日朝のテレビで2018年2月24日から全国公開とでましたので全国公開も決まったんですね。

おめでとうございます!!
表現者としての多彩さを観られてファンとしても幸せです。

 

 

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上から目線で観始めたらうっかりハマってしまったドラマ版昼顔。

最終回に呆然としていたら、3年後にアンサーがでましたってことで行ってきました。

 

ドラマ版の感想はこちら。

4回も書いてたw

 

ドラマ・昼顔

 

ドラマ昼顔総括その1 最終話の消化しきれなかった点

 

ドラマ昼顔総括その2 劇中の男達について

ドラマ昼顔総括その3 北野先生

 

では、ネタバレしない程度に。

 

のっけからいうと、ドラマ版に引き続き紗和ちゃんに制作陣は厳しかった(笑)

 

でも彼女は可愛いです。

ダメって言われても自分の欲望に忠実で素直。

こういう捨て身でくるキャラに高学歴な美人妻は勝てない。

が、プライドがエベレスト級に高いと勝つのに反則も場外乱闘もいとわない。

乃理子さんのプライドと行動力が昼顔の屋台骨の強力な一本であることに変わりはないのも映画版まで活きていました。

 

なのに、ヒール役になってしまったのは、

上戸彩さんの可愛さ!

そして、上戸さんも舞台あいさつで言っていたけど演じる伊藤歩さんが血流まで操れるから(笑)

二人が話すシーンでの乃理子さんの微妙な表情の変化が

恋愛ドラマなのにサスペンス&ホラーの世界へと誘う。

 

一方の紗和ちゃんは、北野先生を見ているうれしそうな顔が本当に可愛くてねぇ。

先生はドラマ版の方の感想で男性キャラの中で一番嫌いと書いてしまいましたが

紗和ちゃんとはお似合い。

紗和ちゃんとニコニコしていると、グレートピレネーズみたいだった。

 

で、今回映画版では女の言いなりかと皮肉を言われたときに

「生物はみなそうです。」

と淡々と語っていて、あーこの人が乃理子さんに従うラブラドルレトリバーにみえたのも

紗和ちゃんの横にもっさり無口気味にいるひつじにみえたのも

彼なりの生き方やポリシーの反映なのねと初めて納得がいきました。

 

でも、やっぱり言いたい。

女二人が取り合うような男ではないと思う(笑)

 

すみません、恋愛には非常に打算的かつ現実主義者ですw

まあ、だからこそ楽しめるわけで。

フィクションだから程よく感情移入したり俯瞰したりできる。

 

そして、紗和ちゃんの衣装よかった。

普段着の緩い感じもなんだか色っぽかったし

浴衣姿も似合ってた。

一番良かったのがラストに着ている服。

場面と心情と表情にぴったりで美しくて、儚さ、脆さ、危うさ、そして強さも感じられて。

可愛かった。

そればっかりw

でも、本当に上戸さん良かったです。余韻が続く演技でした。

それに、なんだか、危うげというか

ドラマ版よりも映画版の方がぐぐっと

既婚者でも恋人がいてもモテるだろうなあという絶妙な隙がありました!

女優さんってすごいなー。自分の人生経験がスクリーンに投影できるんだから。

 

最後に。

渋川清彦さんと黒沢あすかさんも出演していて「おっ!」という楽しみも個人的にはあり。

黒沢あすかさんといえば、六月の蛇が本当に色っぽくて「うおー!」って思った女優さんなんです。

今回酸いも甘いも噛み分けた女性を演じてて深かったなあ。

渋川さんはどの映画を観ても出演している気がする(笑)

なんだろう、10年ちょっと前の西島秀俊ばりに映画に登場している気がしてならない。

 

ブルーハーツの楽曲にインスパイアされた6つの短編を一挙に観られる「ブルーハーツが聴こえる」
舞台挨拶付きを観てきた。

 

6作品の監督や主な出演者。
『ハンマー(48億のブルース)』監督:飯塚健、出演:尾野真千子、角田晃広、荻原みのり、伊藤沙莉、吉沢悠
『人にやさしく』監督:下山天、出演:市原隼人、高橋メアリージュン、浅利陽介、加藤雅也、西村雅彦、瀧内公美
『ラブレター』監督:井口昇、出演:斎藤工、要潤、山本舞香
『少年の詩』監督:清水崇、出演:優香、内川蓬生、新井浩文
『ジョウネツノバラ』監督:工藤伸一、出演:永瀬正敏、水原希子
『1001のバイオリン』監督:李相日、出演:豊川悦司、三浦貴大、小池栄子、石橋杏奈、荒木飛翔


ブルーハーツの楽曲という面からはどれも結構な変化球作品。
曲から連想されたものを作品にしたというよりは、それぞれの監督が撮りたいものに対してブルーハーツの楽曲へ寄せていった感じです。
なので、ジョウネツノバラなんて、変化球過ぎてビックリする。

楽曲「情熱の薔薇」自体が、TBSで昔やったドラマ「はいすくーる落書」で主題歌だったので私にはこのイメージがでかい。これとTRAIN-TRAINはこのドラマのパート1、2それぞれの主題歌で大ヒットしたので、ブルーハーツといえば学園モノでの威勢の良い不良たちの不器用な生き様みたいなイメージ。

今回、ラブレターはその当時くらいの学園モノ、少年の詩も世相は1980年代が舞台だけど、当たり前だが全く受ける印象も内容も違う話が展開される。

 

6つの中で心に残った作品といわれると、それぞれ小学生男子が登場した少年の詩と1001のバイオリン。
少年の詩はズバリ少年が主人公でその描き方にぐっときたし
1001のバイオリンは、ラストの描き方と曲との重なりが凄く良かった。

 

それぞれ2,30分の短編でしたが、独立した個性を放っていたので個々の作品についての感想を。

 

ハンマー(48億のブルース)
舞台劇のような作品だった。
主人公の行動や言動が煮え切らない代わりに会話のテンポはとにかく歯切れよかった。
ただ、ちょっと私には聞き取りにくいテンションの会話でよくわからないやりとりがあったのが個人的には残念。
後半の破壊力は勢いと疾走感あり。

 

人にやさしく
意表をつく導入。なんと、ばりばりのSF。
監督がスターウォーズに憧れ、ブレードランナーに夢中になったと聞き、短編だったら
撮りたかったSFが撮れるかもと思ったのも納得。
市原隼人の肉体を含む美しさが良かった。
もっとアクション映画にでて欲しい。
役柄設定の意味合いが中盤でわかっちゃうんだけど、そこで「人にやさしく」って皮肉にもきこえるし
ユーモアが漂ってて私は好きだった。

 

ラブレター
学園モノ+SFという合わせ技を駆使しながらも、ノスタルジックに初恋を描く本作。
ノスタルジーに楽曲ラブレターも貢献している。
フィルムでの撮影シーンが効果的に使われていて、山本舞香演じる女子高生の可愛さに同性でもきゅんとなってしまうんですねぇ。

(マジかわええ。舞香ちゃん。舞台挨拶での現代っ子ぷりが見たくなかったような、でもかわいいからいい、みたいなw)
馬鹿馬鹿しいと笑っているとふっと顔を出すピュアな表情や場面にぐっと来る。

井口監督の「純情」がみえる作品。


少年の詩
団地に鉄塔がみえてタイトルバックに少年の詩ってでてくるところから好きでした。
少年がかなりの美少年なのもあって、健気な姿に心を掴まれちゃいますね。

そりゃあね、優香さんがお母さんなら再婚なんてイヤですよ!私でもいやですからw
シングルマザーである母親に言い寄る男性のやり方に言いようのない嫌悪感を主人公だけでなく観客にも抱かせる展開がいい。いましたよねーこういう無神経な大人!平成の世にもいるかしら?

今ならセクハラ&パワハラで訴えられてるレベルだけど、1980年代のシングルマザーは明るく

次の仕事探さなくっちゃねで終わらせちゃうのがなんか切ない。

いや、でもああいう時代だったという感覚が当時はその少年に年が近かった私の中にも残ってる。


ジョウネツノバラ
全編台詞無し。
永瀬正敏の存在感と水原希子の美しさがほぼ全てといった潔い作品。
グレーがかった画面が殺伐とした主人公の心情とリンク。
90年代にあったUndoみたい。(そういえばそれはトヨエツさんと山口智子がでてましたね)

 

1001のバイオリン
原発事故から一家で避難した家と作業員として留まる男性というモチーフに、最初はウーンと思いながら観た。
だけど、今の現状を受け入れられない、受け入れたくない想いと、受け入れないと進めないという想いと、清濁併せのんでそれでも生きて行かなきゃいけないんだという人の色々な形での気持ち、鬱屈した感情と前向きな想いと生きていくための希望の欠片みたいなものが複雑に絡み合い魅せる。絶望と希望が絶妙にかいま見えるラストがとても心に残って、見終わった時に心の中に炎のようなものが灯る。
飼い犬は死んでしまったかも知れないけれど、生き残った犬たちがいる。

生命の逞しさに希望をみたような男達の叫びと表情。

とても心に残った。

余韻って大事だな。

この6作品の最後っていうのが非常に効いている作品だと思う。

最後に見た映画、なに?

 

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傑作と言われながらも色んな事情でDVD化されず作品の再上映もほぼない状態で半ば伝説化していた作品。
去年東京国際映画祭で上映され、今回約4時間のデジタルリマスター版が約半世紀ぶりに上映されるというので行ってきた!

 

以前に3時間版のものを観ているはずなんだが、興行的に失敗したとか、ソフト化されていないとかそういった事情を全く知らず。
内容もヒリヒリするような圧迫感と時代と人々の心情のうねりに
台湾映画って凄いんだなっていうところまでしか私の記憶力には留まっていなかったのを今回の上映を観たことで改めて気付いた。

 

1990年代はいろんな映画へと触手を伸ばし始めた頃に台湾は台湾ニューシネマという形で注目を集めていた時期であり
その他にも香港映画でもウォン・カーウァイなどが日本でも爆発的に注目されてそういう単館でかかるような映画を観ること自体がオシャレであるという時期だったんですよねー。


とりあえず意味はわからなくとも観る、みたいな。


1970年代の学生にとってのサルトルやカミュ坂口安吾は当然読んでるよね、みたいな感じ。

今思えば、当時カッコだけで全く理解してなかった(笑)

というのもですね、思った以上に難しい話で、戦前戦後の台湾の歴史背景や共通認識が少なくとも知識ではっきりないとわからない場面や台詞がいっぱいでてくる。


なぜここで母親は複雑そうな顔をしているのか
少年達は何に諦めたような眼差しなのか
父親がどうしてこういう状況に追い込まれているのか・・・


今観ても、ストーリー展開上重要な場面の意味がわからなかったり、ピンとこないところがちょいちょいありまして。
あはは、ダメじゃんっていう。

 

でも、そういう背伸びって芸術文化の鑑賞には時に必要なんだなーって観ながら思いました。
なんだかわからなくても、凄みのある作品って何かに飲み込まれるような部分というのがある。
それが何十年経っても脳裏に焼き付くので、もう一度観ると花がふわ〜っと香るように色々な記憶の断片や想いが蘇ってくるんです。
心に残る映画を繰り返し観ることの醍醐味みたいなものを味わえた。

 

 

主人公の少年一家は上海から渡ってきた台湾では「外省人」。
親はいつか大陸へ戻るかも、いや台湾で頑張っていこうと揺れている。
社会情勢によって自身の立場も行き詰まってみえたり細い希望がみえたり・・・と先の見えない不安感や焦燥感がある。
子供世代は大陸にさして大きな希望も郷愁もなく台湾で生まれ育っている。けれども、親の悲哀や焦りをなんとなく感じており
自身の将来の展望についてもどことなくなげやり。
エネルギーを集団で暴れたりすることでごまかしているようにもみえる。

 

主人公はごくごく普通な少年。
ちょっとしたきっかけで不良仲間ともどんどん仲良くなっていってあやうい世界に足を踏み入れたりもしているが、10年後にはそれなりの社会人になっているであろう姿が容易に想像できる普通の少年として描かれている。
「優しい青年でとてもそんな残酷なことをするようにはみえませんでした。」という声がここかしこから聞こえてきそう。

子供社会は大人社会の縮図とはよくいったもので、いろいろな人間で構成される世界は
子供の世界も大人の世界も同じで、焦りやいらだちが大人の方にあれば子どもたちの方も合わせ鏡のようにその不穏な空気を読み取るんだな・・・と映像を目撃しながら思った。

 

一方で少女の方は一見普通で、ちょっと薄幸そうだなーくらいなんですが

(ぶっちゃけ、そこまで美少女にみえないし、監督が探しまくって抜擢した理由が2時間くらいわからずに観ていた)

だんだん話が進むにつれてファムファタールの様相を呈してくる。

「いろんな人が私に告白してくるけど・・・」

などとシレっと言ってるし、主人公に私と永遠に友達なんだよね?とすがってみたかと思うと

主人公の怒りに対して、なんなの?みたいな冷酷な視線をよこしたり。

水面に突如投げ入れられた石のような違和感をジワジワ醸し出してきて後半はみていてえらく緊張させられる存在感。

なんだかものすごい説得力があって、あるべくしてある結末を導いた少女役だったな。


映画を観ながら、自分が置かれている親の世界、かいま見える子供の世界、自分自身が子ども、少女だったときの世情といろんなところに意識がトリップする作品。


抑圧され、そこから吹きこぼれた「何か」が今回の映画の場合は未成年の殺人だった。


誰にでも、どんな時代にも当てはまらない「なぜあの子(人)が」というものがあり

「そんなことはありえない」と思える事件がある。

 

ある時代を描きながら、それが普遍的に描かれている(ようにみえる)ってことはやはり傑作なんだなと自分の中で腑に落ちた今回の鑑賞でした。

 

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珍しく前売り券まで購入していたのに、結局観ることができていなかった無伴奏。
所沢ミューズにてミューズ シネマ・セレクション 世界が注目する日本映画たち Part17

にて、上映されたのでようやくスクリーンで観ることが出来ました!

このシネマセレクションは前年に話題になった日本映画にフォーカスをあてて上映してくれる。
監督やときには役者さんも来て、映画を巡るエピソードや想いを語ってくれるワクワクする場です。
思えば、荻上直子監督のバーバー吉野を観たのもこの映画祭だったと思う。

 

というわけで観てきましたよ、無伴奏。

監督と脚本家のトークショーつきだったので、そこで聞いた話を織り交ぜながら感想書きます。
小池真理子さんの自伝的小説らしい。原作未読。
成海璃子さんが、小池さんモデルであろう主人公の女子高生を演じている。
1970年前後の背伸びをしたい、周囲の自分への扱いや何かに苛立ったマグマを内面に抱えた潔癖そうな女子高生がピッタリでした。
この時代、自分は生まれていないけれど、通学した高校が1970年代の匂いが残っている(と私には思える)学校と個人的にめちゃくちゃリンクしました。
母校で教員になったという先生が凄く多くて、中でも1970年前後に高校生だった先生がうじゃうじゃいて当時の話を授業の合間にちょこちょこ披露していた。
それが、学帽をなくす運動の話だったり、教壇廃止闘争なるものだったりした。
無伴奏での主人公・響子たちのように、学生運動に感化され、権力に屈しない権威主義をぶちこわせみたいな空気が充満していたんだと思う。
周囲の田舎度合いと相まってずいぶんと時代に取り残されて居るなあなんて当時は思ったんだけど
無伴奏を観ていたら、その頃を思い出してなんだかひどく懐かしかった。
今でもそういう雰囲気なのかはわからないけど。

監督自身が70年代の雰囲気が残る風景が本当に少ない、ロケハンから大変だったと言ってましたし。

何気ない商店街の風景なども、当時はない監視カメラなどがどうしても入るのでそういうものは仕方なくCGで消して貰ったと言っていました。


とはいえ、響子たちのように自分たちの何かを破ろうともがくよりも、何事にもやる気あんのか?といったモラトリアムな高校生だったわけでずいぶんと無伴奏の世界とは違うわけだけど。
それでも、なんだかあの頃を思い出してなんだか恥ずかしいなあ、切ないなあという気持ちにさせられる映画だった。

 

監督の話でほかに印象的だったのが、劇中の登場人物達の年齢より俳優さん達の実年齢が少し上の設定なのは
同じ世代の人たちをキャスティングするとあの時代の高校生や大学生の顔にならないとおっしゃっていたこと。
なるほど。
あの頃の映画をみてもそうだし、自分たちの親の世代の若い頃をみても今の学生より老けているというか大人びているんですよね。
あれ、なんなんでしょうね。
(それと地続きなのか、今の老人も30年前の老人より断然若々しいし)
無伴奏でも早く大人になりたいという焦りのようなものを感じだけれど、現代だとどちらかというと逆だなというのも改めて感じたというか。


そして、質問にもでていたけどたばこを吸うシーンの多さ!
そういえば、子供の頃は父親やその周囲なんて煙でもうもうとしていてけぶっていたなあ。
マッチを格好良く擦るという仕草をやり慣れていないから練習していたというエピソードを聞いて、あーそうだよなあと思ったり。

 

あと、監督が「物語に興味がない」という話が面白かった。
監督にとっては映画って物語るものじゃなくて、目撃した場面やシーンを撮るものっていうようなニュアンスの話。
自分にはない発想と感覚ですごく興味深かったな。

 

池松壮亮さんと斎藤工さんのシーンも監督はほとんど演出を付けていないんだとか。
いつまでも観ていたいと思いながら撮った、自分が撮るからにはある面にクローズアップするのではなくて
あくまで「愛」を撮るんだと言っていたのも印象的だった。
そういう目線でもう一回観ると映画がまた違った光を放ちそう。


成海璃子の制服を脱がすのはオレだとか監督の名言が炸裂しててトークショー付きで観られてラッキーでした。

 

鈴太郎が絶対観たいというので、家族で観に行った。
思えば、アメコミ原作の映画って殆どみていない。スパイダーマンとかなり昔のバットマン位?
それもシリーズの最初の方ばかり。
なので、全然物語の背景を知らないままで観てます。

 

鈴太郎と一緒だと吹き替えになっちゃうんだけど
吹き替えもなかなか良かったです。
中でも、樋口可南子さんが吹き替えしていた主人公の師匠エンシェント・ワン。
演じたティルダ・スウィントがン女優さんとしても好きな人なので元の声でも聴きたかったけど

イメージ的に樋口さんの声はあっているので違和感なし。
知的でちょっと人知を超越したような俯瞰して突き放したような透明感のある声は
この女優さんの顔立ちや雰囲気、役柄にあっていたので心地よかった。

(でもなんとなくだけど、このキャスティング、樋口さんがその昔スキンヘッドにしたところからの連想かという気持ちも消えないw)

 

映像技術がすごいといわれていたのも観た後に知ったレベルですが確かにすごかった。


酔う(笑)


乗り物酔いする人は3Dじゃなくても充分じゃないかなあ。

うちは三半規管弱い一家なので、フツーの映像でも充分映像効果は堪能しました。

 

ストーリーとしては、西洋人の考える東洋思想みたいなものが程よくミックスされてて東洋人としては非常にわかりやすくみやすい世界観。
見えるものだけがすべてではない。精神の超越したところにある世界を鍛錬によって操るみたいなストーリー展開はなかなかにツボ。
悟りを開くためにチベットいくよね〜みたいな。(え?違う?)

主人公がどっちかというといやな奴っていう設定もよかったし。
考えてみると結構ばかばかしい展開をしているんだけど、なんだか妙な説得力があって私は好きな世界でしたw
続編作られそうなので、ぜひまた観てみたい。

 

鈴太郎の感想は

 

人生回ってるんだね。

 

なんだろう、あんまりわかっていないようで、わりと核心を突いたコメントがかえってきてびっくりしたw

JUGEMテーマ:映画

アカデミー最優秀主演女優賞と最優秀助言女優賞取りましたね。

 

このプロットにこのキャストを集めた監督の勝利。
役者さん達のハマり具合が素晴らしかった。
それにしてもこのプロットは反則です。
親子もの、動物ものには涙腺弱めなので見事直撃しました。
ありえん!というフィクション的なエピソードの連続なのです。
なのに、引き込まれてしまうのは監督の熱量と役者の力量なんだと思います。

宮沢りえ演じる「赤が好き」な実は情熱的な母。
どうしようもなくだらしないけど憎めない父。
健気でちょっと不器用そうな娘・・・

あざといくらいに伏線がエピソードに繋がり、それが観客に衝撃を与えるっていう。
いちいち、騙されていたというかびっくりしてました、私。

それもこれも主要登場人物の演技が素晴らしかったからなんでしょう。

必死に「家族」を作ろうとした人の話。
そして、その家族に横たわるのは「血縁」という半ば業のようなもの。

やはり、家族って血のつながりだけでは完成しないんだよね。
でも、血縁に時として異様に縛られる。
家族になろうとすることが大事なんだなと思わせてくれる作品。
それも夢を持たせるというか、私はファンタジーとして観ました。

2016年の同じく血のつながり家族物として永い言い訳と比較すると、永い言い訳の突き放した視点のほうが作品としては私は好みです。
けれども、とにかく力業で表現してしまった監督と役者陣に拍手を送りたい。

そして、この作品を観て改めて思ったのが、私はいつまで経っても子どもの目線で家族という物を捉えているんだなあということ。
親になったからといって、軸足が親になるわけではないんだな、と。
子育てしていても思うのが、親としての子どもへの対峙というより、子どもを通してみる子どもの時の自分と親の気持ちを俯瞰している自分の2つなんです。
子どもを通して、子どもの時の自分の行動や感情をもう一度生きている。
と同時に子どもの時にはみえなかった親はこの時はこう思っていたのかと気付く視点が加わっている。
自分とそれをみつめるもう1人の自分の存在が非常に立体的になったような感覚があります。
今回宮沢りえが演じた双葉という女性も、母親としての大人の自分と子どもだった時の自分それぞれが色濃くでてくる場面があるんですが、その時々の感情が痛いほど伝わってきた。

実は個々のエピソードには納得いかないなあという違和感のあるものが幾つもあったのです。
娘のいじめのエピソードへの対応とかその結果娘が起こした行動とか。
ヒッチハイカーの男性のエピソードも無くてもよかったかな。(役者さんがどうとかではない)

でも、自分自身が、子ども以外にいわば血のつながりのない家族に囲まれて暮らしている現在
家族として一つ屋根の下で暮らしていくには
双葉のように家族のルールや日常を大事に生活していくことで家族になっていくんだよなと改めて思った。
出来ることを必死にやっていって家族がまとまってきて、「死にたくない」と泣く姿に胸が詰まった。
ちょうど去年は、交流のあった同僚の奥さんが1年ちょっとの闘病でまだ幼児のお子さん2人を残して亡くなってしまうということがあった。
残されたお子さんが、夜中に起き出してきて「お母さんがいるから外に星を観に行きたい」と夜な夜な起こされるという話を聞いたりして思うと本当に切なくて、そういったことも思い出してしまった。
誰にでも死は訪れるけれど、考えさせれられる。
ちなみに、うちは弟が子供を連れた女性と結婚したので、いわば血のつながりのない子を自分の子として育てている。
気難しく神経質でいろいろとやらかしてきた弟ではあるし
身内を褒めるのもなんだかな、ではあるのだけれど
こんなに熱心に子育て出来るのか!と姉として驚くくらいマメに面倒みてよいお父さんなんじゃないかと思っている。

誰でも一生懸命生きていれば、誰かのかけがいのない存在になれるんじゃないか。

 

そう思わせる映画です。
 


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