夜明けのすべて 夜明け前がいちばん暗い 

  • 2024.02.20 Tuesday
  • 18:54

JUGEMテーマ:エンターテイメント

JUGEMテーマ:映画

 

 

 

映画化の発表があってからこちらも待ちに待っていた作品。
ようやく観た。
前評判からものすごいものがあって、どきどきしながらみましたが
期待にたがわぬ素晴らしい映画。

カラオケ行こ!と同じで、映像から観るか、小説(漫画)から読むか
どちらから入ってももう一方をみたくなるし
どちらも知らなくても面白いし、どちらかを知っていると何倍も美味しい。

 

パニック障害とPMSという一見するとわからない病気を抱えてしまった男女が
それぞれ挫折を味わい、折り合いをなんとかつけながら転職してきた小さな会社で出会う。
彼らの周りにいる人たちは、声高に何かをいうわけじゃないけど症状がでるとそっと外に連れ出してくれたり
気持ちを落ち着かせようと背中に手を当てたりして気遣う。

この映画ずっと背中に手を当てられて、歩き出すのを見守られているような気持になります。

小説の方が、日常が続いていく、日常を切り取っている感じがする。
映画は、どんなところにもいけるんだよ、居場所はここだけじゃないんだよってもう少しはっきりと背中を押すような感じです。

 

 

夜明け前がいちばん暗い

 

 

というセリフがでてくる。

 

学生時代、よく幼馴染たちと夜集まって夜通し話すというようなことがあった。
真夜中の静まり返った家の中で、くだらない話で盛り上がることもあれば
ぽつぽつと話す声を聞きながらうとうとしたり。
次はこんなことをしたい、いいねえなんて目標を真面目に話すこともあれば
翌朝には忘れているようなどうでもいいことを延々語り合ったり。
朝日が昇り、そろそろ家の人が起きてくるねという時間帯になると
じゃあね、またね、バイバーイ!
っていって別れた光景を思い出した。

 

映画の中で

夜、二人が同じ部屋にいながら別々のものをみたり何かをやっている姿
ベランダに出て陽の光を受けながら微笑む姿
風を受け光を受けながら目を細める姿

 

バイバイ、またね

その声を受けて前を向く自分や、幼馴染たちの姿が重なる。

どうということはない日常にある気遣いなくいられる空間があること、あったこと
そんな風景を心に一つ持っているだけで、人はまた前進していくことができる。

前へ前へと声を掛け続けなくとも

 

カラオケ行こ! 続編もぜひ同じ座組で…

  • 2024.02.20 Tuesday
  • 18:49

JUGEMテーマ:映画

JUGEMテーマ:エンターテイメント

 

 

漫画が好きで、映画化の座組も聞いて以来楽しみにしていたこの映画。

聡実くんはうちの息子がよく似ている同世代なのでキャストオーディションにも参加してしまった。
まあ、落ちてますw(撮影の雰囲気を少しでものぞいてみたかった…)

しかーし、映画を観た後の今でもビジュアルと雰囲気はうちの息子似てるんじゃね?と思っています。
ちなみに合唱やっててソプラノあたりまで声が出ていたっていうところも同じ(笑)
聡実くんより早く変声期がきちゃって、もう中三のころにはソプラノまではでなかったけど。
それだけじゃ映画にならないのはよくわかってるし、本作をみてもありありと感じましたけれども。

 

原作の映像化であれこれとありますが
この映画と原作は、原作の映像化の一つの解だと思います。


どっちも面白くて、片方をみると絶対にもう一方もみたくなる。

 

綾野剛という俳優は本当にポテンシャルが高くて素晴らしい。
コメディにもこんなにはまるんだーと感心しちゃいました。
明るくてちょっと哀愁あるヤクザを軽やかにみせててほんとはまり役。
聡実くんは大人が構いたくなる閉じ過ぎず、媚びすぎないキャラを体現してましたね〜。
狂児が構いたくなるのがわかる(笑)

 

映像版の要素ですごく好きだったのは中学生同士の学校での関係性の描き方。
部長の聡実くんは変声期がきて声が思うように出ないことに悩む。
その辺をわかったうえでドライに距離感をもって接してくる副部長ら女子中学生。
そして、部長の憂いをうまく受け止められずにいきり立つ後輩和田君。

いる!いるよ!


基本みんな真面目に一生懸命部活をやっている。
揉めると仲裁に入る女子たち。追いかける副部長。
あー、まとめ役でいるよねぇこういう女子。
もうすでに一段上に大人の階段を上っている同級生女子に
受け入れられずに自分のもやもやを全部ぶつけてウザ絡みする男子。
そして、何も言わないけどなんか同じ空気感をだしつつ一緒に古い名画をみる映画研究会の男子。

リアリティありすぎ!


これ漫画でやるときっとあの漫画の中の軽やかさが消えてしまう。
かといって、漫画のようにさらっと映像でみせてしまうとあの年代誰もがあれこれあったであろう10代半ばの微妙な心の機微がきっと減ってしまう。

このうだうだがあるおかげで老若男女問わずカラオケ行こ!の世界に寄り添える。

 

和田君、ブラボー。


何気に劇中の合唱レベルも高くて感動してしまった。
ラストに流れるリトルグリーモンスターの「紅」思わず買ってダウンロードしてしまった。
紅、いい歌なんだなって思いました。はい。

 

そして、4年後あたりにファミレス行こ!も同じ座組、キャストでぜひ映画化してください。

待ってます。

鈴太郎へ捧ぐ音楽2023年 16歳だった君へ

  • 2024.02.20 Tuesday
  • 18:45

JUGEMテーマ:音楽

 

もうだいぶ過ぎてしまいましたが、一応ここの恒例ネタなので成人までは続けようかと。
(ってもう成人まで1年だと気付いて驚愕)

今年もやっぱり映画やドラマなど映像からの音楽が主。

SNOW MAN タペストリー
世間的にものすごい曲が売れているようですが、やっぱり私は曲は断然 SixTONES派です。
この曲は原作から興味持って映画観に行ったら耳を離れなくなりました。
正しいアイドルが歌う歌という感じでいいですね。

そして SixTONESのほうは代表曲といっていい曲が生まれましたね〜。

こっから   SixTONES

 

 

ガンガン踊りながらかなり難しい歌を歌ってる。
えーっとね、カラオケで歌えないですw

歌うと言えば今年は合唱という概念で曲をいくつか。

私が学生だったらこれを合唱で歌ってみたいという謎セレクト。
改めて、結構合唱が好きなことに気づきました。
そして、鈴太郎も気づいたら合唱やってます。

 

chessboard official髭男dism

 

 

HEART BEAT YOASOBI

 

紅 little Glee Monster

 

これらはどれも合唱がコンセプトに組み立てられた楽曲。
紅はXJAPANの楽曲ですが、こんなアプローチで合唱曲っぽくなるんだー!と映画のエンディングで聴きながら感動してしまった。


YOASOBI なら アイドルも外せないのかな。

 

洋楽は
なんかすごいドメスティックに邦楽を聴いてたみたいで少ない・・・。

オリヴィア・ロドリコ くらいしか新規がない・・・
彼女の歌の世界は理屈なく心惹かれる。どことなく哀愁が漂ってる曲が多いからかな。

Can’t Catch Me Now (from The Hunger Games: The Ballad of Songbirds & Snakes)

 

Olivia Rodrigo/ vampire 

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ジェリーイェン( 言承旭)ファンミーティング2023 

  • 2024.01.23 Tuesday
  • 18:50

JUGEMテーマ:エンターテイメント

 

去年の2月の話を今頃アップ。

ジェリーイェンが3年ぶりに来日してイベントやると聞いて、ダメ元で前日にチケット観たらなんとまだ発売中!
これはいってきて心の栄養を補給してこようと行ってきた。
最後に映像で観たのは
2016年の映画わたしの少女時代にほぼサプライズゲスト扱いで出てたのをリアルにびっくりして以来でしたが。


ちょくちょく拝見するネットでのお姿が台湾の俳優、女優はほんとほぼ変わらずに10年とか平気で保ってるので、写真の補正か?と思いながら確かめてきました。
最後にお見送りと称して至近距離で5秒眺める事ができましたが、変わらない‼︎
つやつや!
シワひとつない。
なんなの。

 

 

 

このファンミで最新作のドラマだよと宣伝ですこし予告をみせてくれた夏花のキービジュアル。

 

これは2,3年前のドラマ

いくら補正かかっているといえども、とても20以上歳が違うようにはみえん。


周りにいた方も
46だよね?あのビジュアルを20年以上保っててスゴイんだけど、と感嘆してた。


いやほんとだよ。誰か美容法聞いてくれ。美容整形でも美容外科でも何やってるとしてもすごい自然なのでやってるならそれはそれで教えて欲しい。

 

以前に生のお姿を拝見しているのが
2008年と2006年だった。

2006年の感想はこちら


いやぁ、blogをダラダラと続けていると日記のように残っていいですねw


2006年のファンミーティングでは東京国際フォーラムで5000人ですよ。
今回のキャパは一回で800人位のようなので、後ろの方でも17年前より近いっていうね。
人気があるけど、寡作な人というか日本でみられる作品数が少ない方なので(大陸の方にシフトしてるからかな)ファンはそりゃあ減るでしょうが、それでもコンスタントにファンミ開いてくれて良いねぇ。


しかもその17年前やら15年前やらとキャラクターの印象も変わらないの。
本人も言ってるけど、饒舌じゃないし、臨機応変に動くタイプでもない(笑)
けれども、何て言うのかなぁ、ホワホワしてるのにコミュニケーション取ろう、楽しもうっていう心が伝わってくる。


そして、昔も今も天然さん。


今回も日本語で書かれたメッセージを通訳さんに確認取りながら辿々しくも日本語で読み上げてて
えースゴイ‼︎(これは17年前はなかった)と思ってたら、読み上げた後に真顔で
(読んだけど)なんて書いてあるのかさっぱりわからない…‼︎
って言うんです。
その間の素晴らしさはさすが俳優(笑)
思わず爆笑してしまいました。

 

そうかと思うと、中国語で長いメッセージを読んでくれて、自分自身で感極まって泣いて読めなくなったりする姿に思わずこちらも貰い泣きw
確かF4コンサートの時も泣いていた。

泣く姿を割と見てる気がするんだが、そういう誠実そうで繊細そうなところも魅力の一部なんでしょうね。

 

本当にごくごくふつうに
一緒に頑張ってゆきましょう
って中国語で言われただけで
グッときてしまった。

 

相変わらず無駄にセクシーというかよくわからない色気がダダ漏れしてた。
なので幾つになってもラブストーリーにキャスティングされてるんだろうけど

娘か!というような若い女優ばかりじゃなくてトニーレオンみたいに同年代の女優との大人のラブストーリーが似合うと思うなー。
すっかり世の中はアジアエンタメといえば韓国になっちゃってるので台湾で彼がどう言う立ち位置なのかいまいちわからないけど、ちょうどジェリーさんあたりがワーっと人気がでて20年ちょっと。
私の知る俳優女優さん達は殆どが4,50代になってきたけど、是非ね
ドラマでも映画でもなんでも映像の世界で日本でも観られる事を楽しみにしています。
いろんな作品がこれからも観られるようにちょこちょこ出かけて行ってファンはいますってアピールしておこうと思いますw

日本のお母さん働きすぎ問題

  • 2023.11.09 Thursday
  • 20:03

JUGEMテーマ:日記・一般

 

 

とにかく和食大好き、みたことないものは警戒して食べない
レトルトも1口食べると勘づいてNGだっためんどくさい息子。

料理もある程度教えたし、カップ麺も菓子パンも食べるようになり
私がいなくても何か買って食べる、簡単なものは作るってことができるようになったのでまあ、いいかと思っていました。

今年オーストラリアに二度短期留学をしたらさらに進化を遂げてくれました。

初回は日本食が食べられない毎日なんて耐えられるかなという感じだったので、乾麺のうどんや出汁、みそ汁とか醤油とかたくさん持たせました。
ホストファミリーがOKだったらうどんは作ってふるまいたいということで、

材料持って行ってOKといわれたので作ったんだそうです。
が、

ホストファミリーのところのお子さん3名は

醤油が苦手、出汁のにおいがダメ、海藻?まず過ぎて食べられない!とうどん拒否。
肉とバナナ、お菓子しか食べないとか

じぶんの味覚がオーストラリアではゲテモノ食いレベルという事実に衝撃を受けて帰国しました(笑)

なので、二度目は日本食を一切持って行かず。
正解だったようで、今度の家は子供たちが米が苦手だとかで
日本人が来たからとわざわざホストマザーが作ってくれた

カレーライス(美味しかったそう)ほとんど食べずに残して
チョコバーたべて終了していたとか。

最初の家もカフェ経営者のお宅でお父さんがヨーロッパからの移民だったのもあり、
両親ともに料理が美味しくあれこれ作ってくれた家だったそうだけど
子供たちはびっくりするくらい偏食で、平気であれもこれも嫌だと残していたと。

同じようにホームステイしていた子たちのホームステイ先の話
学校でのランチタイムなどで鈴太郎が悟ったのは
そんなに食事に重きを置いていないオーストラリア人の姿でした。

夜の家族だんらんに重きをおいていて夕方5時過ぎには全員で食事をとるけど
食事時間は10分、あと1時間50分くらいがおしゃべりするだんらんの時間でそっちのほうが超重要。

朝と昼は火を使う料理をほとんどしない。
特に朝は各自が食べたいものをだして食べる。
とりあえず、皿にシリアルをだしそれを食べて学校へいくがデフォルト。
じぶんで料理する子はスムージー作ったり、パン焼くくらい。
親が作ろうか?ってときも
両親の家事分担がかなりきっちりあって、父親が作ってくれる家も多い。
両親のうちどちらかは朝は子供たちが学校へ行く時間まだ寝ていることが多いそう。
起きている親の方も子供の送迎のために起きてくるので、食事やらなにやらのためではない。

 

鈴太郎曰く


俺は毎日シリアルだとしびれるし
パンが続くと肌が荒れることもわかったので
今の家みたいにごはん、みそ汁、何かの総菜って朝食がいいけど
急いでいる日は、自分で牛乳飲んでバナナ食べていく。
オーストラリアでみた家庭では子どものために親が早起きして弁当作るとか想像できないそう。

お母さんが料理好きな人でかつ日本人でよかったと思ったw

 

 

って言われました。

 

オーストラリアの人たちはあんなとんでもない食生活でもみんな大きくなってるしフレンドリーで楽しそう。
日本のお母さん達は家事を背負いすぎだし、働いている人たちは残業しすぎな人が多すぎる。
かといって、あのオーストラリアの食生活は嫌なんだけど。
オーストラリアの働き方と家族だんらんで、日本の食生活なら最高なんだけどなー。
っていうので、

選択肢が広がるように頑張ってね。
そうやっていろんな価値観を吸収して自分なりに思うことがあるなら行かせた甲斐があったよと言いました。


そういえば、この前みたフランス映画で
離婚した両親のもとを行ったり来たりしている高校生の息子が
外出する父親に
「今日はカレー作っておくから明日にでも食べてね。」
と言っていて、父親が
「大変じゃないか?」
って聞いたら
「冷凍食品を温めるのに飽きた」
っていうセリフがあって、へ〜離婚家庭で息子がこんな風に家事を担ってくれるなんていいな〜と思ってみてたら
息子の進学先が料理学校で将来の夢がシェフでしたっていうオチだったw

 

美食の国(?)でもこれです。
日々料理を三食手作りするってかなり贅沢な行為なんだな〜なんて思ったり。

 

この写真はホストファミリーで飼われていたヒマラヤン。

送られてきた写真がこういうのしかなくオーストラリアっぽいものはほぼないw

彼は猫を飼いたいので猫がいる家庭を希望したんだけど

オーストラリアは犬猫を飼っている率が高いらしくだいたいどのホストにもいますと事前に言われました。

その通りだった模様。

 

そうそう、自分は料理は好きだけどほかの家事は基本全部嫌いなので
どうやって家事を合理化するのかめっちゃ考えてます。
家事なんて無限にあるってよく言いますが、なるべく有限にしたいw

料理も作り始めから終わりまでの時間と工程を全部頭の中でスケジュール作って

無駄がないように動いて終わらせることに命かけてますw
同時進行でいくつかのことをこなしてそれが形になって

思った時間通りに思ったものが出来上がるのがストレス発散になってます。
認知症になると料理ができなくなるのは

複数のことを同時に考えながらこなしていく脳の機能が働かなくなることなんだなぁと。
料理ができなくなってきたら、自身が認知症になったんだなと気付くかな。
それとも意固地に、認めないかしら。

 

 

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者

  • 2023.06.08 Thursday
  • 13:53

JUGEMテーマ:映画

 

毎回毎回この話は、冒頭で恐竜との共存に欲をかく団体が現れ、恐竜たちにその予想を凌駕する動きを見せられて自暴自棄になる悪者とそれらの後始末をすることになるサバイバルにたけた研究者や登場人物たちという構図。
今回も基本路線はこれ。
学ばないっすね。人間は。

 


自分たちこそはうまくコントロールできると豪語して失敗し

のっぴきならない事態を引き起こしてからトンズラしようとするまでが一セット。


その過程で恐竜たちの凄さ、どう猛さなどをいやってほど味合わせる仕組みなので、今回も戦闘的な大型恐竜は総出。

 

個人的には前回からでてるやつだっけ?

モササウルスがでっかいジョーズみたいで怖いー。

私の中で海の中で下からせりあがって周囲の何かとともに丸のみされてしまうイメージ。

 

しかし、映像技術はここ数十年で見違えるほど発展したけれど

初期の衝撃のほうがすごかった気がするのはなぜなんだろう。

 

今回はなんといっても
サム・ニール、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラムが演じる3人の博士のカムバックが個人的な見どころ。

 

 

3人とも若いころからずっとコンスタントに作品に出続けていて、現役感もすごいんでなおよし。

初期の作品ですでに代表作があるしね。

ジェフゴールドブラムといえばザフライ

ローラダーンといえばブルーベルベット

サムニールといえば、オーメン最後の闘争

 

そして、ジュラシックパークシリーズ以外にも代表作もいろいろある。

なので、何十年も経っているようにも感じなかったねぇ。


30年以上手を変え品を変え続いているので、初期から観てた人達へはボーナスが入った感じ。

つーか、最近この何十年ぶりにキャストが!って多くない?
トップガンに触発されてるのか?
今年はなんとインディージョーンズも最新作が公開されるしね!(これに一番びっくりしている)
 

キングメーカー 大統領を作った男

  • 2023.06.08 Thursday
  • 13:29

JUGEMテーマ:映画

 

 

韓ドラはほぼ観ませんが、映画はアクションとこういう事実に基づいたフィクションの作品は

昔から面白いので割と観ているほうかも。

モガディシュもよく知らないでみたら凄かったこちらも同様にすごい見ごたえあり。

 

 

韓国の元大統領金大中をモデルに、彼の選挙参謀として裏にいた人物との激動の韓国現代政治史および政争の激しさを描く。
これはこれでどこまでがフィクションかわからないが、すごい話で
政治家を志すこと自体が死ぬか生きるかみたいな

覚悟バリバリの場で暗殺未遂やらがエピソードの中にふつうに出てくる。

 

ひえーって思いながら観てたんだけど、劇中ではさらっとしか触れられていなかったエピソードが

映画以上に強烈で劇的なものでびっくり。


金大中は大統領になる前、日本で韓国中央情報部(KCIA)に拉致され、殺害される寸前だった。
ここに日本政府や政治家、暴力団、右翼団体、自衛隊関係者、アメリカ政府などもでてくる。
ウィキみただけでも、拉致されて神戸から船で出港し海上で殺される寸前に海上保安庁が照明弾を投下して威嚇したので実行を断念したとかでてくる。

阪本監督が2002年にKTという映画にしてるんだけどこれ未見なんで観てみようかなあ。
これこそ日韓共同で映画にできたら凄そうだけどなあ…。
拉致現場となった九段下のホテルグランドパレスは2021年6月30日に閉館。

解体されてしまっているようなので、もったいない〜。

建物があるうちにもう一回映画化すべきだったのでは。
今回の選挙参謀と政治家、その駆け引きや民衆の動向からは確かにずれるんだけど、このエピソード自体も映画で観たい。
 

それくらい、エピソードに事欠かない人物。

事実は小説より奇なりを地で行っている。

 

金大中の選挙参謀になった男性が主人公。

背景として、北朝鮮の出身で薬剤師なんだけど、その出目のせいもあって学歴がない。

けれどもめっちゃくちゃ切れ者で、人心掌握術に長けている。

その主人公が金大中が演説している様子をみてこの人を大統領にとほれ込み、金大中の事務所に押しかけ、スタッフとなる。

 

ここから彼の戦略もあって金大中は支持を拡大。

大統領を狙える地位まで上り詰める。

 

ただ、金大中がかなり清廉潔白なタイプに描かれていて

主人公は手段を選ばないからどんどん裏の汚いことは一手に引き受けているような様相を呈してくる。

かなり野心家なので、汚いことをやった分、その評価(=地位)が欲しい。

その過程が生々しく、張り詰めた緊張感がすごい。

 

ここでも思ったんだけど、1988年のソウルオリンピックまでの韓国って思った以上にあれこれが泥臭く

発展途上国の様相を呈してたんだなあ、と。

そこからの発展が凄まじかったんですね。

 

日本も戦後、1980年代くらいまでのあれこれはまた今の時代からもこうやって力のある作品にならないかなあ。

 

金大中を演じたソルギョングはやっぱりうまい。

演説シーンがね、すごい説得力があるというか

ああ、この人が大統領になってくれたらと思わせる魅力的な大物を体現している。

そして、主人公を演じた俳優も、物腰や喋り方が非常に柔らかいのに激しい面を隠し持っている仄暗さがあってよかった。

お勧めです。

 

 

 

私の幸せな結婚 映画は想像以上に面白かった

  • 2023.04.18 Tuesday
  • 09:01

JUGEMテーマ:映画

 

 

原作は3巻まで読んでいる状態。
一言でいうと帝都物語の恋愛ファンタジー版と家人に説明したら
嶋田久作のラブストーリー?!
違います…。

大正、昭和初期あたりをイメージしているのと
異能と呼ばれる超能力のようなものがでてきてその描かれ方が
帝都物語の雰囲気と地続きといいますか。
異能をもった家系が名家といわれ、権力の座についている模様。
そこで、強力な能力を引き継ぐために政略結婚した親から生まれた女性
齊森美世が主人公。

この美世が異能をもっていない状態でうまれ、生母は幼いころに亡くなっている。
政略結婚前から恋人同士だった女性が後妻となっている。
その後妻の生んだ娘が賢鬼の才なる異能をもって生まれており
状況から主人公は虐げられ、召使同然の暮らしを強いられている。
そこへ、妹の結婚とともに厄介払いともいえる美世の縁談も決まる。

強力な力を持ちながらも、何度も婚約破棄となって女性側が逃げ出していると
いわれる久堂清霞のもとへ婚約者としてほぼ身一つで向かう。
清霞は清霞でかなり能力の強い特殊な状況で育っているのもあり
ちょっとひねくれて居てなかなか心を開かない。
が、もう出ていくところがないと後がなく
性格的にもすぐ謝るところが身についてしまっているものの
非情にまじめで細やかな気配りをみせる美世には少しずつ心を開いていく。

美世自身も冷酷なようでいて、実は誠実なタイプの清霞を慕い、
不器用な二人は少しずつ距離を詰めて各々の心のよりどころとなっていく。
こちらが縦糸。


一方で、街が不穏な事件により、軍人で治安を守る責をおっている清霞は多忙になり
美世自身も悪夢に苦しめられ、それを心配をかけまいと
周囲にいえずにいるという状況に追い込まれていく。
異能の者たちが戦って敗れ滅ぼされたり
何らかの恨みをもってなくなったりすると「蟲」という悪いものになり
これを奥付という場所に封印してあるのだが
この封印が何者かによって解かれ、街中にゾンビのような人に襲い掛かるようになる。
ついには清霞のいる特殊部隊の人間にも蟲が憑りついてしまい
清霞は信頼している者たちを斬るか斬られるかという状況に。
一方の美世も、実は特殊な異能の持ち主であり、
自らの寿命を縮めるような状態であることがわかる。
母の出身である薄刃家はその能力ゆえに普段は隠れて表に出てこない。
こちらが横糸。

ラブストーリーといいつつ
ファンタジー&ミステリーな要素を備えており物語上の仕掛けがいっぱい。
それを映像でも美しく、ちょっと恐ろしく描いていてなかなか見ごたえがあります。

原作は小説6巻刊行されており(漫画版やアニメもある)
まだ完結していないところから
映画も続編が作られるよねっていう展開になっています。



主役カップルの雰囲気がよく
とにかく美世役の今田美桜は可憐なビジュアルが
活きていて儚い雰囲気なのに、
意思が強そうという感じがぴったりで
とっても感情移入しやすい主人公。

元気はつらつといった役もできる女優さんがちゃんと
ビジュアル通りの役柄ができるのもいいですね。
それに原作の美世が若干苦手な私にはこのくらいの
芯と華やかさを隠しもつタイプのほうが好感がもてる。


清霞演じる目黒蓮も上背があって
声が低音でシュッとしているのがよい。
どことなく雰囲気に憂いがあるのもいいです。絵になる。

ただ金髪?銀髪?はあんまり…。黒髪のロン毛でもよかったんじゃないかなあ。
黒髪の方が絶対さらにクールで不器用、かつ実は優しいといった
ギャップの人柄になりそうだけど。
原作も漫画も銀髪みたいな色素の薄いといった描写が
あるからそちらに寄せたんでしょうけど
線は細くみえても顔立ちや雰囲気は男っぽくみえて
原作とは少し系統が違う風貌の方なので
長髪だけでもよかった気がする。
冴え冴えとした美貌がその方が引き立つんじゃないかな。

とにかくスタイルがよく
体幹もしっかりされているので
殺陣、アクションが映える。映える!
後半のアクションシーンが非常に良かった。

 

この辺の描写が映画ならではって感じで蟲の描き方とかも私は好みでした。

ぜひこの路線で映画的なオリジナル要素も加えつつ全部映画化してほしいです。

 

ただ、今回の映画でも原作でも主人公の異能がいまいち凄さがよくわからないというか

矛盾を感じるというか、細かく考え出すとはてなマークが浮かんでくるので

その辺も煮詰めて描かれると嬉しい。

 

そして、エンディングや予告で流れる主題歌が耳に残って離れませんw

(いい歌です)

続編にも期待しています。

 

 

 

鈴太郎へ捧ぐ音楽2022年 15歳だった君へ

  • 2023.01.31 Tuesday
  • 23:30

JUGEMテーマ:音楽

 

邦楽は映像から。
過去にみんな取り上げている人ばかり。

 

人間ごっこ
RADWINPS

 

ドラマにはまってみてまして。石子と羽男。

面白かったです。

とくに最終話の一話前、9話が白眉でした。

いつもラストのいいタイミングでこの曲がかかってジーンとしていた。

 

subtitle
Official髭男dism

こちらもドラマ主題歌でした。

このドラマは進むにつれて個人的にはちょっと感覚にずれがありまして。

前半のほうが好きでした。

曲のほうは逆で最初聴いたときはそれほどでもなかったのですが、ドラマが進むにつれてそのリンクした歌詞にぐっときました。

 

星路(みち)
玉置浩二


この大御所は取り上げてませんでしたね。

いまいちばんライブで生歌を聴きたい歌手です。

とれないんですよーチケットが!

この歌は、映画:大河への道の主題歌なんですが、映画の世界を格上げするくらい

ラストに流れると泣いちゃうレベルの佳曲でした。

ぜひ、ライブで聴いてみたい。

でもなぜYouTubeですら、静止画なんだー!

 

残響賛歌
Aimer

 

この曲は外せません。

といいながら、鬼滅の刃は私はそれほど熱心に見てはいない。

映画しか知らないし。呪術廻戦のほうが世界観はすきかも。

この曲はまたLISAさんの歌とも雰囲気は違いますが、アニメの世界観にはそれぞれぴったりですね。

 

少し前の曲ですが

back number 

水平線

 

息子が歌っていまして、原曲を2022年に初めて聴きました。

back numberってあらゆるドラマや映画の主題歌を歌いまくっているのですが

最近まであまりよくわかっておらず。

非常にキャッチーなしかもカラオケでも歌いやすい曲を作っている印象です。

この曲は私もすっかり覚えて歌えるようになりましたw

 

洋楽はサマソニで直接は聴けなかったんだけど

興味をもってニューアルバムを買ってみた

リナサワヤマ

Hold The Girl

曲がかっこいい〜。ということで昨年よく聴いてました。

2023年は洋楽も久々にあれこれきいてみようかな。

 

邦楽編
0歳  スピッツ/桃
    宇多田ヒカル/Flavor Of Life
1歳  スピッツ/砂漠の花
2歳  秦基博/朝が来る前に
3歳  いきものがかり/ありがとう

     嵐/Trouble Maker

     少女時代/GEE

     東方神起/Somebody to love
4歳  斉藤和義/ずっと好きだった
        町田町蔵+北澤組/イスラエル
5歳  きゃりーぱみゅぱみゅ/つけまつける   
6歳   近藤晃央/ブラックナイトタウン

    SEKAI NO OWAR/RPG

    ゆず/イロトリドリ
7歳  ONE OK ROCK/The Beginning

    米津玄師/アイネクライネ

    秦基博/rain
8歳  星野源/SUN

    Superfly/Beautiful
9歳  BUMP OF CHICKEN/コロニー

    Aimer /蝶々結び

    RADWIMPS/前前前世

    宇多田ヒカル/真夏の通り雨
10歳 Mr.Children/ヒカリノアトリエ

    スピッツ/ロビンソン

    三浦大知 / EXCITE

    Doughnuts Hole (椎名林檎 )/おとなの掟
11歳  米津玄師/Lemon

    星野源/アイデア

    Mrs.GREEN APPLE/ WanteD! WanteD!

    フジファブリック/若者のすべて 
12歳 King  Gnu/白日
    official髭男dism/宿命
    岡崎体育/エクレア
13歳 Official髭男dism/I LOVE…
    Official髭男dism/パラボラ
    Official髭男dism/Laughter
    yoasobi/夜に駆ける
    yoasobi/群青
    yoasobi/アンコール
    優里/ドライフラワー
14歳 藤井風/帰ろう
    SixTONES/JAPONICA STYLE

     SixTONES/Imitation Rain

    SixTONES/スカラ
    Ado/ギラギラ
    LiSA/明け星
    millennium parade/U
    川崎鷹也/魔法の絨毯

15歳 RADWINPS/人間ごっこ

            Official髭男dism/subtitle

    玉置浩二/星路(みち)

    Aimer/残響賛歌

    back number/水平線

洋楽編
0歳  mika/Grace Kelly
1歳  Jason Mraz/I'm Yours
2歳  MUTEMATH/Spotlight
3歳  Oasis/Whatever
4歳  Russian Red/Everyday Everynight
5歳  Ed Sheeran/The A Team
    one direction/Live while we're young
6歳  Stereophonics/We Share the Same Sun
    Gabrielle Aplin/Salvation
        Fun./We Are Young
7歳  Clean Bandit/Rather Be
        Jose Gonzalez/Step Out
8歳  Adele/Hello
9歳  Shakira/Try Everything
     Green Day/Wake me up when September ends
10歳 The Chainsmokers & Coldplay/Something Just Like This
        Martin Garrix & Bebe Rexha/In The Name Of Love
11歳 Sufjan Stevens/Mystery of Love
    Queen/ Bohemian Rhapsody
12歳 Shawn Mendes&Camila Cabello/Senorita
    Alec Benjamin/ Let Me Down Slowly
    Billie Eilish&Khalid/lovely
    Taylor Swift/Lovers
13歳 BTS/dynamite
    Marshmello & Halsey/ Be Kind 
14歳 Lana Del Rey/Chemtrails Over the Country Club
    Ed Sheeran/Bad Habits

15歳 RINA SAWAYAMA/Hold The Girl

鈴木伸之 私的三段活用 〜自転車屋さんの高橋くん

  • 2022.12.10 Saturday
  • 22:02

JUGEMテーマ:エンターテイメント

 

いまテレ東系列で木曜深夜にやっている

自転車屋さんの高橋くん

これがいいのですよ。

 

松虫あられさんの原作はまだ読んでいないのですが

どこにでもいそうでいながらとっても魅力的な登場人物たちと

それを演じる俳優さんたちが

味があってリアルで可愛い。

 

なかでも主役の二人

パン子ちゃんの内田理央さん

遼平君の鈴木伸之さん

がとってもとっても魅力的。

 

 

なかなか自分の意志を言えず飲み込んでしまう自分に自己嫌悪に陥ったり

自分を大事にしようと勇気をだしてはっきり意見を言ったり

素直に謝ったり、涙ぐんだり。

とっても可愛いいいいいい!

 

そして、そんなパン子ちゃんを大事にする遼平君は

ストレートにパン子ちゃんに気持ちをぶつけるし

パン子ちゃんのために怒ったり、笑ったり、心配したり。

それで喧嘩しても、涙を浮かべながら謝ったり。

なんて素直でまっすぐな人なんでしょう。

とってもかっこいい男子。

こりゃ地縁がない場所で仕事辞めようが、遼平君のために残りますよ!っていうw

 

パン子のためなら岐阜から東京まで車も運転してくれちゃう。

 

あとお気に入りは、同僚役だったキミちゃん。

気怠いかつ真実を突くキャラで素敵。

 

 

さてさて。鈴木伸之さんですよ。

いい役者さんですね〜。

 

ここに遼平君を含めて3つの俳優・鈴木伸之の魅力を堪能できる役柄を勝手に推挙します。

芸歴10年以上になるようですが、勝手に2年以内限定ですw

 

遼平くんと対極な大手商社の体育会系エリート・小野忠。

ゴリゴリの男尊女卑思想、昭和風味の体育会系男子でしたが

主人公の麻里鈴を好きになっちゃうという脇の甘さと可愛らしさがよかったですね〜。

 

 

麻里鈴には申し訳ないけど、憧れの君(向井理が演じてた)より

小野忠だよ!って応援してました。

ぜひ続編もやってほしいな〜。

 

そして、東京卍リベンジャーズのキヨマサ。

いやあ、だれだか最初わかってなかった。

すごい迫力と存在感だった。

めちゃくちゃ強そうだったし。

(続編にも出てほしいけど、展開上もうでないかな…残念)

 

雰囲気にやんちゃさが漂っていてガタイがいいので

不良役、ヒール系が多い気がするけど

それも似合うし

ちょっと情けなさというか母性本能を擽られるような可愛らしさがご本人のもっている魅力じゃないかなー。

なので、ダメな役も嫌な役も、最終的に憎めないような同情しちゃうような雰囲気がにじみ出る。

そうそう、ガタイがいいのが画面からわかるっていうのもいいですね。

案外、俳優さんって実際より大きく見える人や小さく見える人といったように実際のイメージと画面のうつりにギャップがある人が多いけど、鈴木さんはぱっとみてすごく背が高くてがっしりと大きいのがわかる顔、姿をしている。

そこがすごく良い。

 

今演じている遼平君は

パン子ちゃんの友人、キミちゃんに偶然会ったときも荷物を持ってあげたり

家のほうまで送らなくて大丈夫か?ってすっとそういう会話ができるなんとも男気溢れた人物で優しいというキャラクターが本当にぴったり。

 

脚本や演出もきっと原作の世界観をうまく表現しているんだと思います。

この自転車屋さんの高橋くんも原作はまだ続いているようなのでぜひ続編もドラマにしてほしいなあ。

 

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