JUGEMテーマ:映画

 

11月5日から全国公開予定のこの作品を東京国際映画祭で一足先に観てきました。
第一次産業を応援する形の作品で、今回で第三弾だそうです。
今回の舞台は岡山県赤磐市。主題は桃。
佐々部清監督がビデオメッセージで
この映画を観て、桃が食べたい、赤磐市に行ってみたいと思えたらこの映画は成功なのかなと仰っていましたが、
そのねらいは大成功です。

とにかく、美味しそうな桃が食べたい!
数日経ってもこの「桃食べたい」という気持ちがぐるぐるしています(笑)
桃好きなんですよねぇ。
加工用に回された桃で構わないから買い取りたいw
桃料理や加工品も紹介されていたので余計に料理に使いたくて仕方がない。
寒くなってきたので、桃のリゾットにして主食で食べたーい。

 

主人公・片岡彩音(高梨臨)は女優になるという夢を、兄の病死によって半ば諦め
地元に帰り、市役所職員をしつつ兄がやっていた桃農家を継いで孤軍奮闘している。
そこへ、農林水産省の職員・木村治(斎藤工)が上司(永嶋敏行)の命でやってくる。

彩音の可愛らしさに惹かれた木村は本人の迷惑そうなそぶりを半ば無視し、農産物のことも二の次といったていでガンガンと彩音に話しかけてくる。
最初は鬱陶しそうにしていた彩音も木村のペースに巻き込まれ、木村もまた彩音や街の人々の作物に対する真摯な姿勢に自らの理想を思い出す。

 

お国言葉と地域の人々のコミュニケーションの取り方は、地元の方がエキストラで随分参加されたのかな。
朴訥なやりとりがちょこちょこ挟まれてみているこちらがよそから来た「木村」の感覚を味わえる作りです。

母方の祖母は岡山県出身なので、この映画観ていて山口弁と岡山弁のミックスを喋っていたんだなと気付きました。

静かなはにかみ屋の祖母だったけれど、
「見られ〜」という言葉を聞いた瞬間に
おばあちゃんもよく使っていた言葉だ!とすごく懐かしい気持ちに。

 

都会から来た農水省の官僚・木村が物怖じしない性格っていうだけでなく、この方言のもつ親しみや地域の人のお
っとりした風情に壁を感じずにグイグイと入っていったっていうのもあるんじゃないか。

 

主人公や登場人物達の夢は一筋縄ではいかなけれど
それぞれが「つぎ木」をしてモモのように何年もかけて別の夢や目標が育っているのに気付かされる。
作る方も食べる方も活力の貰える温かいテイスト。


映画を観て地面から1cmくらい浮いているかな?みたいな軽やかな気持ちになる作品は今思ったよりも少ないの
で、老若男女に是非観ていただきたい。

登場人物の夢の挫折と実現、新たな夢への前進と農家のがんばりや問題点これからの展望がゆったりとストーリーに練り込
まれたこのシリーズは子どもたちが観るにも優れた良い作品。


市のキャラクター「あかいわモモちゃん」も物語を大いに弾ませる役割を担っていて可愛い。
劇中では高梨臨さんが全て着ぐるみの中に入って撮影したんだとか。
動きもとっても可愛いのです。監督が高梨さんが入っているのといないのとでは全然違うと仰ったとのことですが
本当にそう。彼女が入っているからこそより可愛い。
上映当日のあかいわモモちゃん観てそう思った。可愛さの種類が違う(笑)
舞台挨拶のモモちゃんは、とぼけテイストの割合が高めでしたw

桃といえば、作品内で
モモにペインティングされているガスタンクがでてくるシーンがあるんですが
登場人物達より、このガスタンクに目がいってしまって笑ってしまった。

どうやら市のシンボルらしい。

 

最後に。
赤磐市にいってみたいな〜と思って検索したら
赤磐市でロケ地めぐりスタンプラリーをやっている。

 

ロケ地を巡ってスタンプを集めて応募すると、抽選で映画関連グッズや地域特産品などを50人にプレゼントします。
■開催期間/10月22日(土)〜平成29年2月28日(火)

だそうです。
ロケ地マップもあるそうで。
行ってみたいと思った方は是非に。

 

 

 

ここからは余談。

桃の生産量は近年全国一位の生産量が山梨、二位福島、三位長野、四位和歌山、五位山形、六位が岡山県。どの県
も果物の収穫で有名な県ですが、岡山といえば、桃太郎なので、六位は意外な気がします。鈴太郎と生産量ランキ
ングでクイズやってるんですが、私は岡山の桃は三位くらいだと思っていて全然当たらなかった。

 

伊賀市の忍者映画祭に行ったときも、地方にフォーカスをあてた映画を見ましたが
※「百年の時計」金子修介監督・香川県高松市が舞台
※「ねこにみかん」戸田彬弘監督・和歌山県有田川町が舞台
その土地に住む人にとってはどうってことのない景色や物事も見たことのない観客には
息をのむ美しさだったりすばらしさだったりすることがままある。
映画観ると、その地域に行ってみたくなりますしね。

監督自身が映画の形でほうぼうに種を蒔いていらっしゃる。
日本各地の風景や風習、産業、人々を焼き付けた作品がこれからも数多く作られることを願っている。

  • 2017.11.03 Friday
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  • 18:10
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