思わず伊藤君AtoZと言って26人の女性と伊藤君のモテ話ってまとめそうになりますが
AからEまでの五人の女性と伊藤君を巡る話です。
伊藤君はモテているときもあるけれど、モテていない伊藤君も描かれている。

 

この伊藤君を岡田将生で映画化するようですが、とりあえずビジュアルイメージですでにはまり役。
私の頭の中で喋る伊藤君がもう岡田君で動いているので作品の出来によって、ものすごいはまり役を彼は手に入れることになるんじゃないかという気がしている。

嫌なヤツを演じてチャーミングにみえそうなので。

 

が、本の中の伊藤君はチャーミングとは言い難い。
でてくるAからEの女性でも私の中で、この女性とは友達になりたいと思えたのがAの女性だけだったので
本の中のキャラクターのまま映像化すると、映像になっている分キャラがギスギスとして
誰にも共感も同情もできないという嫌悪感だけがムクムクと湧き上がるものになりそうな気もする。

 

ダブル主演が木村文乃ということだけど、私は最初このAの女性が木村さんだと思ってました。
Eの女性なのねぇ。Eはですね、私の中では安藤サクラでした。
でもこれだと、「ゆとりですがなにか」になっちゃうか。

なので、なんらかのキャラ設定を変えているんだろうなと思っているんだけど
小説のエピソードを先にドラマ化してやっているらしいので確認してみよう・・・。

 

映像化に絡めた話を延々してしまったけど
柚木麻子さんの作品はどれも登場人物たちの動きが滑らかだ。

現実にじたばたもがきながら、表面上はひょうひょうとどこかで暮らしている人たちがたくさん出てくる。
むしろ、本屋さんのダイアナの設定や登場人物たちが異色だったのかなと思えるほど
都会に住む虚栄心と現実との折り合いに苦労している人物を描かせると巧いなあと唸ってしまう。

 

さて、伊藤君ですが。
こういう人物、文学系の学部を卒業した男子に一定数いるというかいた。
映画とかファッションやアートやインテリアに詳しくてうるさくて趣味のいい男。
口をついてくるのは批評という名の批判が8割で、自分の趣味の良さを自覚し
流行りものに飛びつく人たちを見下している。
批判の舌鋒は鋭いけれど、自分を否定されることは絶対に認められない。

 

おまけに伊藤君はビジュアルがいい。
ちょっと女性っぽいきれいさをもった男子で、マッキントッシュのコートを端正に着こなすことのできる容姿と実家の財力に恵まれている。

が、定職には就いていない。
物書きになりたいという漠然とした夢はあるが、だから何かを懸命に書いているわけではなく
しょっちゅうセミナーやら人脈やらを自慢することで自分を保っている。
伊藤君を大好きな女子たちにもその辺は見破られているけれど、嫌われたくないばかりに指摘できない。

 

読みたびに「うわぁ・・・」と言いたくなるセリフや行動のオンパレード。

私は岡田将生のようなビジュアル男子がいたらきゃあきゃあいうタイプだが
その中身が上記のような男子は最も苦手。


性格が伊藤君よりも多少良い人でも
「映画とかファッションやアートやインテリアに詳しくてうるさくて趣味のいい男」

というのがあまり好きではない。
友達や知り合いとしてなら全然構わないが、恋愛対象や身内では極力避けたい。

趣味がいいかはおいといて、

自分の好みにうるさい男の面倒くささを身内でイヤというほど知っていてげんなりしたところに
大学で知り合いになった男子にこだわりの強い男子が多くて辟易したから。

 

そもそも趣味のいい繊細男子は私のような外見からキツめで本やら映画やらが半端に好きな女子は好きではないので必要以上には寄ってこない。
代わりに私の友人に異様に食いついてきていたので、私は邪魔者としてどちらかというと敵対していたことのほうが多かったかもしれない(笑)

 

その時の気持ちを引っ張り出されるようで嫌な本でした。(誉め言葉です。)

 

ちなみに、そういう男性を避けて友達曰く

「いまどきのこどものツグムくんみたい」と評された家人と結婚し肩の荷を下ろしていたら
(注:ツグムくん=無口でおとなしいが、熱いメタル魂を秘めている男子。)

生まれた息子がちょっと感受性が強くて妙にこだわりの強いタイプ
ゲゲっと思いながらも、自分が面白いと思う映画や本や美術展などに連れまわしており
伊藤君のように育ったらどうしようとちょっと怯えている。

(しかも、顔は地蔵フェイスw)

あ、でもファッションにはいまのところ1ミリも興味なさそうなので
(色へのこだわりと、いかに楽に脱ぎ着できるかしか考えていない)
それはそれで微妙な気もするんだけど。

 

ほどほどという言葉が好きな今日この頃。


 

  • 2019.06.10 Monday
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