JUGEMテーマ:映画

 

書き溜めたはいいが、リニューアルした映画サイトをいつまでも作りこむことができないのでこちらにも投稿します。

 

 

娘を何者かに殺された母親が主人公。
アメリカ南部、ミズーリ州の田舎町。
誰もが知り合いで有色人種や同性愛者への差別を隠そうともしない人がちらほらいたりといった閉塞感満載な町。
進展しない捜査に業を煮やした主人公ミルドレットは寂れた町のこれまた寂れた道路に半ば放置されていた3枚の看板に広告を出すことを思いつく。

3枚の広告にはウェルビー署警察署長宛に「娘の犯人逮捕はまだか?」といった皮肉を込めた非難の言葉を。
署長を敬愛する警察官ディクソンが発見し、騒ぎとなるが一歩も引かないミルドレット。
一方でディクソンは暴力的な警察官でウェルビー署長を尊敬しつつもたしなめられようが差別意識丸出しで一向に粗暴な面を改めようとしない。
ミルドレットが自分の言うことを聞かないとわかると、彼女にかかわる周囲の人間に暴力を振るう。
そして、それを聞いたミルドレットがまた憤る・・・
とどんどんヒートアップしていき、たかまる緊張感と不穏な空気。

生まれてから死ぬまで同じ土地で代々暮らしている人たちの濃密な人間関係と気怠さと閉塞感が迫る。


この空気に耐えられるタイプと耐えられないタイプがいて、私は後者なのでひたすらこんな街はイヤだ
戦うよりも逃げて全然別の人生を送りたいと思いながら観ていた。


だから、ミルドレットが悩みながらも一歩も引かずにその土地で憤りの声を上げる姿に心底スゴイと思うのだが
絶対に自分は出来ないという諦観も強く感じて言い難いモヤモヤやらなにやらいろんな感情が揺り起こされた。
映画ってすごいなー素晴らしいなと思うのはこんな時。

 

で、そんな風に感嘆していると物語はドカーンとでっかい起承転結の転を迎え
えええええええー!って思っているうちにエンディングがやってくる。


その終盤でのミルドレットとディクソンのやり取りも私は自分なら絶対にこんなこと言わないし、言えない。
すげーな、何物も恐れず立ち向かっていく人たちって。

そしてそして、この作品にはワタクシが「魔界系俳優」と名付けてご贔屓にしている

ケイレブ・ランドリー・ジョーンズが広告代理店のレッド役として出ているんだけれども!


魔法かかっちゃってて、中盤まで気づいてなかったw
このレッドがですね、ディクソンにオレンジジュースを置くシーンがあるんですけれども
そのシーンの表情が素晴らしくて鳥肌が立ちました。
こんな顔しちゃうのか!
私の心の中の渦巻きがどーんと溢れたシーンでもありました。
これは映像でないとわからない。

スゴイシーンだったと今思い返しても思う。
 

  • 2018.11.15 Thursday
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  • 13:08
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