JUGEMテーマ:映画

 


とにかく宣伝の「泣ける映画」というフレーズが大嫌いでこのフレーズが予告で出てきた作品は基本観ない。
というか劇場で泣きたくないのです。
人前で泣きたくない。
というわけで公開当時盛大にスルーしてました。
原作もいまだに読んでおりません。

が、佐藤健作品にいろいろと手を伸ばしている現在、観ました。

そして、スクリーンで観なかったことを後悔した。

 

 


主人公は泣く。ボロ泣きする。
けれども、もう一人が嘲笑している。

この作品では佐藤健さんは「僕」という主人公と「悪魔」という二役に扮している。
泣きをぶった切る存在というのは泣きたくない人間には非常にいいスパイスになりますね。
まあ、後半にちょっと裏切られるんですが(笑)

 

僕は母を亡くし父とも疎遠になり、彼女とは別れ、数少ない友人がいて、猫一匹と暮らす映画が好きな孤独な青年。
おまけに脳腫瘍を患ってしまう。


悪魔は囁く。
この世から一つ何かを消すと、1日寿命を延ばしてやろうと。


そうして、1日にひとつずつ何かが消えていく。

 

最初に自分の心にかなり響いたのが映画がモチーフの重要な部分を占めていたから。
アンダーグラウンドだの太陽を盗んだ男だのブエノスアイレスだの。
自分の学生時代観てガツンと来たものがいくつも出てきて「うわあ!」ってなった。

 

さらに一人息子と母親のエピソードがもう。

一人息子を持つ私をどこまで愚弄すれば気が済むのかと川村元気氏に問いたい。

 

あんな風に泣かれて、でも我に返ったようにアクマに「君は僕なんだよね」っていきなり言い放って。

反則です!

こんなにエモい展開なんて!!わー恥ずかしい!と地団駄踏んでもダメっす。ダメっすよ。

 

以前学校から息子宛に手紙を書いてくださいというお題がでて、息子のいいところを10個書いて渡した。
その時にああでもないこうでもないと考えながら手紙を書く自分とかブワーっとリンクしてしまい。


佐藤健という役者は、物語世界へのいざない方がうまいのです。
なぜうまいのかというと、常に物語世界に合わせた主観と客観の二つを役柄を通して観客にみせる技術をもっている。

そして、陰影の濃さが心に引っ掛かってくるのです。
スクリーンに佇んでいるだけだと思っていると

客観と主観がいつのまにか混ざり合う場面に立ち会っていて、こちらの感情を大きく揺さぶってくる。

観客を映画の世界に同化させてしまう。
この俳優の表現は途轍もない。
この映画で再認識。

 

ああ、でもこの予告編の宣伝手法…ほんともったいない。

(この件に関しては略)

  • 2020.07.16 Thursday
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  • 23:11
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