私が漫画好きになるもう一つのきっかけは「ガラスの仮面」でした。
そうです、あの少女漫画界の大河ドラマ。昭和52年(1977年)連載開始、単行本も40巻を超えたというのに未だに完結していない作品。近年連載も作者が宗教にはまってる?とかで止まったり、最近の巻に至っては加筆修正を繰り返して、単行本では連載とは別の話になっちゃってるとかいろいろ言われてますが、紅天女はマヤと亜弓どちらがやることになるのか、はっきり決着をつけてくれ〜。
この作品を私に教えてくれたのがMちゃんでした。Mちゃんは一家で漫画好きだったようで、家に行くとお父さん所蔵の手塚治とかがあり、ドラえもんやエスパー魔美、ブラックジャック、火の鳥等を読ませてもらった記憶が。そのMちゃんに
「面白い漫画は?」
と聞くと、ちょっと考えたあと本屋で
「これ、面白いよ」
と薦めてくれたのがガラスの仮面だった。
当時10歳のお小遣いだと月に買えるのは一冊かせいぜい二冊。迷った末に買った1巻で見事にのめり込み、そのうち古本屋で探し出すようになり中学生の時に新刊発売と追いつきました。それでも当時28巻くらいだったか。
この本はうちによく父の仕事の関係できていたおじさん(当時40代と思われる)がいて
「ガラスの仮面の○巻から○巻まで貸してくれない?」
といっては数巻持っていき、読んでました。ゴルゴ13と交互に。。。
オヤジをも魅了される「ガラかめ」の魅力。
演劇界の話なので、毎回舞台稽古かオーディションか舞台の場面。ここで読んでる人間も観客にさせてしまうところです。
思いもつかないような、でも「あ!そんな手があったか」とか「ええ、スゴイ!」とつい思っちゃうような劇的な展開を1巻中3回くらい引き起こすのです。
主人公マヤの人生(13歳〜20代半ば?くらい)を端的に語るだけでもエライ人生です。
13歳にて家出
↓
所属劇団が大手から圧力・妨害を受ける中演劇大会で賞をもらう
↓
大手芸能事務所に所属劇団が潰されその事務所に。業界で様々ないじめにあう中逆手に取る演技で成功
↓
TV・映画で人気者になるも母親が娘の映画を見ながら映画館で病死
↓
そのショックで芝居ができなくなりスキャンダルも仕組まれ芸能界追放
↓
ライバル姫川亜弓等に助けられ再び演技を志す
↓
姫川亜弓の相手役をオーディションで手に入れ舞台で火花を散らす
↓
さらに大きな役を手に入れ演劇界で最高の賞を手に入れる
↓
亜弓とともに演劇界幻の名作「紅天女」の稽古
ざっとこんな流れの10年を送り、合い間に同級生の男の子がマヤを延々思い続けていたり、大手芸能事務所社長が身分を隠して「紫のバラの人」という足長おじさんとなって、マヤをサポートしてます。
この社長・速見真澄氏は、マヤが好きだったりするんである。実はマヤと真澄さんは相思相愛だったりするんだが、いろーんな事情により当人同士は相手が自分を好きだなんてツユほども思っちゃいないのです。
真澄氏の苦悩たるや滑稽です。昭和52年当時はどうだったのか知りませんが、
ことあるごとに
「この俺が10も年下の少女を・・・!」とか
「芸能事務所の社長が商品に惚れるなど・・・!」とか
影や稲妻入りまくりの状態で悩む、悩む。40巻作中の時間にしても10年もやってるんですから、感心します。
そしてもう一人。マヤの師匠「往年の大女優」月影千草。
「紅天女」を演じた女優であり、その舞台中のライト落下事故により顔面の半分を焼き、女優生命を失う。「紅天女」自体が幻となってしまったゆえん。
この元大女優が、魔女というか鬼みたいというか。マヤたちに次々と演劇的な課題をつきつけてしごく、しごく。顔も恐いし笑い方も恐い。
で、そのむずかしーいらしい紅天女を、マヤか亜弓のどちらかに継がせようという一子相伝の役柄を得るための女達の演劇バトルなんである。
力説しすぎて疲れました・・・。読み始めると止まらなくなる上に結末が読めるかどうかこの先もよくわからないというなんともやっかいな作品。
では漫画話は4に続くということで「ガラスの仮面」についてはここまで。
そうです、あの少女漫画界の大河ドラマ。昭和52年(1977年)連載開始、単行本も40巻を超えたというのに未だに完結していない作品。近年連載も作者が宗教にはまってる?とかで止まったり、最近の巻に至っては加筆修正を繰り返して、単行本では連載とは別の話になっちゃってるとかいろいろ言われてますが、紅天女はマヤと亜弓どちらがやることになるのか、はっきり決着をつけてくれ〜。
この作品を私に教えてくれたのがMちゃんでした。Mちゃんは一家で漫画好きだったようで、家に行くとお父さん所蔵の手塚治とかがあり、ドラえもんやエスパー魔美、ブラックジャック、火の鳥等を読ませてもらった記憶が。そのMちゃんに
「面白い漫画は?」
と聞くと、ちょっと考えたあと本屋で
「これ、面白いよ」
と薦めてくれたのがガラスの仮面だった。
当時10歳のお小遣いだと月に買えるのは一冊かせいぜい二冊。迷った末に買った1巻で見事にのめり込み、そのうち古本屋で探し出すようになり中学生の時に新刊発売と追いつきました。それでも当時28巻くらいだったか。
この本はうちによく父の仕事の関係できていたおじさん(当時40代と思われる)がいて
「ガラスの仮面の○巻から○巻まで貸してくれない?」
といっては数巻持っていき、読んでました。ゴルゴ13と交互に。。。
オヤジをも魅了される「ガラかめ」の魅力。
演劇界の話なので、毎回舞台稽古かオーディションか舞台の場面。ここで読んでる人間も観客にさせてしまうところです。
思いもつかないような、でも「あ!そんな手があったか」とか「ええ、スゴイ!」とつい思っちゃうような劇的な展開を1巻中3回くらい引き起こすのです。
主人公マヤの人生(13歳〜20代半ば?くらい)を端的に語るだけでもエライ人生です。
13歳にて家出
↓
所属劇団が大手から圧力・妨害を受ける中演劇大会で賞をもらう
↓
大手芸能事務所に所属劇団が潰されその事務所に。業界で様々ないじめにあう中逆手に取る演技で成功
↓
TV・映画で人気者になるも母親が娘の映画を見ながら映画館で病死
↓
そのショックで芝居ができなくなりスキャンダルも仕組まれ芸能界追放
↓
ライバル姫川亜弓等に助けられ再び演技を志す
↓
姫川亜弓の相手役をオーディションで手に入れ舞台で火花を散らす
↓
さらに大きな役を手に入れ演劇界で最高の賞を手に入れる
↓
亜弓とともに演劇界幻の名作「紅天女」の稽古
ざっとこんな流れの10年を送り、合い間に同級生の男の子がマヤを延々思い続けていたり、大手芸能事務所社長が身分を隠して「紫のバラの人」という足長おじさんとなって、マヤをサポートしてます。
この社長・速見真澄氏は、マヤが好きだったりするんである。実はマヤと真澄さんは相思相愛だったりするんだが、いろーんな事情により当人同士は相手が自分を好きだなんてツユほども思っちゃいないのです。
真澄氏の苦悩たるや滑稽です。昭和52年当時はどうだったのか知りませんが、
ことあるごとに
「この俺が10も年下の少女を・・・!」とか
「芸能事務所の社長が商品に惚れるなど・・・!」とか
影や稲妻入りまくりの状態で悩む、悩む。40巻作中の時間にしても10年もやってるんですから、感心します。
そしてもう一人。マヤの師匠「往年の大女優」月影千草。
「紅天女」を演じた女優であり、その舞台中のライト落下事故により顔面の半分を焼き、女優生命を失う。「紅天女」自体が幻となってしまったゆえん。
この元大女優が、魔女というか鬼みたいというか。マヤたちに次々と演劇的な課題をつきつけてしごく、しごく。顔も恐いし笑い方も恐い。
で、そのむずかしーいらしい紅天女を、マヤか亜弓のどちらかに継がせようという一子相伝の役柄を得るための女達の演劇バトルなんである。
力説しすぎて疲れました・・・。読み始めると止まらなくなる上に結末が読めるかどうかこの先もよくわからないというなんともやっかいな作品。
では漫画話は4に続くということで「ガラスの仮面」についてはここまで。
- 2004.09.09 Thursday
- 漫画?まだ読んでるさ
- 13:24
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- by 鈴之助
引続き、漫画ネタを楽しみにしてます。