ベッカムに恋してと同じ匂いがする!と観に行ったら同じ監督の映画でした(笑)
明るくて頭もいいけど少し残念な顔の女の子、ジョージアが一目惚れしたイケメン転校生ロビーをゲットしようと時に見当違いの努力や作戦を実行しながら成長するストーリー。
親なんてウザイと突っぱねていたのに、その家族がバラバラになるかも!と気付き素直に両親に心を開くくだりが可愛いファミリーものにもなっている。
現実には男受けより内輪ウケのジョージアより美人のビッチガールに男子は引き寄せられたまま十代はおわりがちですが(笑)
少女漫画と一緒で、夢をみたいわけよ。
かっこよくて、才能もあって、話したら気が合ったとか中身をみて好きになってくれるよーな老成した同年代がいると幻想を抱きたいわけさ。
自分がみかけから入ってるのも棚にあげ、自意識が目一杯の思春期はじめは男女ともに妄想の世界に生きているんだな(笑)
その世界をすでに卒業している男女はそりゃー余裕あってモテるわよねえ。
女性にとって一番楽しいと感じる恋愛の過程を描いているので、女子力アップにオススメな映画です。私としては既に気持ちは母親でしたけれども。
でもね、私は14の時でもあのアプローチは無理だな〜。自分をあんなに捨てられない(笑)
作戦を立てて近づく割には大好き光線がバシバシに出っ放し。ありゃ誰でも気づくでしょう。観ているこちらは気恥ずかしさとともにジョージアの憎めない可愛さをいやという程見せられるわけ。ロビー若干にぶそうでしたがね。個人的にはカッコイイのに鈍感で誠実なんて反則だと思う。←好み(笑)
ジョージアの素直さは年齢じゃなくて性格ですね。
素直さが最後の勝利を呼ぶっつーか。
美形の尺度も人によって様々なんで、一概に美人が得とは思わないけど、惚れっぽくてかつ素直にどーんとぶつかっていく人は狙った人を獲得してるような気がします。
映画の出来は、人種問題や男女差別も絡めたベッカムに恋しての方が複雑な味わいで上と思うけど、こちらもそれなりに楽しい。主人公の毒舌ぶりをもう少し効かせてくれると毛色の変わった映画になったと思うんだけど、そこは監督が多くの年代に受け入れられるように丸く収めちゃったかな。
イギリス映画っぽいなあと感じさせるサントラが秀逸。
UKロック好きには心躍る曲がかなりあり、思わずサントラ買っちゃった。
あの口笛ソング(北欧だけど)があったり、ちょろちょろ知ってる曲があり、おーっと一人盛り上がってました。
ジョージアの日記-ゆーうつでキラキラな毎日-オリジナル・サウンドトラック
サントラ,ザ・マッカビーズ,オー・アトムズ!,ザ・スティフ・ディランズ,ザ・ピジョン・ディテクティヴズ,ザ・コーラル,ザ・ピペッツ,ザ・ティン・ティンズ,スカウティング・フォー・ガールズ,ザ・ランブル・ストリップス,レンカ
ロビー役のアーロンジョンソンは買い。デイブ役もジョシュハートネットみたいでよかった。
この監督さんは前作でも思いましたが、俳優さんの審美眼が私好みで目の保養。
前回のキーラナイトレイのように女優さんもジェス役の子は出てくるんじゃないかなあ。
モデルのジェマみたいで妖精系の離れがちな目の綺麗な子だった。
あとヒューグラント気取りの男子学生が軽く気持ち悪くヒュー様をおちょくっていてモーリス世代(爆)のツボをつかれました。