鈴太郎へ捧ぐ音楽2014年

  • 2014.12.22 Monday
  • 00:07
細々と彼が生まれた時からやっている企画の季節になりました。
では、さっそく邦楽から。
なんといっても、今年うちではONE OK ROCK
ライブにも行ったし、車では始終彼らのデビューから最新アルバムまでを延々かけてました。
初期の作品も好きなんだけど、やはり中でもこの3曲を。
3曲とも今年はここで動画を紹介したはず。

The Beginning
Mighty Long Fall
Be the Light

中でも彼らのステージングのかっこよさもかいまみえるこちらを。
るろうに剣心1作目の主題歌でもあるThe Beginning


もう一人は、米津玄師。
YANKEEというアルバムを視聴したらよかったので購入。
中でもこちら
アイネクライネ


そして、安定の秦基博。
ひまわりの約束も良い歌でしたが、今回はあえて大江千里のカヴァー
rainを。
新海誠監督の言の葉の庭の主題歌。


大江千里節なんだけど、秦さんが歌うと秦さんの歌みたい。

洋楽
クリーンバンデット。イギリスのバンド。
このPVは東京で撮られている。
山手線なんかでゲリラ撮影したんだそうで、なかなかに面白い仕上がり。

Clean Bandit Rather Be


ホセ・ゴンザレス
アルゼンチンの方らしいですが、ご本人はスウェーデン生まれ
映画、LIFE!に何曲か提供されています。

Jose Gonzalez Step Out



邦楽編
0歳 スピッツ/桃
       宇多田ヒカル/Flavor Of Life
1歳 スピッツ/砂漠の花
2歳 秦基博/朝が来る前に
3歳 いきものがかり/ありがとう
       嵐/Trouble Maker
       少女時代/GEE
       東方神起/Somebody to love
4歳 斉藤和義/ずっと好きだった
       町田町蔵+北澤組/イスラエル
5歳 きゃりーぱみゅぱみゅ/つけまつける   
6歳 近藤晃央/ブラックナイトタウン
       SEKAI NO OWAR/RPG
       ゆず/イロトリドリ
7歳 ONE OK ROCK/The Beginning
       米津玄師/アイネクライネ
       秦基博/rain

洋楽編
0歳 mika/Grace Kelly
1歳 Jason Mraz/I'm Yours
2歳 MUTEMATH/Spotlight
3歳 Oasis/Whatever
4歳 Russian Red/Everyday Everynight
5歳 Ed Sheeran/The A Team
       one direction/Live while we're young
6歳 Stereophonics/We Share the Same Sun
   Gabrielle Aplin/Salvation
       Fun./We Are Young
7歳 Clean Bandit/Rather Be
       Jose Gonzalez/Step Out

欲動 記憶の中のバリ

  • 2014.12.17 Wednesday
  • 17:15
釜山映画祭にて杉野希妃監督が受賞した影響か
たくみん人気が爆発してくれたおかげか
新宿武蔵野館ではレイトショーだけの予定が、昼間の上映も増えたおかげで観ることができました。

欲動
三津谷葉子さんと斎藤工さんのW主演で夫婦の情愛と、生死に揺れる中で突き動かされる衝動を描いた作品。

このお二人がとっても生々しく、力強い美しさがあってバリの景色に栄えました。
監督自身が何かでバリで映画を撮ることで、自身の表現の殻を一つ破ることが出来るような気がしたというのを読みましたが
ヒロインはまさにそれを体現する役柄。

今までこう生きてきた。
頭で考えていることをとっぱらって赴くままに行動したら何かが変わるだろうか?


その原動力が生死であり、性なんだけど
性、つまりセックスで自分を解き放って今までの自分の殻を破るって実は美化されたりしてないんですかね?
私がいい年してお子様なのかもしれないが(笑)
身も蓋もないけど、子孫を残すっていうことであって、そんなに特別なものなのかという気持ちもあり。
出産も描かれていたけど、比重が軽かったせいかな。
まだ監督自身がそんなにかわるきっかけがあるなら自分がそういうものを体感してみたい(性に限らず)というのを映画からひしひしと感じたんだけど、監督自身もどこかでそんなことあるのかな?って疑っているような。
そういう、脱皮したいけど、もうちょっとかなみたいなホップステップでジャンプ前みたいな印象を映画からは受けた。

ユリの状況もそこで映画が終わったように感じる。
まだ、この続きを描こうと思えばいくらでも描ける。
けれども、監督もユリ自身もまだここまでしか答えが出ていないといった風に私はラストを受け取りました。
監督自身が結婚、出産やらなにやらを経験してから続編が観たいかも。
そういうドキュメンタリータッチの進行形の匂いのする映画。

二人の佇まいが繊細でいながらもとても自然でリアルな感触を感じられる映画でした。
息遣いや溜息まですぐ隣で聞こえてきそうな。
映画のあと、二人はどうなったんだろう?
できれば、その後がみてみたい。


********************************************************
ここからは映画関係ないバリ話w
1990年代と2000年代に2度行っていて、特に最初に行ったときは色々偶然が重なって
現地の人や現地人と結婚している日本人女性にあちこち連れて行ってもらった。
おまけにもともと東南アジア系の顔なので、初回のバリではマレーシア人やバリ人、インドネシア人に間違えられまくった。
スーパーに入れば、店員に現地語でたたみかけられ。
ビーチボーイも物売りも私をガン無視w
帰国時にはイミグレで質問攻め。
一緒にいた友人が
「彼女のどこがバリ人に似ているのか?」
と聞いたら、入管の人は
「鼻筋がバリやインドネシア人だ」
という。
いやー、すくなくとも祖父母までは全員日本人のはずなんだけど(笑)

その時バリ旅行では、ウルワツ寺院に連れて行って貰った。
猿がいっぱいいる寺院で太陽が綺麗にみえるんだよ〜って言われた。
映画では、このウルワツ寺院で行われているケチャのシーンが印象的なモチーフとして再三登場する。

で、三津谷さん演じるユリみたいに、夜はナイトクラブに連れて行って貰い、昼はバリコーヒーを飲みましたよ!
(ナイトクラブは確かガドガドっていう料理名と同じ名前のところやピーナッツっていう日本人もわんさといったディスコに連れて行って貰ったなあ。2000年代でピーナッツの近く通った時はテロ後だったせいか、ものすごく雰囲気がすさんでてびっくりした)
私が色々連れて行って貰っていた現地人もワヤンやマデという名前。
長男がワヤンで次男だか三男がマデって名前がほぼ決まっているのでそこらじゅうワヤンさんだらけだったりするんだな(笑)
ワヤンはホテル従業員でマデは日本人の奥さんがいたので、2人とも日本語ペラペラだった。
欲動でのワヤンは英語だったけど、ビーチボーイも今は日本語そんなに話さないのか?
1990年代はそれこそ、ビーチボーイと呼ばれるナンパにいちゃん(たんなる無職のお兄さん達)はそりゃあ日本語を流ちょうにあやつっておったが。
インドネシアはイスラム教が主体だけど、バリはヒンドゥー教。
階級社会で、名前でほぼ階級がわかるようになっている。
日本人女性が結婚していた現地の方は、貴族階級だったみたいで、全然違う名前だった。
ウルワツ寺院に連れて行ってくれたのはこの貴族階級の夫婦。
この方々には、ウブドゥのアーティスト村や銀細工の工房にも連れて行って貰って壮大なライステラスもみた。
映画でこの記憶がよみがえるような、ライスフィールドも観ることができた。

今はスパで有名なウブドゥも20年ちょっと前はクタ・レギャンからの道はあぜ道で
ツーリスト女性がふらりと訪れることができるような所じゃなかった。
こじんまりとしたまさに村だった。

撮影の海岸がサヌールとかちょっとプライベートビーチっぽい雰囲気の場所なせいか、1990年代のクタレギャンやウブドゥを思い出させる景色満載。

悪童日記 反戦の瞳

  • 2014.12.17 Wednesday
  • 16:56
アゴタ・クリストフの同名小説の映画化。
作者の出身地ハンガリーで撮影されている。
主役の双子も、ハンガリー中を探して監督が見つけ出した男の子達。
この双子も貧しい農村の出身で家庭が複雑だそうで、半分ドキュメンタリーのような寂寥感のある哀しい瞳をしているので、物語にもの凄いリアリティをもたらしている。

第二次世界大戦とおぼしき戦争が始まり、母親が自分の実家に息子2人を預けにいく。
母親と祖母の折り合いは悪く、祖母は孫達にも辛く当たる。
働かざる者食うべからずといって労働を担わないと食事を与えない。
周囲の大人も冷ややか。2人はお互い文字通り身を寄せ合って苦痛に耐え、生き延びると誓う。
母親に会いたい一心で言いつけを守り、聖書を読み、勉強をして日記を書く。
それが、戦争という歪んだ日常によって炙り出された人の善悪の側面をかいま見ることで
主人公の双子の善悪の価値基準もゆがめられていく。

母方の祖母は母からの手紙を隠し、寒いだろうと防寒着を送ってきても隠す。
敵軍の将校は美しい2人の危機には救いの手を差し伸べる
牧師はあらぬ事を影で行っていて隣の少女はそれをもとにお金を貰えると双子に言う
恵んでくれた優しい教会の女はユダヤ人を激しくののしり
そのユダヤ人は双子に同情して靴をタダでくれる。

誰もがある側面では良い人であり、悪い人である。
世間的な善悪など無意味であると悟った彼らは、自身で基準を作り上げて行動する。
2人は自身の目からみての悪人は罰し、生き残るためには切り捨てることを覚えてしまう。

これが、戦争という多くの矛盾をはらんだ行為の結果なのだと映画で淡々とみせられる。
とても静かな、けれども非常に雄弁な映像。

今の時代だからこそ、異様な輝きを増す映画。
私はあのような瞳の子どもを現実社会で見たくはない。
 

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