プラハ 魔法の都と不思議でカワイイものと

  • 2015.09.30 Wednesday
  • 23:45


世界中から観光客が押し寄せるのがわかる非常にフォトジェニックな街。

プラハ城のほうには行けなかったんですが、それでもすごーく素敵でした。



チェコ土産ではこのあたりが押さえどころでした。

チェコ雑貨がほしい!おすすめグッズ8選



鈴太郎は手作りのばかでかいマリオネットを欲しがり(しかも骸骨や海賊、魔女))

ちょっと私も欲しかったけど、日本円で3万も4万もする1m弱の魔女マリオネットを持って帰ってどうするよ?!と冷静になり

違うお土産にしてと言いました。

その後もしつこくマリオネットが欲しいといい、結局土産物屋にあった子供用のおもちゃ風人形を買いました。

が、やっぱりオリジナルの手作りマリオネットが欲しかったらしく、最後空港でもずーっとマリオネットの前にいました(笑)

帰ってきてからの日記にも「マリオネットがほしかったです」と書かれる始末。



たまたま入った店はここ。

Czech Marionettes



アウトレットってgoogleさんには書いてある。

空港でみたものの確かに半値位で売ってた。

こういうガチな魔女を欲しがってたw





思えば、彼はタロットカードももの凄く好きなんですよね。

ちょっとおどろおどろしい雰囲気とか物が好きで、行事ではハロウィンにもの凄く食い付く。

映画もわりともの悲しいテイストのものや、ダークファンタジー系のものをじっくり観るし。

チェコはプラハが錬金術だの占星術だので有名なこともあって波長があったのかも。



その象徴としても有名なプラハの天文時計

Prague Orloj, チェコ語 Pražský orloj)





いきなりここで占いの紫微斗数を持ち出しますが、上記のエピソードは鈴太郎はさすが太陰星の子どもだなーと感心。

太陰って月・ダイアナのことです。

満月の真夜中に生まれているというのもあるのか、神秘的なものが好きだし惹かれるんだろうなーと。

この天文時計についても、そう熱心に観ていた記憶はないのに帰国後

骸骨が動いてる時計の動画見せてと何度か強請られ観てました。



そうそう、チェコにはとあるゲーム会社がありまして。

ゲーム好きな彼はやはり食い付きました(笑)



10年くらい前にその無料版の紹介をここでしたのですが、今もその会社はにあるようなので

今回、再リンクしておきます。

amanita-design



ここのアニメーションゲームがすっごくかわいい。

それぞれのリンクをクリックすると、写真にあるような動画がでてくるゲームができます。

この二つは無料版です。

それぞれ2003年、2005年にリリースされています。



Samorost1





Samorost2





写実とデフォルメが相まった繊細なタッチがステキ!

というわけで、次回はプラハでは、私が最も行きたかったアニメの博物館であり

このゲームのアニメにも通じる繊細さと可愛さと独創性が魅力の

カレルゼマン博物館

Muzeum Karla Zemana

について書きます。

むしむしふぁんたじあ

  • 2015.09.27 Sunday
  • 22:20
今年も去年に引き続き、蝉の幼虫が道を歩いていたので連れ帰り

カーテンに留まらせて羽化を観察しました。



日暮れ近くに土を出た幼虫はそのまま夜にかけて羽化し、翌朝には飛び立つ。

アブラゼミは、出てきたときにはしろっぽく、徐々に黄緑から薄い茶色、そして最終的にはあの見慣れた焦げ茶色になる。


羽化自体は1時間くらいで終わり、羽根を拡げて色が完全に変わり、硬くなるまでさらに数時間かかる。



こちらは卵をもったミンミンゼミ


虫ほど人によってマニアと苦手が交差するいきものもいないかもしれない。

男性も大人になると身近ではないから苦手っていう人が結構居る。



かくいう私は鈴太郎が虫好きなのもあるけど

子どもの頃からわりと平気。今もだいたいの虫は手づかみできるし、観察するのがかーなーり好き。

色合いや模様も観ているとアールヌーボーやアールデコを思い出してうっとりしたりする。



子どもの頃にもうちょっと頭が回って、絵の訓練できていたら生物画家とかになりたかったなぁ。



人口が増えすぎた現状では将来昆虫は重要な食料になりうると聞いて

昆虫を食べるのも、まあモノによるけどやぶさかではないと思っている。

けど、そういう人は少数派らしいと気付いたのは最近。



虫は虫でも毛虫や芋虫、ナメクジ、ムカデといった足がないもしくは足がいっぱいの節足動物系は苦手。

苦手ではあるけど、観察は嫌いではないので植物につく虫などはすぐ発見できる。

毛虫、芋虫などは、葉を食べるだけでなくかなり糞を落とすのでその痕跡で周囲を観察するとすぐみつかる。

これはナミアゲハの幼虫


バッタが葉っぱを食べていた。



食料としても芋虫あたりは栄養価満点そうだけど、ダメだなあ。

姿がわからなければ食べると思うが

まず、あの状態を調理するのがなあ。

その辺も現実的になったらすでに下処理済みのものたちがでてきてくれると思うけど。



話が逸れまくった。

虫の写真を出しながら、食べる食べないという話をするのもなんだかな(笑)



最後に、虫がいるには理由があるという話で締めくくる。

以前から家の中に小さな蜘蛛がよくでるんだが、これも家の中にエサがあるからだということに今更ながら思い至りました。

ヤモリもそう。

彼らはうちにいる蟻やら蚊やらゴキブリやらを捕食している(多分)。

ようは益虫なんですよね〜。

庭にテントウムシがいっぱいいるのも、アブラムシやアリマキが植物についているから。

カマキリが現れるのも虫を求めて。


いろんな野鳥がわあわあいるのも、いろんな蝶や蛾やら昆虫が卵を産んで芋虫やら毛虫やらがいるから。

というわけで、鳥なぞはかなり楽しませて貰っている。

ヤモリもカワイイので、どんどん育って害虫を食べていただきたいw



家の中や庭に食物連鎖を感じる。

めんどくさい男、そして私

  • 2015.09.21 Monday
  • 21:12
個人的に、家人の素晴らしい美点の一つだと思っているところは、食べ物に細かいことをいわないところである。
おかずとして認めていないからテンションがあがらないといわれている
ホワイトシチューとおでんで無い限りは、だいたいよく食べる。

実家の父は、薄い、濃いに始まり、出汁の種類にまでいろいろと細分化された嗜好があって、母はたいそう苦労していた。
で、私はというと小さい頃はいろいろなものの匂いや味の許容範囲が狭くてものすごく偏食だった。
母がせっかく手作りのプリンを作ってくれても、そもそもプリンが食べられない。
そんなことばかりで作り甲斐のない子供だった。
今では嘘だろ?ってくらい食べ物に執着しまくってますが。

なもので、私は男性も食べっぷりのよい方が好きです。
いろいろうんちくを述べて作ってくれなくていいです。
いっそ味音痴でなんでもおいしい、おいしいとたくさん食べてくれる方がいい(笑)

私自身が特筆すべき味覚を持つわけでも
卓越すべき料理の腕があるわけでもないのに
自宅においては好きにやりたいので、色々指示されたり味にケチを付けられたりしたくない。

最も大事なのが、頭の中にある工程通りに描いている料理を作り上げること。
いわゆるだんどりです。
これが思い描いた工程通りにできたときにスカっとするんですよね。

でも、家人には調理する姿が乱暴だと言われ
実母には、落ち着かないと言われ
義母は、いつもはのんびりしているのに調理するときだけ異様に早いと言われる。


これはすべて、作ったらすぐ食べたいからです(笑)

鈴太郎が生まれたとき、あらゆる意味で家人に似ますようにと祈りました。


、ここまでの前振り、およびここのブログを読んできた方はおわかりなように

鈴太郎は私や父と同じタイプであった。

家人は味噌の汁の出汁をいりこにしようが、かつおにしようが味噌汁は味噌汁ですから!と同じように食しますが、鈴太郎はいりこだと少なめ。昆布だしや鰹だしの時は必ずおかわりする。つーか、出汁とっているときに、匂いをかぎつけて起きてきたりする。
味噌自体も家人も鈴太郎も赤味噌やそれに準ずる濃い系の味噌が好きなのだが
白味噌仕立てでも家人は文句言わずに飲む。
が、鈴太郎はギャーギャーいう。あげく食べなかったりする。


好物のキュウリのゆず胡椒昆布和えに、ある時塩麹を垂らしただけで、ワーワー言って食べない。

カレーに隠し味ではちみついれたら、家人にはほんのりした甘さが旨い!と大絶賛だったのに、そのほんのりした甘さにおかんむり。カレーに甘さはいらないんだよねっていわれました。

あーめんどくさい。

シンプルな料理ばかりが好物なので作り甲斐がない。

鶏肉なら、塩こしょうしてオーブンで20分焼いたものでいいわけ。
隠し味で本人が気に入っているのがレモンやゆず胡椒なので、それ以外は醤油以外NGだし。
ただ、無駄にスパイスの許容範囲だけは広く、スパイスや香辛料はガンガン入れてもだいたい大丈夫。

イヤなところって似ますね。そして、自覚があるだけに目につく。恐ろしい(笑)
というわけで、私としてはそう育てているつもりはないのに
めんどくさい男街道を驀進中なのであります。

将来、鈴太郎のお嫁さん(結婚できるのかしらんが)には私のせいではないと声を大にして言いたい。
そのために、とりあえず自分の食べるものは自分で作る男にはしておきます。

しかししかし

食の好みは確かに偏狭ではあるけれど、疑り深いのとなにげに野菜はよく食べるので妙なモノを簡単に口にしないのは助かっている。

義母には、うちの孫達は小さい頃からみんなよく食べるのに
タイプが違うのは私が食に対して神経質すぎるから、だから身体も小さめなんじゃないかと良く言われるけど。
私自身は細かすぎる点を省けば割と彼の趣向自体は良い方向じゃないかと思っているので、スルーしちゃってます。

っていうか、昭和3,40年代に子育てした人々って洋食信仰強いですよね・・・
その頃に洋食がどーんと一般家庭にも普及したから仕方がないんだけど。
子どもはオムライスとか大好きに違いないっていう。

私自身が、その母親の思いこみにより母自身が好きではない洋食を懸命に作ってくれたんですが
ケチャップやソース味に馴染めず。
かえってより苦手に・・・

ナポリタンは未だに好きじゃない。

日本のいちばん長い日

  • 2015.09.21 Monday
  • 20:51
 岡本喜八監督の映画化から48年経ち、原田眞人監督が再映画化。
あとからみるとなぜあんなにズルズルと戦争が終わらなかったのかと嘆きたくなる状況なのに
当時の情勢からすると、8/15に終戦となったのも多くの人の駆け引きと尽力によるのだなとしみじみと感じた。
ただ、何時の世も未来を正確に予見できる人はそういないと思うので、政治家というのは
信念を持って自身の信じる路へ「賭け」にでるべくしてでる、決断する人のことを言うのだなあと山崎努が演じる鈴木貫太郎首相をみて思った。

それにしても、軍部の青年将校とやらはまっすぐと言えば聞こえはいいが
何百万という犠牲者を出しているのにまだ2000万の兵がいるなんてよく言えるなあと後世の人間なのでついつい思ってしまう。
実戦をみれば一発でこりゃダメだとならんのか。
気合いと神風で勝てるなら、軍隊も兵力もいらないじゃない。
明治以来負けなしの軍だっていうのも、ラッキーだったに過ぎない。
当時の軍人が本当にそういったのかはわからないけど、劇中でも「神風が吹く」というセリフがあった。
ということは神風のような奇跡が起きなければ勝てないという認識があったということだ。

当時の一般市民だって「負ける」とは思わなくとも
竹槍で上陸する兵士を撃退できるなんてバカじゃないか?と思っていたという話をちょいちょい聞く。
当時を生きていた祖父母の話、義父の話などを聞きかじっても同じ印象。
青年将校なんて当時の超エリートで頭脳明晰なんだからわからないはずないじゃないか。

ある種の人間にとって一般市民って虫けら同然なんだなあ。
道を歩いているアリのような存在。
踏みつぶされたら可哀想だけど、後から後からわいてくるでしょってな扱い。
いざとなると、体面や大儀やプライドに無惨に殺されちゃうんだな。
そういう気持ちが強烈にわき上がる映画でした。


主要人物を演じる役者がみな素晴らしく、中でも時の首相・鈴木貫太郎を演じた山崎努と昭和天皇を演じた本木雅弘はその時代にいた人といった雰囲気を大きく纏って品とすごみが感じられて画面が静謐に感じられた。
こういうそれぞれの思惑を取り合わせて着地点がああなったのもむべなるかな。

ドレスデン 東欧と戦争

  • 2015.09.20 Sunday
  • 22:45
JUGEMテーマ:旅行



今回ドレスデンは行けるか直前までわりと不透明だったので、特に何も調べず。

たいした知識もない状態で、以前行ったことがあるという友人家族にざっくり説明されるままに回った。

それだけでも、素晴らしい景色だった。

頭の中に描く「ザ・ヨーロッパ」「東欧」という感じ。



ヨーロッパの中世や近世の佇まいがあって、歴史でちょっと触れたことがある!というようなイメージ。



乗り物に心躍るタイプなので、最初に連れて行って貰った

交通博物館がすごーく良かった。



子どもも勿論もの凄い食い付きの良さ。

100年前の列車だとか

今も現役で走っている車(トラバント)



ブリキの代用品だった繊維入り樹脂の車体は「厚紙製」ともいわれ、後期モデルでコストダウンのために紙パルプを混ぜた素材を使っていたというくらい車体が軽く600gだそう。

ベルリンの壁崩壊の時にこの車が東から西へとどんどん入っていったことで話題になったそうだし

その時に東西の経済格差の象徴として笑われたんだとか。

でも、すっごくカワイイですよね!

近年では、やはりそのデザインやシンプルな作りが見なおされてこの車に乗っている人も多いんだとか。

それも、排ガス規制の関係で登録許可を貰わないと街を走れないそうですが、それでもと乗っている愛好家がそれなりにいるんだそう。



聖母教会 Frauenkirche


さて、その交通博物館と同じ並びにあるこの教会。

1945年のドレスデン爆撃で壊滅的な被害を受けたそうだが、2005年に世界中から180億以上の寄付を集め、残った部分を使いながら出来る限り「復元した」建物。

ヨーロッパ最大のジグソーパズルと言われるそうな。

非常に美しい教会でした。



ドレスデンの街はよくみると、壁やら何やらが真っ黒い部分が多い。

これは、その時の空爆で焼け残ったものが黒く残されているのだとか。

日本は木造建築が多かったから、真っ平らに焼けてしまった場所も多いけれど

原爆ドームのように残った建物を戦争のモニュメント的に長く扱っていたようです。



聖母教会からエルベ川の方に向かって歩くとみえる

ブリュールのテラス Bruehl Terrace から眺める建物は黒い部分が非常に目立ちました。



そのテラスを下りると、マイセンに描かれたドレスデンの歴代君主の絵。

ドレスデン君主の行列 Procession of Princes




そこから5分ほど歩くと

ツヴィンガー宮殿



中庭を通っただけですが、非常に美しい。鐘が鳴り響いてましたが、これもマイセンらしい。



ほんの数時間歩いただけですが、ワーグナーを育んだ地!

ゲーテが過ごした、森鴎外が歩いた場所を歩いたというだけでも、当時の音楽や詩、小説がリアルに感じられるのが旅の良いところ。

っていうのも、帰ってきてから知りましたが(笑)



王宮の中庭を抜けて眺めたドレスデンの街



もう一回、とくにクラシックがんがん聴いてから歩いてみたい。

と、同時にその国の持つ特徴的な建物や景色って大事だなと思った。

日本でいうとわかりやすいところで京都、奈良。

何百年の歴史を感じられる場所がある国っていうのはやはり凄いことだし素晴らしいこと。

京都奈良が同じ爆撃を受けたら、木造建築の日本ではほぼ今ある歴史建造物は残っていなかったに違いない。

そして、爆撃に対しての非道さと意味合いを知るにつけ、戦争を終わらせることの難しさに唸る。



今も、シリアの遺跡を破壊している報道などを聞くに心が痛い。

あれは何十年か前の戦争と同じ。

誰が破壊するにしても、壊されなければならなかった理由はない。

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