ジェンダーバイアスについて思うこと

  • 2018.10.30 Tuesday
  • 12:49

ジェンダーフリーと言われて久しい。

最初に言っておくが、私はこの辺にはさして詳しくはない。


が、男の子らしさや女の子らしさ、性差の問題はかなり小さいころから子供自身の中に差異があるのでは

というような文章を読んで違和感を持った。
検索できる性差、ジェンダーバイアスに関して子供たちを観察対象にした論文をちょろちょろ読んでみたのだが
ここで「子供」とされているのがすでに3歳以上が多いことに気付いた。

幼稚園児や小学生を対象とした結果なのだ。

0歳児から預かる保育園での研究結果が見当たらなかったのはなぜだろう。


検索の仕方が悪かったのか。

まず、立つ、あるくのような発達に関わる部分の確率の方が先だからだろうか。
もしくは、そのころの記憶が成長すると本人にはないからなのかなあ。

 

例えば、鈴太郎は1歳から保育園に行き
喋りだした頃の口調は圧倒的に女性の口調だった。
保育者がほぼ100%女性なので当たり前である。
そして、おままごと大好き買い物ごっこも好きだった。
1,2歳の頃は、保育園にはゴムのスカートがいくつもあって
男の子も女の子も関係なくみんな「買い物にいく」となればそのスカートを履いて買い物へ行く。
まあ、これもある意味ジェンダーバイアスで
買い物と言えば、スカートを履いた人(主たる育児者=母親)がいくもんだという刷り込みから来ているわけだが。


鈴太郎の場合は、髪留めやアクセサリーも好きでよく髪につけてくれとねだったし
大人の真似というと掃除や料理を見よう見まねでやっていた。

11歳の今でもそのあたりの感覚はあまり変わらない。


そういえば、弟も私とよく超合金や電車で遊びつつもままごとだのごっこ遊びだの色々やっていた。
これが、兄が長子となると逆のパターンが多くなり電車や戦隊ものの武器で遊ぶ妹という図がでてくるのだが。
つまり、男女差による脳の違いというよりも、もって生まれた性質と日々子供が目の前でみているものが何なのかという環境の影響の方が大きいのではないか。

 

弟の話でいうと、彼は小学生の頃はミスター味っ子などの料理漫画にはまって作りたがったのでよくその補助をした。
これがよかったのかよくわからないが、今やすっかり節約主婦のような人になり

休日はチラシをチェックして一週間分の食料をあちこち買い集め
三食+平日のストック総菜作りに明け暮れ、食費を安くあげてかつ品数豊富に料理ができると非常に満たされるらしい。
合間に子供と一緒に何かやるのも大好きなので、一緒に買い物したりスポーツしたりしているらしい。

※ちなみに小6女子↑

義妹は週末1日はいつも半日は一人で出かけてあと半日はジムで集中的にトレーニングしているそうだ。

反面、仕事が苦痛なタイプでしょっちゅう心身のバランス崩し気味になってますがね。

 

鈴太郎も字は汚いが元来丁寧なタイプらしく
洗濯物はたたみ方をちょろっと教えただけだがとってもきれいにきっちり畳む。

ベットメイクも私より断然うまい。
料理作りも好きなようなので、時々やってもらっている。
ぬいぐるみ等も今でも嫌いではない。
仮面ライダーは結構大きくなるまで敵が怖すぎるといって結局あまりちゃんと見てなかった。
唯一全部リアルタイムで観たといえるのはフォーゼだけ。
映画やアニメは何でも好きだが、再現VTRなどで殺人事件モノなどは今でも観ると

トイレいけないとか言い出すタイプなので「男らしい」子ではない。

 

ホラー関連で思い出したが、中学生の時学校のキャンプ宿泊行事で先生方が野外スクリーンに用意した映画は
死霊のはらわた

であった。

これが最も怖いシーンになった時に風でスクリーンが自分たちの方に倒れ掛かってくるというハプニングがあった。
実際には距離があるので、倒れたところでこちらには届かないのだが、いかんせん最も人を怖がらせるシーンで画面が自分たちに迫ってくるのだからみんな大パニックになった。
女子もそうだが、男子でも同じくらいの人数が叫びながら号泣&手つなぎで全力疾走で逃げたり、恐怖のあまり腰を抜かしたりしてた。
一定数の平気な男女はその逃げ惑う人々を観ながらゲラゲラしていたわけだが
こういうのって結局小さいころから繰り返し
男なら泣くんじゃない とか
男らしく女の子を守りなさい
などと口を酸っぱくして親から言われるとそう意識するだけであって
男は女を守る本能があるとか、キャーキャー怯えるのは女子だとかは全部後付けなんじゃないのか。

 

というわけで、子どもには男のくせに、男の子ならといったフレーズは使わないようにしている。
義母がちょくちょく男の人は注意力散漫で身だしなみも妻や女性が気を付けてあげないと〜 とか
こういう時には妻が動いてフォローするべきだ とか
言ってくるけど鈴太郎には
自分の服や持ち物は自分で確認し管理できるようにと言い直し
こういう時は「誰が」じゃなくて「動ける人」が動く。
君も手が空いているなら動かなきゃいけないから覚えよう
といったように働きかけちゃってます。

 

女だからやらなきゃいけない、男だから稼がなきゃいけないではなく
生きていくために、自分のことは自分で行うのは基本であり
一緒に住んでいるなら役割は出来る方がやるというように効率よく分担するのが普通であると繰り返し
実際に私と家人で分担する姿をみせる。
どちらかに偏重した場合は、家人と私の間で調整。

すべてを平等にとか負担を考えて割り振って〜と常にうまくいくわけではないので
2人の間で話し合って納得できればOKなんだよと言っている。

 

これが正解かはわからないけど、
私の働く環境だと
電話をかけたときに女性の声の方がいいだの
女性の入れたお茶の方がよくて男性がいれていると残念な感じだの
ちゃんとしたお茶を淹れてもらっているのか疑わしく思えるだのという

 

アウトー!

 

とでっかい声でいいたくなるような発言が平成がおわろうといういまもまかり通っているんです。
こういうこと言うのはだいたい40overですが
こういう発言をしれっとする人たちは
片づけない・汚す・電話無視。

交換手なんていねぇんだよ!
顧客対応電話だから全員電話でるんだよ!といったところで絶対に出ない。

あたしゃフェミニストでもないし、女の自立だどうのとかいってるんじゃなくて
人に向き不向きがあるのはわかるけど、それをジェンダーのせいにするなと言いたいし
できることはやる、できないことは助けてもらうっていう生きやすい人になってほしいだけなんだよ。

塾の都市伝説が事実だった件

  • 2018.10.02 Tuesday
  • 12:51

子どもを塾にやるとよく都市伝説のように聞くじゃないですか。
入塾したとたん、うなぎ上りにどーんと成績を伸ばしてあっという間にトップクラスにいく子がいるなんていう話を。
あわよくばわが子がなんて思ってもそんなうまい話はないよねーなんて思っていたところ。

 

身近にいました。

 

ある時、鈴太郎が最近塾に入ってきた子が面白くて途中まで一緒に帰ってきていると言い出した。
フーン、よかったねと聞いていたのだが、帰り道その友達も一緒にいた時に遭遇。

 

私と目が合うなり
「こんばんは!鈴太郎くんのお母さんですか?」
と向こうからハキハキと声をかけてくる。ここがまず違った。
わー挨拶してきた!とドギマギしながらもこちらも
そうです、よろしくねみたいな挨拶をしたのだが。

子ども同士の会話を聞いていても
ものの数分なのに、向上心があって素直で利発であることがビシビシ伝わってきた。

というのもですね
鈴太郎がゲームの話をするのに適当に相槌をうったと思ったら
今日やった授業であの先生のあの話面白かったみたいなことをペラっと話す。
鈴太郎も、あー面白かったね
と返すと、すかさず〇〇を復習するといいと言ってたよねみたいな確認事項まで挟んでいた。
△くん今回クラス1位かーすごいね。僕も1位取りたいなと笑顔。

会話の次元がその時点で鈴太郎と違った。

 

別の日に家人も同じように一緒になってやっぱり一発であの子、賢そうだよねと言ってきた。

 

と思ったら半年くらいでどーんと駆け上がり
1年経ったら全国模試で成績優秀者として名前が載るレベルに到達。

今でも私にたまに会うと
「お久しぶりです。」
と向こうから声かけてくるんですよー爽やかに、笑顔で。

 

ちなみに、この男子結構美形くん。
お父さんもイケメンパパで親子そっくりな風体なので
うわぁ、天が二物も三物も与えとるがな、世の中不公平じゃという気持ちになる親子(笑)

 

うちはうちよそはよそと思ってもなんだこの違い!ってちょっと凹みました。

 

塾には全国模試(全国で1万人くらい受験する)で1桁順位をたたき出す子どもたちの間では天才と言われている少年もいるらしく
その天才に追いつき、追い越すことは出来ないのか?という闘志あふるる子なんですよねー

塾のシステムが最大限にうまく作用するタイプ。

 

鈴太郎は
「天才くん今回算理社が満点で国語は2問落としただけだってースゴイヨネー」
と鼻ほじりながら他人事ですからね。
まあ、背中も見えないレベルだからそれは仕方がないのだが。

 

本当はその圧倒的無力感に苛まれるのはもっと先でいいと思うのだが
もうわかっちゃったからにはその神様相手に自分は何で勝負できるか?っていう自分のウリを発見して
自分自身の可能性に賭けて欲しいなあと思うのですが、まあ人生なかなか思うようには転がりませんね。

 

ちなみにこの利発美形男子にはさらに最近の後日談もありまして。
最近みたら、がっつり眼鏡かけて美少年ぶりが隠れ気味になり
かつ「勉強夜遅くまで頑張っているんだね」
っていう感じに小柄で華奢な男子になっておった。
一緒にいた男女が揃いも揃って小柄華奢児童で雰囲気そっくり。
鈴太郎いわく、その集団がトップ集団であったw


鈴太郎も華奢ではないがわりと小柄で手足は細い子だったのが
この1年で背が急に伸び思春期突入で少年っぽくなってきたので
その少年たちと並ぶとなんかでかくてがっちりしてみるのも衝撃的だった。

子どもの成長の仕方がよくわからん(笑)

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