そして、北野先生。
紗和ちゃんとのカップリングが見た目非常にお似合い。
単純に紗和ちゃんは一目惚れだったのではないかなあ。
北野先生もタイプの女子だったんじゃないですかね。
奥さんの乃理子は年上だし、ステータスも高い頭の良い女性だけにぐいぐい引っ張っていく女性。北野先生は尻に敷かれるタイプだと自分でも思ってたら、実は頼られたい、自分がリードしたいタイプだったと紗和にあって気付いちゃったんじゃないかなー。
恋愛経験値が少なかったがために、それぞれ自分自身と好きなタイプをはっきり自覚してなかった二人っていうのでしょうか。
視聴者はガタいがいいのに朴訥そうなところに母性本能擽られてたのかとw

あと、紗和も北野先生もお互いのパートナーに不満はなかったと言ってましたが
あれはフィクションだからこそのファンタジー。

現実には男性側で不倫していて妻の悪口を言わない人の話を聞いたことがないのだが。
人間トチ狂った状態になると、だいたい全て人のせいになりません?
自分がこうなったのも、オマエのせいだっていう論法。
なんじゃそら?!なんですけど、これすごーく出てきます。
二人ともそういうこと一切言わなかったので、不倫なのに純愛路線が非常に強くなった。

利佳子さんは旦那さんに向かっても、加藤画伯に向かっても
なにが不満で屈辱的だったかってちゃんと語ってるんです。
腹の内を言い合えたからこそ、家族の元に戻れたという風にも思った。
紗和ちゃんも北野先生もそれぞれが語ったことをお互いのパートナーには全く話す場面がなく。
だから紗和ちゃんは離婚になってしまったような。
もうちょっとお互いのパートナーに心情を吐露する場面があってもよかった。

というのも、北野先生夫婦は妻は夫への愛を自覚して暴れたりやれることは全てやってましたけど、先生は面と向かって妻に劣等感持っていたこととか言わなかったし。小さい男って妻には見抜かれて悪態つかれてたけど、自分自身で言ってないよね?ドラマ外のところでそういう話しをしたということかもしれないけど。
話し合いの場面で乃理子さんが夫にも職場を辞めて貰いますって一方的に言ってて、北野先生が一瞬「それは」って抵抗しようとしたのにすぐ大人しくなり、表向きそれを受け入れたのもなあ・・・お寿司を乃理子に食べさせて貰うシーンといい、でっかい飼い犬か親子のような上下関係を感じてしまったわ。
最後も乃理子さんが言いかけたのは「今なら離婚に応じてもいい」だと思うんだけど
それも言わせず笑顔で蓋をしてた。
そうやって元通りを意識する内にこの先生は
紗和とのことを良い想い出として、現実生活でもそれなりに妻と上手くやっていきそうにみえた。


なんだかんだ、主人公目線で私も観ていたので、このオチには突然ハシゴを外されたと感じて呆然としたわけですが
というわけで北野先生は、私の中では主要な男性登場人物の中で一貫して最も個人的には好きではないタイプの男性でした。
ぶっちゃけていうと、女2人が取り合うような男か、と。


先にも述べたように中途半端で物事を曖昧にするようしかみえなかった先生は
物事がはっきりするまでは話をしない人であり
順序を守ろうとする融通の気かなさを持っていて
10話でいきなりどーんと行動したのは、真面目な人なんて恋愛にハマったら理性飛んじゃった結果っていうところなんでしょうか。

いや、ビックリしたけれども。

あと、校内放送使って演説する@金八先生オマージュシーン。
北野先生が珍しく饒舌に語っていてその言葉自体は非常に良かったと思うのだけど、こんなに語らせるならこのうちの一言でいいから紗和ちゃんに言ってあげてきちんと二人も利佳子さん達のように別れさせてあげてくれよー。
その時のセリフ。

「誰かを愛すると、見慣れた景色がいつもと全然違って見えます。
自分以外の人間の幸せを願い、大きな喜びを知ります。
愛情は人以外のほ乳類や鳥類にも存在しますが、人にとって愛情は特別な存在です。
先生もある人に出会い、愛し、別れることによって、その喜びを知りました。
(中略)
たとえ離れ離れになっても相手の幸せを願い続ける」


これ、妻にも紗和にも実際には聞かせていない(ドラマでは紗和は「偶然」これを聞いてるわけだけれども)本心なわけでしょ?
紗和ちゃんには確かに伝わって号泣する姿も確かに切ない!ってなるけどさ
本来知らないわけ。
一緒になろうって言われて、両家が乗り込んできて大の大人を引き離すなんていう大立ち回りをやってのけた一週間後くらい?にまた両家揃う場でいきなり
仕事は退職して貰いますに「え?」ってなってたのにその直後
「遊びでした。別れるのに困ってた。」

さすがに、その場にいた登場人物も、視聴者も「えー!」とはなっても本心じゃないであろうことは当事者達もわかるだろうけどさ。

紗和ちゃんはちゃんと言えなかった「好き」って言葉をいったのに。
北野先生はきちんとしてから言うといって、結局言ったのは別れるのに困ってた発言になっちゃうワケよ。

校内放送で本心語っても、直接の関係者に面と向かって言わないと自己満足じゃね?

この表向きの変わり身の早さと北野家、滝川家の元通りぶり
紗和ちゃんのラストのセリフが主題歌「他人の関係」にぴったりではあったけど
紗和×北野先生と利佳子×加藤画伯の恋愛はNever Againという冒頭タイトルバックに流れる歌のほうがしっくりくる描き方をされていた。私は前半「age35恋しくて」(これも主題歌はシャ乱Qの「いいわけ」という結構どぎついイメージの歌)を思い出して観てましたが、後半の紗和×北野先生はこのドラマの劇中音楽でスバリ「昼顔〜午後3時の恋人達」というのがありまして(例えば5話でウキウキと輝く利佳子&紗和のシーンとかで大々的に流れてた)
その曲のイメージが何かに似てる、似てると思っていて最終回前に気付きました。

薬師丸ひろ子主演のミセスシンデレラですよ!アナタ!
これは、杉本哲太演じる無骨でちょっと無神経な夫と、姑と同居している平凡な主婦を薬師丸さんが演じていて、指揮者の内野聖陽さんと恋に落ちるんですよ〜。
指揮者にも大石恵演じる婚約者がいて、結局最後薬師丸さん演じる主婦と指揮者は別れそれぞれ元の鞘に収まるのですが、主人公は妊娠しちゃうんですね。
で、夫の子か指揮者の子かわからんという状態で夫は、夫婦でいる限りはオレの子だっていって別れず、そのまま家族三人で暮らすラストなのですよ。
(まったく関係ない話をさらに拡げると、このドラマ当時住んでた家のすぐ近くで撮影していたのを偶然通りがかって観た。杉本哲太さんを拝見した。リアルタイムで観ているドラマの撮影に偶然会うっていうのに凄くテンションあがった記憶が)



なので、私は紗和ちゃんも北野先生の子どもを産む、けどあの旦那さんはそれほどの度量はなさそうだしシングルマザーで、北野先生はそれを知らずに乃理子さんと暮らし、紗和ちゃんとのことは遠い過去になるっていうエンディングを予想しておりましたw

紗和ちゃんなら、また別の人と子連れで再婚とかしているんじゃないかと。
それはそれでドライなのかもしれないけど
リアルと虚飾とファンタジーの割合が絶妙だったし、紗和ちゃんの芯のなさぶりは北野先生がいなくてもその分身(お子さん)がいればその子への愛情でわりと落ち着いて良い母親になるんじゃないかなーって。甘い?

それくらい、いつも恋で貧乏くじをひいていた二人はお似合いだった。
紗和ちゃんが好きならどこまでも行くがいいと思っていたんだけど、制作陣は紗和ちゃんに厳しかったわ・・・。

最後に。
伊藤歩好きの同僚に、このドラマのことを簡潔に話してみたら
「なぜ伊藤さん演じる妻がそこで元の鞘に戻れるのか、ボクにはさっぱりわかりません。」
と怯えた顔で言われましたw


うん、毎週観ていても、少し同じ事を思ったよw
いやー、キャストの方々のハマりぶり、演出の美しさ、とんでもない展開なのに突き刺さるセリフ、面白かった。
私は一部脚本が載っている雑誌を購入してしまいました。
実際のオンエアと微妙に違ってて制作の時の意図や変更も感じられてこれも面白かったです。

長文ご拝読ありがとうございましたー。


私は、同居嫁っていうのもあってあの紗和ちゃんの旦那さんとお姑さんのべったりぶりとそれを疑問に思っていない親子二人には厳しくてですね。
っていうか、ずーっと、北野先生も加藤画伯も利佳子の夫も全員人間的には嫌いと言い放ってまして。
このブログでも以前
「やっぱり、私は北野先生も加藤画伯も個人的には好きじゃないなぁ。
2人とも女性はまあ賛否はどうあれ現実を振り切って来てるけど、男2人はそれぞれ情や立場も気にかかって中途半端で紗和にもリカコにも曖昧な含みのある態度にみえちゃう。
狡いよなぁという気持ちが拭えない。」

と書いてました。

私の中では全編を通して一番マシに思える男性が実は、木下ほうかさん演じる利佳子の夫でした。

トロフィーワイフもらって嫁を見下していたけど、その嫁に逃げられそうになっても
帰ってこられるように動きつつ待ってた。
昭和の男というのかなあ。この男性の愛情の表し方って、生活や家族関係の安定なんだよね。
パートナーを見下している意識もない。


嫁に逃げられ、子どもともぎくしゃくしてその辺は何か思うところがあったのか
戻ってきてくれれば良いという鷹揚なところをみせた。
この旦那さん、セリフからすると自身も外で金に物を言わせて浮気の一つや二つしてきた風なので、自身も聖人君子じゃないしと折り合い付けたのかなーと。


加藤画伯も利佳子を愛しているけど、だからこそ手放すってことをして利佳子もまたそれを理解して家に戻った。
この人はなかなか語らずに、行動もぶっきらぼうでしたけど、本当に利佳子さんが好きだったんだと伝わる二人のラストが良かった。

現実にはここまで綺麗にまとまらないかもしれないけど、この3人の行動と決着の付け方は納得できたかなあ。

ただ、前述のとおり、画伯が右手で絵を描けなくなるという描写はいらなかった気がするんだけど。
その後の生活が心配です。はい。

そして、私の中で最も「この男とは結婚したくない」と思った紗和の旦那さん。
北野先生がぶっ壊れるのと反比例にまともになっていき
(妻を寝取られ精神状態は尋常じゃなかったんだろうけど)
最後に、自分から離婚を切り出し、今までママって呼んでいたのにその時
「紗和」って名前で呼ぶんです。

おそい!おそいよー!って叫んじゃいましたよ。
これがねー、せめて紗和が家を飛び出す9話の喧嘩ででていればこの夫婦、別れなかったんじゃないかな。

こんなに近くにいるのに、なんでその人の心が一番わからないんだろうな・・・

ってすごーく寂しそうに呟くんですよ。
妻に愛情を持っているのに、なぜもっと早くその気持ちを言葉にしたり行動で表したり出来なかったのかなあという寂寥感がぐぐっとこちらにもくる非常に良い台詞と演技。
最終回にて、紗和夫の株が私の中で初めて上昇しました(笑)
この旦那さんは離婚したくないけど、自分のところに心がない紗和をみて婚姻を続けていくことが彼女にとっては幸せではないと悟って離婚を切り出したんだろうね。彼女に対して結婚後最も彼女を気遣い、優しさを発揮した瞬間が別れの時だというのが切ない。

この旦那さんは母親との距離感が非常にイマドキ。
母と娘バージョンもありそう。これからもっと増えると思う。
夫婦関係に割り込んで3人で夫婦みたいになっちゃってる家。

あれねー、血縁者同士の2人は生まれたときからの積み重ねだから気付きにくい分たちが悪い。
後から入った配偶者はその割り込めない空気に一人でいるより時にやりきれないし孤独になるってことがわからないとかなりキッツイです。
自分の親は良い親で、心配してるし、悪気はないしっていう自身の親への感覚がパートナーも同じであると思ってる鈍感な人結構いますけど、私はそういう無神経さは耐えられないな。

今の50代以上ならその辺はなんだかんだ耐えちゃった世代で、40前後がボーダー、30代になると耐えられない女性が大半じゃないでしょうか。でもこの旦那さんタイプ一定数いるんだよねー。
はっきりと誰にでもわかる悪いところじゃないだけに、何度も言いますがたちが悪い。
結婚するより本来親離れ、子離れの方が先。
なんだけど、多分意識的にそうやって自立は出来ないから、さりげなく親離れ子離れさせるような相性のしっかりした強いパートナーと結婚すべき。
そういう意味では紗和ちゃんとは相性が悪かったと言わざるを得ない。
気は強いんだろうけど、彼女は夫や姑を転がして君臨するほどの頭の良さとずるがしこさはない人物として描かれてたから。
だからこそ、隠れ亭主関白の北野先生によろめいちゃったと私は解釈しております。


ドラマ昼顔が先日終わりました。
北野先生が動きに動いた10話と最終話。
いつも観ていても途中で寝てしまっていた家人が、覚醒して観ていた最後の2話でしたが
私と家人は北野先生が浮気相手(紗和)の夫&姑のところに一人で乗り込むシーン(10話)と
最終話で北野先生&紗和がいる貸別荘へと両家が乗り込んでの大乱闘(高畑姑さんにビンタを張られまくる北野先生)のシーンで
ツッコまずにはいられず・・・。

「ありえねー!」

と二人びっくりして笑ってしまいました・・・。いや、みなさん熱演されてて
現実も、えー?そんなことあるの?の嵐なわけですからドラマの中であり得ないことが起きても全然構わないんですけどね。
いやー、凄かった。

あの中盤までのちょっとコミカルなシーンと、不倫と言えども純愛テイストで美しく丁寧に描いていた世界を自ら否定するような急展開につぐ急展開。

観終わって茫然として消化しきれなかったので、書くのやめようかと思ってたのですが
2,3名私の友人が
「感想書いて」
と珍しいことを言ってきたのでw

書くことにしました。

いやー、開始前は全く期待せず工君がでるから観なくちゃねっていう何の義務状態だったのですが
久々に続きはどうなるんだろ?とワクワクして観て感想掘り起こしたら文章がどんどこ出てくるので良い作品だったという結論を先に書いておきます。
演出、脚本(セリフ)、配役とプロデューサーのねらいがどーんと当たったんじゃないでしょうか。

それまでじりじりと進んでいた話が9話で乃理子さんが「泥棒猫!」って叫んだあたりから展開がジェットコースターになって登場人物達の動きが唐突にツッコミどころも多くなってしまったのはご愛敬なのかなー。

10話、最終話の消化しきれなかった点。

○仕事を無断欠勤はどうなの
(これ、やられたら同僚として怒髪天を衝く。上戸彩級のカワイイ人だったら許す←なんだそれ。)

○自らの妻の所ではなく、いきなり相手の奥さんの所へ「別れてください」と乗り込む
(本当にビックリした。これ、やられたら私も別れないって多分かなり意固地になるし、もし私が紗和だったらちょっと引く。多分。いや、ここは自分で行きますって頑張るところでしょー。それでお互い家族に罵倒されたり監視されたりして逢えないっていう展開でよかったんじゃないのか)

○北野先生と絡んでた高校生との交流はともかく、クラス全員が先生との別れを惜しむ学園ドラマのシーンは微妙
(先生は生徒にも舐められちゃってて、冴えないだけにバカにされちゃってるってままでいいと思うの。あのグレかかってた高校生が意外に純情で先生に親を投影してたっていうだけで充分じゃないのか)

○男装校長(リリィ)の謎がカミングアウトにより明らかにされる
(本編そっちのけで家人は注目していたw)

○画伯の右手を使えなくする必要はあったのか
(愛に生きてるだけじゃ、食べていけないのよ〜。あんな破滅型の人の商売道具を奪ってしまうなんて霞をくって生きろってこと?!ヒドイー)

○紗和ちゃん、放火はないぜ。せめて靴燃やすくらいで我に返って自ら消化して欲しかったわ・・・

○主人公紗和と北野先生に周囲が断ち切る別れではなく、本人同士が主体的に別れるっていう場面を一瞬でも作って欲しかった

とくに最後ですよ。最後。
泣いて嫌がって叫びまくってその一週間後くらいに二人して別れることに公では同意する。
紗和ちゃんはまったく諦めきれずに北野先生の職場に行っちゃったり、放火未遂したりするんですが
北野先生はおっとりしたゴールデンレトリバーみたいに唯々諾々と乃理子さんに従っているようにみえまして。
北野先生については、別途詳しく述べよう。

っていうか、長い。ごめん、友人達よ、今回3部作になる(爆)

ドラマ・昼顔。つくづく、このドラマは女性が中心ですね。
脚本やプロデューサーが女性なのもあるのかな。
ドラマの話を進めているのがほぼ女性。
唯一動いているのが、リカコさんの旦那さん位。

そのせいなのか、家人は観ていても途中で寝てる(笑)
私が翌日にあらすじを説明してひとくさり感想を述べるのを聞けば充分だといわれ…w
あのドラマのツボは完全に女性に向けられてるんですねぇ。

ダメよダメダメといいつつ、なんだかんだの行動力で北野先生に連絡取ったり出会ったりしちゃう主人公紗和ちゃん。

家族を捨て、男のために水商売も致しますのリカコさん。

息子夫婦の仲をなんとか取り持とうとかなり裏目な行動をとりまくる紗和姑さん。

必ず旦那を取り戻す!と紗和と夫の職場にも根回しし、時には旦那も突き飛ばし、心理的に引っ捕らえて引きずりまわそうとメラメラしてる北野先生嫁のノリコ

ちょっかいだしてた上司(紗和旦那)の変化には敏感に反応し、妻の紗和に旦那さんとりますと宣戦布告にくる部下女性


今でも加藤(リカコ不倫相手の画家)は私の手の内にいるのよ、これ以上ないサポートもできるしとほくそ笑んでいそうな加藤の元妻

書いてるだけで、お、お腹いっぱいだ。

これだけ女たちが動くと、男たちはオロオロしたり突っ立ってるだけ(笑)でも話がまわるーメリーゴーランド状態。

女たちがギャーギャー騒ぐほどに、この男は私のものだ心理が働くみたいで、半ば勝手に取り合いしてるようにもみえます。

前へ出る演技をする人とひたすら立ってる演技をする人が織り合わさってるのでつい見入ってしまうのだけど、やっぱり、私は北野先生も加藤画伯も個人的には好きじゃないなぁ。


2人とも女性はまあ賛否はどうあれ現実を振り切って来てるけど、男2人はそれぞれ情や立場も気にかかって中途半端で紗和にもリカコにも曖昧な含みのある態度にみえちゃう。
狡いよなぁという気持ちが拭えない。

紗和ちゃん夫も観ざる言わざる聞かざるでスルースキル高いのは嫁姑の間をうまくいなしてて問題起こらない分にはいい旦那さんなんだけどねぇ。
いかんせんまだ30そこそこの特に子ども嫌いでもない妻にハムスターの親として生きていこうって残酷。
姑に鍵渡しちゃってるのも結果として、夫婦の問題にまで干渉させることになってるので、スルースキルの高さと事なかれ主義がちりも積もって、妻がもうだめだこりゃってなった時の燃料投下にしかなってない。

こういう細かい歪みの設定や積み重ねがうまい物語。
既婚者の恋愛なんで、基本現状になんらかの違和感や不満がなきゃトリガーにならないから、それぞれの相手役と後々成就することがあってもうまくいかないんじゃないかなーと既婚者としては思うわけです。
恋愛って一種の脳内勘違いだし。
勘違いの後はやっぱり人間性が好きか、その人といて楽しいかが残るんじゃないかなあ。同性の友人への感覚と変わらない。私の場合。

日本の場合は紗和旦那さんのように、恋人からいきなり血縁者みたいな感覚になる人が多くて性愛が結婚とは断絶してるタイプが突出して多い気がする。
昔ほど子どもがいないことがプレッシャーにもならないし。
この辺は悩ましい問題だよねぇ。
そりゃ、誰だって新しく現れた相手の方が新鮮だもの。

寿命がのび、自分のために生きる人が増えてる日本人には結構痛いところを突いたテーマなんだなー。
誰もが、誰かの付属品じゃなくて自分をみて欲しいって思うんじゃないかなあ。

なのである意味、ドラマの美男美女が織りなす話で満足出来るなら、こんなに手軽なことはない。
芸能人にキャーキャーいうのも、男性にとってのキャバクラみたいなもの。
女性に人気の俳優さんは、家庭円満に一役かってるかも(笑)

題材として殆ど興味の無かった昼顔。
見始めたらば、これが面白い。
去年のガラスの家みたいな半笑いの面白さではなく、ガチです。

世間的にもそれなりに盛り上がっているらしく
こんなビジネスマン向けのものまで。
ダイヤモンド・オンライン8/21付け
妻たちはなぜ満たされず、家庭をリスクに晒すのか?
賛否両論の「平日昼顔妻」を女性目線から考える


何が面白いってセリフと演出、そして登場人物が魅力的に描かれているところ。
上戸彩さん(紗和ちゃん)と吉瀬美智子さん(利佳子さん)は可愛く、美しく映され
斎藤工くん(北野先生)と北村一輝さん(加藤)は不器用さ、そっちにいったら危ないよっていう方にいっちゃうような危険さ、男くささと隠しきれない色気を前面にだされて生々しく描かれている。
この二組のカップルの輝きがより光るように視聴者に「嫌な感じ」を抱かせる
姑・高畑淳子さん、彼らの夫や妻である鈴木浩介さん、木下ほうかさん、伊藤歩さんがそれぞれ
「これじゃあ、不倫に走っちゃうのも仕方がない」という影の部分をがっちり演じているので、主要人物が輝いている。

5話の女優さん二人が本当にきれいで。
はしゃいだりときめいたりしている様子をすごーく素敵に撮ってた。

利佳子さん


紗和ちゃん

お手軽な不倫ドラマっていう記述もどっかでみましたが、それってあのドラマ観てないよね?
主人公達がお互い尊重されていない夫婦関係っていうのが観ていて伝わるので
人として、男性・女性としてちゃんと向き合われていないと感じると人って隙が生まれるし
他の人に気持ちがいっちゃうんだよねってことがじっくり描かれてると思うんだけど。
観てるのにその辺の孤独感や空虚さがわからないっていう既婚者は自身の夫婦関係がヤヴァイと思う。

のぞき見的な不倫ドラマだと、「age35〜恋しくて」を思いだした。
また柴門ふみ原作の不倫物がやってますが、確かこのドラマも原作は柴門さんだった気が。
中井貴一さんと田中美佐子さんが夫婦で、瀬戸朝香さんが貴一さんと不倫する若い部下
椎名桔平さんが田中美佐子さんとどうにかなるのか?ならないのか?みたいな同級生だったか。
同居してた友達となにげなくみたらハマちゃって、桔平さんと美佐子さんがどうなるかー?!きゃー!って感じで観てた記憶が蘇ってきた。
桔平さんの役柄が陶芸家だったかでこれが、設定といい雰囲気といい格好良くてねーw
アーティスティックな同級生か?
安定した生活だけどこっちみてない夫との家庭か?
みたいな。
夫の不倫は別れようとしたら女性が妊娠して失踪しちゃって、その過程でバレてしまう。
妻の方も夫の不倫がわかってから元同級生にがーっと傾いていくんだけど、確かその時は子どもがいたのもあって家庭がってことで双方ギリギリで踏みとどまる。
でも結局離婚して、子どももある程度巣立ってとなってから夫も妻もそれぞれの人と再会して再婚するっていう結末だったかと。
桔平さんは昔から美佐子さんを好きだっていう設定だったし、部下の瀬戸さんも貴一さんが元婚約者によく似てたからって近づいたらお互い本気になっちゃったっていうような展開だった。

今回のものは、どうだろうねぇ。
わりと恋に理屈はないっていう描き方をしていて、役者さん達のもつ魅力でこれだと好きになっちゃうよねーと説得力を持たせている感じなので、色々あって障害が無くなったとしてお互いに一緒になっても案外上手くいかないんじゃないかっていう気もする。
その辺は今後の展開や描写にかかっているかな?

今のところ、高校生カップルが紗和ちゃんと北野先生を目撃して写真撮ってあるっていうネタが先延ばしになっているけど個人的にはこのネタはあんまりいらないなあ。たんに好みではないってだけなんだけど。
本日7話を観ていたらこちらの話も少し動いていた。

高校の時、先生同士が不倫っていうのがあったらしいのだけど、でも結局違う学校に転任しただけだったな。
転任先に友達の妹さんが通っていて、その子もその顛末知ってました。
先生のプライベートがどどーんと結構な地域に拡がっていたけど、なんていうのかなあ、そこまで大スキャンダルだー!って感じではなかったような。20年前の千葉のどちらかといえば田舎寄りの話だけど。
今のほうが親が煩いからちがうのかな〜?
私立高校だと違うのかもしれないけど。北野先生は私立校の先生っぽいからバレて辞めるってことになるんかなあ。

理系でプログラミングを趣味でかじってたらソフトウエア業界にくればいいのに。
んで、プライベートは趣味の昆虫採集にいやってほどつぎ込む。
あの業界はコミュニケーション不全でもやっていけるから出世はしないけど、大丈夫!w

7話まできて利佳子さんは、自分をみてくれる男性が現れちゃってがっつりハマってしまいましたねー。
本日も「生返事の15年より100倍マシ」というような名言が飛び出していましたよ。

次回予告では、北野先生の奥さん乃里子さんが勘付いて問い詰めそうな展開に。
頭も勘も良い本妻に対して北野先生も紗和ちゃんも挙動不審だしすぐバレそうだもんね。
自分は夫にベタぼれされていると思っていたのに、気付いたら心ここにあらずだから焦った後はプライドを傷つけられた分紗和ちゃんにどかーんとぶつけそう。
でも、ここで追いつめられると北野先生と紗和ちゃんもまたハマっちゃうんだろうなあ。
紗和ちゃんは不倫には尋常じゃない怒りをもつ姑というラスボスも控えているしね。

でも、どういう報いを受けても、仮面夫婦はやめた方がいいんでないかいと思いながら観ている。
子どももいないのにママ、パパと呼び合う夫婦なんてイヤだよ〜。
私は今だに家人をパパなんて呼ばないし、向こうもママとは言わない。
私の父親じゃないし、彼の母親でもないし。

子どもがいても、仲良くない夫婦のもとで育つ子供っていうのはやっぱり不幸だと思う。
ましてや対等に人として尊重されていない夫婦関係なんてゾッとする。
現に、利佳子さんの長女は色々勘付いていて黙っていたのが爆発しちゃってる。
子どもって、みていないようで色々感じるんだよね。だから騙せない。
自分に嘘をついて生きると、周囲も歪む。
7話での利佳子さんの長女の怒りは胸が詰まった。
今までニコニコとして気を遣って、不自然に良い子だったから余計に効いている。

綻んだものは自分でどうにか修復するしかないんだよね。
それは子供であっても同じだったりする。

壊れた後、登場人物たちが何を失い、そして何を掴むのか、まで描いてくれるといいな。
 

ちょっと前のネタですみません。

どうも私が思う今回の定義と本来の「こじらせ男子」はだいぶ違うようなのだが。

SMAPに斎藤工というネタで久々に録画してみちゃったスマスマ。
何を隠そう(否、隠してないw)ワタクシの中高生時代のリアル王子様はゴローちゃんだったのであります。
NHK朝ドラ・青春家族のナイーブな長男大地くんを演じてたゴローちゃん。
世の中私の世代だとミーハーなアイドル好き女子は光GENJIに「ギャー!!!」ってなってたはずなのですが
私はSMAPにギャー!ってなっており、デビュー前の彼らをそれは熱心に(TVで)追いかけていたものです。(遠い目)
数年ぶりに彼らのトークをじっくり見て、独身40男の複雑さとめんどくささをかいま見たことで
人って一人に慣れるとこんなにも生活感がなくなっていくというか、気難しくなっていくのねー、SMAPでさえも!と思ったのです。
そうそう、私の中で「こじらせ男子」というとイコール気難しい男子のことです。
昔でいうなら太宰治みたいな?(無頼な感じと強烈なプライドの高さと頭の良さ、肥大する自意識etc)
「結婚できない男」で阿部寛が演じた男性みたいな。

中居君、ゴローちゃん、草君は、別居婚じゃなきゃ結婚しなさそうだなぁって思いましたねぇ。
慎吾ちゃんはそれほど「SMAPである自分」を特別視していない感じだったので、あれは性格によるものなのかもしれないけど。
木村君はやはり唯一の既婚者であるせいか、自身のリアルな生活感は出さないまでも
イヤなものはイヤだけどこの辺は許容範囲だし、いいじゃんと大らかさがかいま見え、家族で暮らしている人の感覚を持っているというか、あんなに非日常の人気者を長くやっているのに地に足がついているようにみえて心満たされる生活してるんだな〜と思った。

まあ、いろいろ述べたところで本来の彼らがどうかはしらんけど。
あの非日常感をネタにしている雰囲気があったし。

ゴローちゃんが
二人で寝ているのに朝起きたら背を向けられてたら云々とか
生活するのに朝起きたときの顔の位置まで気にして生きなきゃいけないなら私は一人でいい!メンドクサイ!って心底思った。
いや、その前に私のようなガサツな人間とは彼らの方も半日と一緒にいるのはゴメンだっ!と怒鳴られそうですが。

そして、斎藤工氏は、このままこじらせ男子路線へ突っ走るのか、微妙なバランスをとって生活感も醸し出す少し普通の人となっていくのか。どちらにもいける人生の分かれ道にいるって感じでしたね〜。ご本人も迷ってる、みたいな。

私生活が満たされて色々と関わる人が増えると役柄に没頭できないとかあるんですかねぇ。
男性の方がマルチタスク型の人が少ないので、上手く切り分けができないかもっていう不安はわからなくはない。
でも、演じる役が重なっても切り替えに苦労しないならいけるんじゃないか。
それに、奥さんやお子さんがいると身近な観察対象も増えて、演技者、クリエイターとしての幅も拡がるんじゃないかなあって思うんですけどね。
ああ!でも女性にキャーキャー言われる俳優さんは既婚者になるとなぜか色気が激減しますね。
女子を呼び寄せるフェロモンみたいものが画面から消える。
既婚者でもほかの女性とどうのこうのっていう問題を起こす人はその辺減らないw
(そうなると家族は大変だわね)

色々考え出すと、結婚もおつきあいも子どもを持つことも出来なくなっていくのかね。
とまあ、SMAPと斎藤氏をみながら考えたのでした。
一般人でも30代になるといろいろめんどくさいこと言ってるもんなあ。
40超えるとなかなかに難しい。
一人に慣れすぎてしまって共同生活向かないよねってしみじみ言いたくなる人が増えるw
 

8月9日放送予定のフジテレビドラマ、アウトバーンの試写会に当たったので観てきました。

 アウトバーン公式サイト

映画館で観たからか、映画っぽいスケールで主人公八神瑛子を演じる米倉涼子さんの脚の長さ、格好良さがスクリーンに映えました。
色々な格好してましたが、私はストールがアクセントになっているファッションがステキと思いながら観てました。
ピンヒールで走る、闘う、投げ飛ばされる、飛び降りる、とまあストロベリーナイトの竹内結子さん以上に身体張ってましたが、「現実ではあり得ない」もろもろを現実かもと思わせる華と動作の美しさがあっていいですね。
手足が長くて動きが綺麗なので、すごく強そうにみえる。
ご本人も仰っていましたが、原作の人物設定とはキャラの質が変えてあったのですが、ドラマとしてはあの改変よかったんじゃないかなーと。
シリーズ化して、進んでいくと映像でもシリアスな面がどーんとでてくるっていう感じになると深みが増しそう。
というかそう計算されて今回のスペシャルドラマは作られている気がしました。
原作も今のところ3部作だけど、今後もシリーズとして続けると作者のサイトに書かれておりました
シリーズの何かは映画化とかね〜。
評判次第でシリーズ化するような感じですが、回収していない伏線が色々張り巡らされていたままなのでぜひ続きが観たい!
シリーズものとはいえ、ストーリーもヒントやひっかかりのある場面を挟みながら二転三転して1つのお話の着地点としてきれいにまとまってます。
 
陣内孝則さん
の¥ヤクザが見せ場がどーんとあって、陣内さんのヤクザというと「さらば愛しのヤクザ」が思い浮かぶ私には今回の役柄はまた雰囲気が違ってよかったな。20年以上ビジュアルに殆ど変化がないっていうのもスゴイなー。
そうそう、最近観た、超高速参勤交代の役柄も思い出した。
なにげにもの凄く役柄の幅が広いですよねぇ。
 
渡部篤郎さん
そのままの喋り方にトボけた味わいがあって素なのか演じてるのかわかんない煙に巻かれる感じが劇中も舞台挨拶もあって面白かったなー。
外事警察や永遠の仔みたいなシリアスな役柄よりちょっとコミカルさが入った方が個人的には好きなので、もっと今回の役柄で観て観たい。シリアスな役は今だに「ストーカー逃げ切れぬ愛」の恐ろしいストーカー役が脳裏にあって、笑いながら銃乱射とかしそうで心臓に悪いからw
※今回なにげに不気味な雰囲気を醸し出してストーカーちっくだったのは、公安部の人を演じてた宮川一郎太さんだった。


斎藤工氏
たくみんはどこか悟ったようなヤクザやチンピラ似合うねぇ。(褒め言葉)
後ろ暗い影を感じる2,30代の俳優っていそうでいないので、あの昼の似合わない感じ(笑)大事にして欲しいな〜。ああいうダークな雰囲気は出そうと思って出せるものではなく持って生まれたものだと思うので。
陣内さんにも普段Vシネに出てるような俳優さんに混じっててどこにいるかわからないくらい馴染んでて最初ビックリしたと言われてましたが、ヤクザ映画にでて欲しい!(ヤンキーものは嫌いだがヤクザマフィアものは大好物)
深作監督が亡くなられてしまったのでここはジョニー・トーの香港ヤクザものとかでてくれないかなあ。

一方、舞台挨拶で喋ると裏社会の暗さじゃなくて、オタクっぽい暗さが前面にでてくるギャップがたまりません。
昼顔のことを触れられてプロデューサーに日本一エロい男優といわれ、いや作品と役柄がエロいだけで、私はふつうですみたいに答えたら、米倉さんにいまエロいって認めたよねみたいに弄られ、それなりに人並みにはエロいですと低音でゆったり言い切って司会者さん苦笑い、横の陣内さんに笑われてました。

それらの様子はネットニュースで色々あがっているようなので参考までにふたつほど貼り付けておきます。

今一番エロい男優”斎藤工、プライベートのエロさを暴露!?

斎藤工 陣内孝則から絶賛!「それなりにエロい」こと告白


 しずちゃん(山崎静代さん)
 はなにげに原作者さんが書いたときから宛書きなんだとか!そのままイメージ通りの人が演じるって凄い。

そしてそして
岩下志麻様!
出演するだけで作品の格があがるっていう大女優さんですよ〜。
生で観られてめちゃくちゃ嬉しかった!!!
大好きなんですよ〜。
ドキドキしました(笑)
斎藤工氏のファンクラブ枠で行ったにも関わらず、今回ばかりは志麻さんをガン見させていただきました。
だって、50年以上前の「秋刀魚の味」の頃とあまり変わらないんですもの!
なのに、なのに!!この年になるとオファーをいただく役はおばあさんやおばちゃんといった役柄ばかりですが、そうではない役がきて張り切(だったかな?)お受けしましたって言ってました。
ええーー!志麻さんに色んな役柄をオファーしてよー映画界&テレビ界!!
「デボラウィンガーを探して」っていうドキュメンタリー思い出しちゃったな。
初めての外国人役ということで、家の中で常に中国語で独り言を呟き、中国茶の作法も勉強して撮影に挑まれたのだそうです。それぞれ出てくるのは一瞬のシーンですが、その役柄の背景に説得力を持たせるために準備された様子が聞けて興味深かった。
米倉さんに褒められて「後ほどコーヒーでも・・・」なんて冗談で切り返す姿も観られたし(その後米倉さんが岩下さんに褒められて同じ切り返しをして笑いを誘ってました)立ち振る舞いが優雅で凛としてて、自身もせめて品のある振る舞いを!と残り少ない女子力が沸いてきました(笑)
スクリーンで、まだまだご活躍いただきたい。
というわけで、8/9(土)は「アウトバーン マル暴の女刑事・八神瑛子」で極妻とはまた違った迫力と妖艶さを纏った裏社会の女性の岩下志麻様を是非ドラマで観てください。
なので、まずはアウトバーンシリーズ化希望!!

それまでは、志麻さんの過去出演作をみて待つことに致します。はい。

あ、すっかり岩下志麻ファンクラブのような記事になってしまった・・・w


SHORT SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA 2014のオープニングセレモニーでこの作品を観てきました。

今回目的としては生の斎藤工さんを拝むっていうものが大きかったんだけど、ショートフィルムが3本も観られた。どれも素敵な作品だった。しかも、1本はその斎藤さんが監督した作品のサプライズ上映。

楽曲にインスパイアされたミュージック部門で6作品。

齋藤監督は、大橋トリオさんの「HONEY」をイメージして「半分ノ世界」という作品を出品。


セレモニーでは主演の田辺桃子さんと一緒に登場した後、作品上映前には大橋トリオさんとまた登場。

蝶ネクタイにベストという英国紳士みたいなスタイリングと短めの髪は好みですね〜。

役柄ではちょっとワイルドなビジュアルの方がかっこよさが割り増し気味な気がするんだけど、今回映画監督っぽいというか映画に敬意を払ったような端正さがツボだった。



さて、上映作品の「半分ノ世界」





高校生の女の子(田辺桃子)とその高校の定時制に通う青年(井浦新)の心の交流を描いた作品。

1作目の監督作のサクライロでも思ったのだけど、齋藤監督はとてもリリカルな人なんだなあ、と。

それぞれの登場人物が持っている気持ちを、あめ玉をゆっくりと口に含むように表現するっていうのかな。

繊細な感情をセリフに頼らず風景や表情、行動といったセリフ以外の物で描くことに心を砕いている感じがする。

ラブストーリーとパンフレットにはあったけど、キャスト的にも、キャラクター設定的にも描き方としても性愛の匂いを感じさせない部分が強く出ていたので恋愛というよりは人間愛を描いている。

感情の揺れは細かく焦点を絞ってみせているのに対してテーマはより普遍性があってヨイ。



前半主人公の哀しみを描く表現が好みでした。

思春期の肥大化している自意識みたいなものを思い出した。

ちょっとした音が大きく表現され、主人公の過敏さを疑似体験する。

間に入る一瞬の映像や切り返しの時にぱっと光り乱れる画面にも哀しみやいらだちや世界との遮断を感じさせる。

冒頭一瞬出てきた夕暮れの水たまりの映像だとか、主人公がすれ違う人の会話から気付く場面とか印象的。



監督が拘ってベストのタイミングだと自分では思っているといった楽曲の「HONEY」の流れるタイミングも登場人物達の動きに彩りがぶわ〜と拡がるようで凄く良かった。

画面も夕暮れなど薄暗さを感じる映像が青空になったり。主人公の心の動きが風景とシンクロしていて綺麗だったな〜。

ただ、楽曲で歌声が流れているところではセリフは全くなくても良かったかなあ。歌声とセリフがかぶってたのはわざとなのかな?

私には演出的なことや映像の専門的なことはわからないから、感覚的なことだけなんだけど。

主人公はセリフがすくないと演じた田辺さんは言っていたけど、その代わりに心の内を話しているようにみえたのは映像や音楽が饒舌な作品だったからかな。

大橋さんが完成前のラフを観た話をされていてBGMのない映画っていうのも面白いかもと言ってたんだけど、この作品も最初主人公が帰宅するシーンでだけBGMをいれて、その後「HONEY」まで生活音とセリフ以外無音でもまた面白いかもしれない。



ご本人は自分は捻くれているといっていますが、監督作からはとってもまっすぐで脆くて危ういというか純粋というか、夢見がちな人に感じる。

ひねくれという点から考えると、恋愛を正面から描くのは照れや構えがあるのかなー。サクライロを観たときにも思ったのだけど。

あとがっつりした恋愛モノなら個人的には監督よりも俳優さんとして観たいw

青春物や思春期くらいの人たちを主人公にした長編映画を撮ったら面白い作品が出来るんじゃないかなあ。

「1999年の夏休み」とか「桜の園」の中原俊監督みたいな印象を受けたのは主役の女の子の存在感かもしれないけど。

原作があるものの映画化ばかりは好きじゃないけど、例として白河三兎の小説みたいなものを映画化とかね。



話が逸れまくったけど、田辺桃子さんは眼帯が似合っててその姿が綾辻行人の小説「アナザー」の表紙を思い出させた。

眼帯女子、いいねぇ。何かありそうな雰囲気がヨイ。

あれは橋本愛さんで映画化されたんだっけか。このまま田辺さん主演でホラーサスペンスも撮れたんじゃないかしらん。

とまあ、妄想が止まらないので、今回はこの辺で。

2014/5/31 追記
ご本人がRADIOで主人公に眼帯させたいと言ったと仰ってました。
塩田監督の月光の囁きへのオマージュでもあると。
そっちか〜!
あの作品好きなのよね。ロケ地が母校近くなので、知ってる景色がガンガンでてくる映画で思い入れがある。
ついでに言うと、サクライロ観た時は月光の囁きに主役で出てる水橋研二さん出ていて唸った。
塩田監督とも子どもの頃からの知り合いと以前話してて、なんですと!となったもんです。
根っからの映画小僧で、映画のいろんなものが身近にあっていいな〜。

夜な夜なツッコみつつも見返してしまったドラマ「ガラスの家」。
DVDがでたとのことで、感想をアップしておきます。
家人はバカにしつつも、私が観ていると結局なんだかんだ一緒に観てしまい井川遥と斎藤工の魔力に捕らわれてます。
ははは、夫婦揃って制作陣の思うつぼです。ワーイw
井川さんについては、私は断然今の感じの方が好きですが
以前も書いたけど男性目線って違うんですね。
20代のグラビアやってた少し鈍くさい雰囲気の残る彼女の方が家人などは良いらしいです。
今の井川さんは綺麗だけど、身近じゃない感じがして近寄りがたいんだって。

このドラマの主人公である男女(仁志と黎)二人は似たモノ同士。

二人とも美形で、黎さんはフラワーアレンジメントっつーものが才能としてあり
仁志に至っては世間的にエリートであるっていうどちらも外面重視の設定。

黎は男性の庇護欲をかきたてている上に、両親を早くに亡くしてファザコンでもあるはず。
だから、最初は年の離れた仁志の父・一成に惹かれたんだろうし、また長男・仁志も同じような感覚で最初は近づいたんじゃないですかね。多分ドラマの描写からいって親子して一目惚れなんでしょうし。
その意味では好みも似た親子w

黎自身は、対等に自分を認めてくれるパートナーが欲しいっていうのがいまいちわかってない状態で結婚してしまったといったところでしょうか。
家族の絆みたいなものに憧れているだろうから、上から目線で与えられるだけじゃ、満足しなかったというか孤独感を払拭できなかったというか。
仲の良い家族に自分も溶け込みたいと思って結婚したんだろうけど
本当はもっと自分だけを強烈に愛してもらいたいという我儘で気の強い女性だと思いましたねぇ。
その辺が現代的であり、この女性が同性(仁志の元カノ)から警戒された理由かな。

仁志も、仕事は父親と同じ道だし、恋愛でも基本受け身で流されるままといった感じでグイグイと押してくる
高校からの同級生にずるずる引き摺られていましたが
エリートでイケメンなわけですから、こういう有望株は周囲の女子が放っておかないからねぇ。
だから、自分から強烈に惹かれる!っていう女性に会っちゃって、どうしようってオロオロしてたのが前半。
なので、純愛展開。
受け身でも充分モテる人たちだけに、自分から本命にはお互いどう動いていっていいかわからないというw

このパターンの男性って、ぶっちゃけ女性のドリームだよね〜。
イケメン、エリートでモテモテだけど自分から好きになった恋は初めてかもの初恋状態。
(少女漫画の王道王子様ってやつです)

さらに遅い親離れも絡んでいるから、暴走して止まらなくなる〜ってヤツ。
惹かれている相手がぐいぐい来る場面があるっていうのは全女子共通の願望かと思います。この辺が王子様設定ダメ押しっていう。
早くに母親を亡くしている仁志もいうなればマザコンで、年上の黎さんに母親的な愛情を求めているってところもあるんじゃないですかね。
かといって、それを前面に出されて私が面倒みてあげるわよって小説家の彼女のように来られても
そこは長男なんで、素直に「わかった」といえない。
あくまで外側は頼りなさげで頼ってくれるけど実際の舵取りは実は女性っていう、日本男児によくあるパターンではないかと。
めんどくさいですねぇ。
でもね、多いんですよ、こういう男性。
モテる女性っていうのは無意識にこういう男性をたてられるんですよね。
黎さんの女子力の高さはその辺にある。

だから小説家の彼女は末っ子の次男でまとまったんかなーと。
末っ子というのは甘え上手ですし、母親の記憶が長男と違ってほぼないと思うので、あれこれと気を配ってやってくれるタイプに抵抗がないというか、長男ほど俺が引っ張らなければみたいな意識がない分素直に尻に引かれたんじゃないかね。

こうなると、お父さんが結構可哀想な気がしますが、前述の親離れ子離れ的な部分もそうだし
世代的に50代となるとパートナーとの人生よりも仕事を重視する人が一般的だろうし
いまの2,30代の仕事以外に重きを置く価値観の人が増えてきているものとの対比という意味でも
わりと落ち着くべき所に落ち着いたラストなのかも。

とまあ、ぶうぶうツッコんでみた割りにはかなりハマってんじゃねーかオマエっていう語りぶりで今回はしめたいと思います。はい。

とにかく。主演のお二人が好きなら是非に。
脱ぎそうで脱がないみたいなエロさがあります(爆)

JUGEMテーマ:エンターテイメント



私は難病ものは好きではない。

現実生活って色々あるので2時間で終わる映画ならともかく連続ドラマできつい現実を観るよりは夢を見たいと思うタイプ。

だけれども、今回は斎藤工氏につられて観たわけです。

(そういえば、一リットルの涙はふじっきーにつられてみて沢尻エリカと錦戸亮の好演にやられたのよね)



三浦春馬演じる青年が等身大で無理のない人物というのかな。

感情移入しやすい嫌みのない青年でついついじっくり見てしまった。

その後も、彼を取り巻く家族や周囲の人の描き方が良い案配にリアルで切実な描き方であり視聴を楽しみにしている。



開業医の長男だけど、医学部を目指し入学した次男が優先され期待されずにいる寂しさ、家族での居場所のなさ。

それでも母親の愛情を願って期待しては失望する姿。

話の通じない弟へぶつけられないいらだち。

一見普通のイマドキの青年なのだが、抱えている孤独感の滲ませ方が秀逸。



そして、もっともぐっときてしまったのが

病気が進行してきて、母親に打ちあけた5話と母親への気持ちを吐露した8話。

主人公は最初、家族に病気になったことを打ち明けられず、打ち明けたのも知られてしまったのも友達や先輩といういわば他人。家族にはいろいろ引け目や関係の難しさがあってネガティブなことなんてとうてい言えないといった雰囲気だった。それが、そうそう黙っていられる病状じゃなくなり、母親の肩を揉むといってまだ動く右手でゆっくりと肩もみしながら病気を打ち明ける。



動揺する母親に向かって

「母さん、病気になってごめんね」



親が一番いわれたくないセリフだと思う。

病気になって一番しんどいのは本人で、親としては病気の身体で生んでしまってごめんという気持ちになるところ、子どもに病気になってしまってごめんねなんていわれては立つ瀬がない。

それでも、期待に応えられなかった自分が病気にまでなってしまったと吐露する切なさ。

身を切られるような言葉をまさに絞り出すように呟いた主人公の絶望と哀しみが痛いくらい伝わってきた。



8話は母親に関心を持たれていないつらさを直接本人にぶつける。

それも、母親の過干渉から苦しんでいる弟を思いやる形で話す。

弟に自分の人生から出て行ってくださいといわれてしまった母に。



僕も褒められたかったな・・・

陸人(弟)の好物知ってる?

唐揚げが好きなのは僕だよ。

(陸人は)母さんが喜ぶから、唐揚げが好物だと黙って食べていたんだよ

母さんに褒めて欲しいから、医学部に入ったんだよ




母は、自身が妻として母として医者の跡取り息子を育て上げなければならなかったプレッシャーを吐露して泣き出す。

この母親の佐和子さんは、主人公については息子というよりもう1人の夫のような扱いをしていたんだね。

子どもの前で親が泣くってことは、それだけ子どもの方が大人であり、実は頼りにしているってことなのではないかと。

親としてはダメなんだろうけど、あれだけ主人公が病気がキッカケとはいえ色々と周囲の物事や問題を冷静に見通せるっていうのは無意識でも親が、子どもにずっと甘えてきたせいで親の手を煩わせないように育つしかなかった下地があったんじゃないかなあ。



主人公は身体は動かなくなってこようとも、精神的な自立を親から果たす一歩を踏み出したし

家族(弟、母)はそれぞれ少しずつ本音を話せるようになったんだなと感慨深く思える場面でもあった。



澤田家は、あと父親がそれぞれの家族と向き合えるかが終盤描かれるのかな。

こうして、毎回コツコツと描く家族と主人公の関係の変化が上手くてついつい見入ってしまうのですよ。



が、が!

我らが斎藤工である。


最初は、後輩の彼女を横からかっさらおうとギラついた視線を怪しいBGMとともに振りまいていた工くん。

いい人ばかりじゃアレなんで適度に世俗にまみれた先輩が徐々に主人公との距離を変えてくる設定なのか

もしくは、春馬くん演じる主人公の男性に並々ならぬ想いがある青年なのかしら・・・と穿った見方をするくらいだったのだが。


いつまでも、何か裏がありそうな引っ張り方をされた唯一の人物だったので

彼の描き方がこのドラマの展開を大きく左右するキーパーソンではないかと思いつつ観てきたんだけど

突然物わかりの良い包容力のある恋人の側面が強調されたので、違うのかなあ?と首をひねっていました。

繁之先輩の心の内がさっぱりわからないからいつまで経っても違和感が消えなかったんだけど。



というのも

主人公・拓人の病気の進展とともに、裏では拓人の彼女・恵にこっそりと近づいていき、そこからライバル宣言、病気が原因なのを隠して恵を振ったのを知りつつ弱った彼女に猛アタックして2年おつきあいから結婚へと順調に駒を進めてきた。
恵ちゃんの母親にも気を配り。


そこへ病気の進展した拓人を同じ病気の介護を担当している恵を手伝いに行かせるって大人の余裕っていっても、2歳しか違わない20代後半。

拓人や恵に引け目があるくらいならそもそもあんな計画的にガッツリねらいにいくかね?



別れた理由も知ってるんだから、元彼のところへ婚約者行かせたらそっちに戻っちゃうと不安になるでしょ?いくら病気とはいえ。

だからなのか、しょっちゅう繁之先輩は恵ちゃんに電話を掛ける描写があった。



そして、拓人と恵は電話だけでなくメールでやりとりする相互のコミュニケーションが強調されるのに、先輩から恵ちゃんにかけるという一方通行な電話のシーンばかり出てくる先輩。



そこまで不安なのになぜ行かせるんでしょう?



と、いつまでも1人どういう立ち位置の人物なのか不明で真意がわかりづらい人物だったし

どこかでとけ込む瞬間が来ると思って見守ってるんですが

こっちの読解力が足りないのか?

それとも最初のBGMや視線に惑わされすぎて脳内の人物設定が誤ったのか?

いやいや、やっぱりまだ何か真意が別の所にある人物なのか?


と、まあ正直いろいろ考えすぎだったような(笑)

8話でようやく本音がみえてきたというか。

来週の9話で心情がくっきり描かれそうなので、その落としどころも見所かなと思っている。



恵ちゃんと並ぶと二人の外見上のイメージから先生と生徒みたいな年の離れた関係性を感じてしまったのもあり

最初から大学で助手やってた年の離れた先輩っていう設定じゃダメだったのかしらとまだちょっと思ってるんだけど

先輩もそれほど大人ではなかったというか、大人なフリをして包容力と理解力のある先輩であり彼としていなきゃいけなかったけどそれには無理があったというところなのかなあ。

家を1人で決めて結婚しようと言ったのも不安の表れで早く2人の関係を固めたかったんですかね。反面、拓人の元に行かせたりと妙に懐深いところをみせようとして墓穴掘ったというか。

繁之先輩の表情だけみていると、恵ちゃんを離したくはないけど、拓人と恵ちゃん二人が想いあっているのも勘付いていそうだしまだ、何かを思い悩んでいるようにもみえる。

次回今まで拓人との間で語られなかった本音が引き出されるのかなあと感じたんだけど、どうなんでしょうね。

グーパンチで拓人を殴るシーンが予告であって、来週はようやく対等に向き合ったシーンになるんじゃないかと予想中。

そうでないと、よく少女漫画にある完璧な存在<社会的な地位があり外見もよい>恋敵だけど、主人公カップルの想いの強さに負けたのをプライドが高くてなかなか認められない単なるヒール役になってしまうような。
あの脚本の雰囲気からすると、それぞれに清濁があって、本音をみせると皆少しずつ変化していく人物像になってるので、先輩も次回そうなるのではないかと!


と、まあ半ば願望を交えて書いてみた。w

実は、そもそもこの話に三角関係はいるのか?という違和感が実は私の中でずーっとあってですね。ははは。

別に恋愛がない方がとはいわないんですけどね。



恵ちゃんと先輩の関係ってこういうと残酷ですが、拓人がもし亡くなってしまったらアリな関係だと思うんです。
というか、元カレと今の彼が知り合いって時点でこのシチュエーションだと拓人の病気がわかった時点でアウトな気がするんだけど、感覚が古いのかなぁ。
恵ちゃんの拓人への気持ちについても、数ヶ月付き合った位でわき出るような想いかなあって思うし。

だから、恵と拓人はその辺がドラマたるゆえん(=夢物語)なんだけど

若くして自分の将来の「家族」に出会ってしまったってことなんでしょうね。

それだと少し浮世離れしているから、先輩というちょっと生々しい存在を投入し恋愛に現実味をもたせたのかなあ・・・。


結局私にはよくわかりませんが、最後までみるとまた感想が変わるかな〜。


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