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最初に。いつも思うんですが、都心部での吹き替え版上映を増やして欲しい。
特に新宿。ここは3箇所の映画館で同じ作品がかかることが多いので、大作の時はせめて1館、1日1回でいいから吹き替え上映して欲しいなあ。
映画好きに育ててきた鈴太郎、いろいろ観たいという作品の間口も拡がってきたんだけど
いかんせん、字幕のハードルが結構高いのです。
読めるようになっては来たけど、吹き替えのほうがやはり母国語な分頭にすんなり入ってくるようで
字幕で観るのは嫌がるんですよね。

今回のオデッセイは、大人でも字幕だとよくわからない箇所がちょいちょい出てきそうな話でした。
俳優さんの声の演技が全く削られてしまうのは確かにイタイのだけど
字幕と吹き替えだと情報量持ちがいますし。

というわけで、マットデイモン演じるマーク・ワトニーが火星ひとりぼっちになる映画を観ました。

映画のストーリーとしてはワトニーがトラブルから火星に1人取り残されてしまい、なんとか生き残ろうとするという簡潔なもの。
生き残るアイディアが、色々計算したり、理論を応用したりと具体的な感じでこれがSF・・・つまりフィクションであって
どこかがウソかもしれないし、というかもともと全部が本当、リアリティをもって描かなくても構わない世界なのに
なんだかいま火星にいってトラブルがあるとこうやってNASAの人間は対応するに違いないと思わせる説得力がありました。

それがあまりにも自然なので、みているときにその凄さがわからないという弊害が(笑)

とにかくワトニーが前向きで明るくてメンタルが強くどんな環境でも生き残れるのはこんな人っていう見本みたい。
そういう意味でも若い人がみるとよりいいかも。
小学生でも「火星?ちょう行きたい!砂っぽい星♪トンネル掘りたい♪」
とかいっている鈴太郎レベルでもかなり面白く観ることができた模様。
かーなーりー、星やら月を身近に感じるようで、小学校高学年の理科に興味をもたせるにもいいかもしれませんぜ。

唯一、ちょっと興ざめしたのが、中国という国の扱い方。
ハリウッド映画で、中国はいま大事なお得意様市場なのはわかるんだけど
アルマゲドンにおけるロシア人宇宙飛行士と描き方が一緒。
アルマゲドンでは、宇宙ステーションだったかでなにがしかの故障があったときに
ロシア人がスパナもってがんがん叩いたら直ったみたいな描写があるんですが
今回は中国の宇宙センターに行ったらしきNASAの人が説明聞いて
「それはうちでは1995年までの話でそれ以降は使ってないんですよ。」
と戸惑い気味にいうシーンがあるんです。
軽くあんたらの技術だと20年前だとディスられてます。
え?大丈夫?という気持ちを観客にここで抱かせてどうすんだ。
これ、中国で公開するときにジョークとして観客が笑っているんだろうか?
それとも違う訳が当てられているのかなー。
と、ここですっかりハリウッド事情に頭がいったので、もし原作通りだったとしても
もっと自然に出して貰いたい。

それ以外は、後半の考えてみれば

ありえねー!

も、いやいや、ワトニーたちならあり得るかもと思える映像とキャラクターで面白かった。

これからの時代、火星じゃなくてもあれくらいポジティブかつ知識を活かして自分を盛り上げていきてゆきたいものです。

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ニュー・ジェダイ・オーダー時代とやらの今回。
まず、話の概要。
シリーズ4,5,6と拡大していた銀河帝国が壊滅し、ルークがハンソロとレイア姫の息子をジェダイとして育てようと頑張ってたようだが、その息子カイロ・レンが父親よりおじいちゃん(アナキン=ダースベイダー)のほうに憧れちゃって何かやらかした模様。
それをきっかけにルークさん雲隠れ。
このシリーズの主人公であるレイという女の子は強いフォースを持ち、機械いじりが得意という
どう考えてもルークの娘じゃね?という設定が7ではまだ「正解かもしれないけど、違うかもよーフフフフ」と
隠されている状態で話は進む。
カイロ・レンが所属しているのが銀河帝国の後釜ファースト・オーダーっていう組織。
(どうしてもUKロックのニュー・オーダーを連想してしまう)

ハンソロもチューバッカもレイア姫も登場するよ!ってな本作。

よくよく考えると何十年も続く、祖父母、父母、子どもたちの物語、壮大な親子喧嘩をみせられている。
それも、その喧嘩の原因は己の弱さっていう武士道みたいなものも練り込まれ。
日本人にはすごく親切設計な作りの作品です。
観て損は無し。

ちなみに我が家の9歳はすっかりこの世界観に夢中。
やっぱりねー、ライトセーバーは男子の心をわしづかみみたいですね。
うちにもバッタモンがありますけど、光るヤツが欲しいと
しかもカイロレンバージョンが欲しいと熱望しています。
光るヤツだと自分もフォースが使えるんじゃないかと先日こっそり耳打ちされました。
そうか、君もジェダイになりたいのかと問えば
「ダークサイド側がいい!だってジェダイの方が弱くね?」
と、もう最初っからダークサイドに落ちまくった発言をされました(笑)

とにもかくにも、公開から1ヶ月経ってもランキング1位。
話の種にこの7だけ観に行っても普通に楽しめます。
(うちの父と母のような老人でスターウォーズ見たことない人でも大丈夫であった)
妖怪ウォッチに負けた!と衝撃走ってましたが
あくまで週末の観客動員数なんでねー、冬休みの子どもたちにつきあう親、祖父母も巻き込んでメダル付きの映画を観た家族が多かったってことなんでしょう。
こっちも試写会で観たんですが(前作は子どもと家人だけで私は観ていない)
申し訳ない、3回程記憶が飛びました・・・。
でも起きてもちゃんと話はわかるし、ちょっとホロっとしちゃったりするんです。おそるべし、妖怪ウォッチ。
なにより、このゲームを息子がするようになって私とは古事記の話とか出来るようになったんで
ある意味妖怪ウォッチさまさまなのです。
この話はまた近く別の機会に書きます。


余談。
反乱軍のNO1パイロットのポー・ダメロン。

オスカーアイザック。グアテマラとキューバ出身の両親を持つアメリカ人。
(納得の顔の濃さだな)

なかなかクセのあるけど爽やかな兄ちゃん役だな、この俳優他に何でてるんだろう?と調べたら
ドライヴのガブリエル役とあり。
この作品観てるけど、ガブリエル役って誰だっけ?と検索して驚愕。
キャリーマリガン演じる女性の刑務所入ってたっつーいかつい旦那じゃないか!


おまけにインサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌の主役。

は?
えー全然ちがう。まったくわからなかった。
おまけにジュリアード音楽院卒だそうで。
その腕前がかいま見えるインサイド・ルーウィン・デイヴィスはともかく、ドライヴなんて
本当にただのごろつきにしかみえない。
いやー、情報がないというのもそうだけど、みかけの変貌も凄いなあ。
やっぱりだてに世界中から才能が集まる国ではないですね。
この層の厚さの中でこうやって色々な作品に出て、それぞれ印象を残すんですから、凄いや。
とまとまらないところで、強引に〆の言葉を。

「May the Force be with you(フォースと共にあらんことを)」

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ついでにいうと、ドニーイェンやブルースリーやら香港カンフーアクションへのリスペクトも凄そうな本作。
(いや、よく知らないけど。)


やばい、かっこいい、やばい、かわいい、うぎゃーかっこいい。
 
すみません。この映画の感想を書くとこんなんで終わってしまいます(笑)

キアヌ様(Keanu Reeves)とウイレムデフォー(Willem Dafoe)がとてつもなくカッコイイ!!
お話は、凄腕の殺し屋が結婚するために足を洗ったんだけど、その妻が病死。
嘆き悲しむ主人公に、亡くなった妻が最後のプレゼントをとビーグル犬をプレゼントするんだけど
昼間絡まれたロシアンマフィアのどら息子一味に目を付けられて自宅を襲撃されワンコが殺されてしまう。
最愛の妻からの最後のプレゼントを殺され生きる希望を失ったジョンウィック。
絶望と復讐のため、どら息子を仕留めに殺し屋の世界に舞い戻る。
元雇い主だったロシアンマフィアはジョンウィックの恐ろしさをイヤと言うほど知っているので、なんとか金で解決しようとするんだけど
そこは任侠の世界に生きているジョンウィックはガッツリ断って復讐あるのみ!
マフィアもジョンと旧知である殺し屋のマーカス(ウィレムデフォー)を雇ったりと色々対抗手段をとるも
そんなの関係ないぜ!とズンズンやってくるジョン。
そこからは殺戮、殺戮、また殺戮!
とにかくアクション!アクション!アクショーーーーーン!
東洋系の立ち回りも入ったすんばらしいガンアクションが目白押し。
ウィレム・デフォーというとグランド・ブダペスト・ホテルやスピード2,スパイダーマンシリーズなどの悪役がかなり脳裏にあるんだけど、そこを突かれた展開でちょっと泣けた。

余談。
キアヌが千葉真一ファンだということで来日時に対面するシーンでのもの凄いはしゃぎように本当にファンなのねーとほっこりしちゃう記事&動画。
When Keanu met Sonny Chiba: Veteran action actor surprises John Wick star on Japanese TV
 

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動物好きとしては、やはり動物園と化した恐竜園の物語は観たい。
というわけで、ジュラシックワールド。
水中には(シャチ+ホオジロザメ)みたいな凶暴な恐竜、そして、陸上にはこれまた遺伝子操作したっつーTレックスの掛け合わせ凶暴かつ頭脳派を配置し、昔の惨劇をまた!みたいな準備万端なところから話は始まる。


基本的に1作目へのオマージュあふるる本作は、劇中にその当時の建物なども重要な役割を与えられ登場する。

今回特筆すべきは「ラプトル」の可愛らしさ。

あの、超凶暴な彼らも遺伝子操作と調教によっていくらか穏和(?)に改良されており
クリスプラット様演じる主人公オーウェン・グラディが猛獣使いさながらに4頭のラプトルを調教している。
私はすっかり四兄弟だと思っていたんだが、四姉妹だった模様。
長女「ブルー」、次女「デルタ」、三女「エコー」、四女「チャーリー」
で、この長女ブルーが長女だけにリーダーとしてオーウェンとアイコンタクトしちゃったり色々賢いの〜。
かわいいの〜。
このね、オーウェンとラプトルたちの絆が個人的にこの映画の見所の70%くらいなわけ。

派生しているこちらも胸キュンものです。

動物園の飼育員たちの間で「ジュラシック・ワールド」の再現写真が流行中 日本からは長崎バイオパークが参戦

おかしいな、話がイケメン☆ムツゴロウ王国みたいなことになっとる。

クライマックスはいまハリウッドでも流行りのマーベルコミックのヒーローたちが敵味方で闘いまくるみたいな、恐竜オールスター大戦争が人間そっちのけで展開されます。
IMAX 3Dで観てしまったんですが、4Dとか3Dあんまり私は得意じゃないみたいです。
ストーリーに入り込むよりも、ビクビクしてしまい返って現実に戻ってしまった。
多分、鈴太郎もダメだと思われる。というわけでスターウォーズは2Dで観ます。

最後に。
クリスプラットさんの作品を他にも観てみようかな〜と検索するとかなり上位に
アメリカン・パイパイ
なるふざけたB級エロコメみたいなのがあがってくるわけ。
アメリカン・パイは邦題で引っかけただけで全く関係ないみたいで。
この脱力ものの邦題がすごい気になる。
間抜けなアメリカン兄ちゃん演じてるんだろうな〜。

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未年が終わるということで。
終わっても羊のこの映画はみどころあるわよ!ってことで。



アイスランド映画。
人より羊のほうが多いと言われている国ならではの映画。

羊を愛するがあまりに40年仲たがいしている兄弟が主人公。
羊がまたこの兄弟を結び付ける。

なんという業の深い生き物なんだ!ひつじよ!(違)

厳しい自然を舞台にほのぼのしているようでやっぱり厳しい現実を描いている。

淡々としているのに目が離せない。
少しのユーモアと丁寧な暮らしから伺える彼らの現実と夢。

申年になってもぜひ、お近くでやっている方は観て損はなし。

日経の夕刊、最終面左上に毎週月〜木曜まで4回に渡って
こころの玉手箱という連載が載る。

今週は橋口亮輔監督だった。
文化面なのだけど、この紙面の火曜なんて痺れた。
橋口監督、テレビドラマは家政婦のミタから読み解く家族像
音楽は渋谷陽一氏のサム・スミス論評。
橋口監督の渚のシンドバットでの浜崎あゆみとのエピソードと
渋谷氏のサム・スミスやアデルの歌声は哀しみや切なさがキモであるとあったことがなんというかシンクロした。

橋口監督のエピソードひとつひとつがなんだか切ない。

二十歳の微熱では、袴田芳彦(主演)が僕には出来ないと言った
渚のシンドバットでは、(浜崎)あゆみはもう伊藤君(岡田義徳)に砂を掛けられない
ハッシュ!の成功の後、鬱病になってしまった などなど

なんだろう、映画の印象と監督の心証が重なって透明な膜をいくつも自分を覆うような降り積もるような切なさを感じる。

私は、渚のシンドバットが一番好き。
今回の連載での裏話なんてもう小躍りものです。
まだ高校生くらいだった浜崎あゆみさんが出ていますが
すごーく、すごーく良いんです。
監督が「あゆみ」って呼びかけている文章からしてなんだかとても愛おしい目線を感じる。
浜崎あゆみに撮影終了後、撮影場所の海岸の砂を瓶に詰めて渡されたという監督。
その瓶を今も窓辺に飾っているっていうエピソード一つとっても、映画とリンクするようでぐっとくる。
監督自身がまだ10代だった役者さんたちの柔らかい心に触れた気がする
お互いに心を開いて撮ったっていうのが、やっぱり画面に出ているんです。
だから、人の心を揺さぶる。
とっても大事に映画を撮られているんだなあと涙ぐみそうです。

けれど、私がみた橋口作品は実はハッシュまでであり
ぐるりのこと、そして今上映中の恋人たちを観ていない。

今回の連載を読んで、監督の作品は余さず観なくては、、、と思った。
切実に向き合って撮られた作品ってやっぱり胸を打つんだなあ。
最新作もとても期待している。
これからも、心がざわつくような、あわだつような、余韻の残る作品を沢山撮っていただきたい。

ベン・ウィショーといえば、ワタクシ「パフューム ある人殺しの物語」(Perfume: The Story of a Murderer)しか知りませんでした。
が、「追憶と、踊りながら」っていう作品が観たくて観たくて、でもまだ観られないので

2004年の「レイヤーケーキ」を観たんです。
いま、公開中の007最新作、スペクターと前作スカイフォールでも共演しているダニエルグレイクと一緒のシーンがありまして。
ちょっとしか出てこないんですが「!!!!!」となりました。


そうしたら、スカイフォールもスペクターもまだ観ていないんですが
Q役で出演してるビジュアルが

ギャーーーーーーーー!

っていうレベルで可愛くてですね。


なんで、Qの日フライングかっていうと
本日12月9日はQの日ってことで夜21時〜22時まで
「007 スペクター」“Qの日”にTwitterでベン・ウィショー祭り開催

以下引用。
Twitter企画は、Qというキャラクターおよび英国俳優としてのウィショーに関するトークを楽しむためのもの。
ハッシュダグ「#Qの日」を付けて、Qもしくはウィショーへの熱い思いをツイートするだけで参加できる


というわけで、今からフライング(笑)

といっても、彼を映画出観た本数が少なすぎるので(ボンドもこの2作まだ観てないし)
今以下の2本を観る機会を伺っている。
「アイム・ノット・ゼア」(I'm Not There)
ボブ・ディランの半生を6人の俳優達が演じる伝記映画もケイトブランシェットが賞を取りまくっていたのでそちらに意識が行ってましたが
華奢でボサっとした感じのベンくんは雰囲気から似ている。

『ブライト・スター いちばん美しい恋の詩』(Bright Star)
イギリス映画の悲恋モノ。
実際にはベンくんが同性婚する相手と出会った映画となっている(笑)

華奢で妙に若く見える物憂げなルックスと
作品によって大きく雰囲気や顔つきがかわってみえる飄々としたところが魅力。


そして、そして!
この盛り上がりをさらに賑やかにするように、今のQ役から間髪おかずに新年から春にかけて大作、話題作への出演が目白押し!

白鯨との闘い(In the Heart of the Sea) 2016年1月16日(土)公開
クリス・ヘムズワース主演のアクションスリラー。ハーマン・メルヴィル役で出演

ザ・ロブスター(The Lobster) 2016年3月5日公開


第62回カンヌ映画祭「ある視点」部門でグランプリを受賞した「籠の中の乙女」に続き、第68回同映画祭で審査員賞に輝いたランティモス監督初の英語作品。「籠の中の乙女」の脚本家エフティミス・フィリップと再タッグを組み、45日以内にパートナーを見つけなければ、独身者は動物に姿を変えられ、森に追われる近未来を描く。

リリーのすべて(The Danish Girl) 2016年3月18日公開

エディ・レッドメイン主演。世界で初の性別適合手術を受けた人物の伝記。

一番観たいのはザ・ロブスター。
題名だけ聞いていると、ツイスターみたいなパニック映画っぽいけど(笑)
恋愛モノっぽい。すごく面白そう。


声優としても2016年1月公開のパディンドンも控えている。
あと本国ではサフラジェット( Suffragette)っていう
19世紀終わりから20世紀初頭にかけて行われていた女性参政権運動について描いた映画作品も公開済みらしいので
来年これも公開されると期待。


あとね、番外編なんだけど、いまBBCのドラマにでているらしいのだが、それがスパイもので脚本が
トム・ロブ・スミス!!!
今年映画化もされた傑作ミステリー「チャイルド44」を書いた作家が脚本ですよ。
みーたーーーーーーーーーーーい!!
(そうかい、彼もゲイだったな。このドラマもベン演じる主人公はゲイ設定だそうな。
ゲイ作品といえば、アナザーカントリーとモーリスの洗礼をうけた世代なので、またイギリスからこういう波がくるっていうのがもうねぇ、感慨深い・・・)
London Spy のBBC公式サイト


来年はベン・ウィショーの年!と断言しておこう。

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結論から先に述べると、三部作で最も面白かったのは、2作目の京都大火編でした。



夜中に映画館で観たんだけど、寝ちゃうかもという危惧をよそに最後までがっつり集中してみることができた。
後編へ繋ぐという意味合いも合ってか、すごい緊張感が観ているこちらにも伝わってきた。
藤原竜也という俳優は声の操り方といい、こういう少々仰々しいくらいの設定の悪役の方が活きるんだなというのは
モンスターという作品を観たときにも感じたかな。
舞台出身というのもあるんだろうけど、結構独特のタメがある役者さんで声も低いのによく通る滑舌の良い声なので
ごく普通の青年よりアクが強くて少々浮世離れしている位の方が輝いて見える。

神木惑群陲んもとっても素敵な役者さんになりましたね〜。
そのまま大きくなったのに、成長しても子どもの頃のビジュアルを彷彿とさせ
かつ芸域を上手く拡げているなんて周囲が優秀なのもあるんだろうけど、本人もセンスがいいんだろうなー。
世間も
「神木くんも随分立派な青年になって・・・」
という目線だと思うw
劇場で彼を観たのは、「お父さんのバックドロップ」(こちらもオススメ)以来かもしれない。


今作では、敵が強い!というのを非常にダイレクトに実感できるのがいいですね。
剣心が負けそうになったり、ピンチに陥るまま以下次号!ってなるんで。

佐藤健氏のアクションはダンスやってたからなんでしょうか。
すごくリズム感があって観ていて爽快なところがポイントな気がします。
駆け抜けるシーンとか観ていても風を感じるような軽やかさ。
ワイヤーがあっても、身軽にみえない人っていますからね。

そして、この京都大火編でのアクションシーンで一番痺れたのは
伊勢谷友介氏(四乃森蒼紫)と田中泯氏(柏崎念至、翁)による対決シーン。
これが素晴らしい迫力。
カッコイイ!
田中さんも舞踏家なので舞うようにアクションを演じている。
伊勢谷さんの眼光の鋭さを顔立ちの鋭さにぴったりなきりっとした身のこなしも犯罪レベル(笑)

シーンとしては徳川の世では御庭番だった忍びの一族の頭である翁とその一門に属するらしい蒼紫。
蒼紫は、倒幕の際に、口封じ目的で仲間を殺されたことで、最強といわれた剣心をつけねらうという展開。
それを翁は身体を張って阻止しようとするという場面。
この場面だけでも一見の価値有り。

原作の漫画はほぼ読んでいないので、原作の人物設定やストーリーがよくわからないけど
幕末についてはある程度好きなので、現実に居た人物と空想上の人物がほどよく入り交じっているあたり素直に面白い。

ラストの映像も壮大で、敵の強大さも、主人公達の大ピンチ具合も3作目への期待を煽る素晴らしいひきをもっている。

京都大火編は、本日日テレ系列の金曜ロードショーで地上派初放映とのことなので
(だから頑張って書いてみたのだ)
原作知らないし〜って人でもざっくり幕末好きだとか時代劇嫌いじゃないわっていう年配の方々
並びにイケメン大好きな婦女子、アクション凄いなら観るよっていう男子
るろうに剣心は知らないけど漫画やアニメが大好きな小中学生などなど
観て損はないと思われる。

あ、伝説の最期編について書いてない。
こっちはですね、綺麗にまとまっているとだけ述べておく。
いやあ、2作目が自分の中で素晴らしすぎたので、3作目も戦いの場面の激しさ、美しさたるやなんですが
オチをつけなきゃいけませんからね。
ああ、終わっちゃうのねと気が抜けてしまったというか。
個人的には、大河ドラマの龍馬伝で、その周辺のエピソードのみかなり熱心に観てしまった
龍馬(福山雅治)と人斬り以蔵(佐藤健)が並んでいる図が胸アツ。

とにかく、(原作知らないけど)原作の世界と平行して迫力のある映画化作品はそうないので
これはかなり上手くいった作品なのではないかと思う。
ハリウッドで映画化してもここまでは作れまい。
というのも、この時代背景と剣術はやはり日本で映像化されてこその迫力だと思うから。
(47roninをみよ。日本人キャストがあれだけ関わっていても敵がモンスターにならなきゃダメっていう・・・)
そういう意味では映画化する題材も良かったんでしょうね。


しかし、佐藤さんは凄いですね。幕末四大人斬りといわれる人物のうち2人を演じきってしまった。
どちらも彼の代表作と言っていいと思うなあ。
また、死ぬか生きるかという瀬戸際にいる危うい武士の役を是非やってもらいたいものです。
 

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日本では2016年1月公開予定の映画を、東京国際映画祭で一足先に見てきました。



フランスのフィリップ・プティが1974年に行ったNYツインタワーの綱渡りという実話を映画化。
こういう芸術を「犯罪芸術」というそうで。確かに、劇中でも主人公はアーティストだと強調していた。本人の自伝を元にしたドキュメンタリーもあるようで自伝ちらっとみたら、今回ジョゼフ・ゴードン・レヴィット(Joseph Gordon-Levitt.)が演じたフィリップ・プティ(Philippe Petit)はエキセントリックながら観客にある程度親しみを感じられるようなキャラクターに微妙に軌道修正されていると感じた。
なんか、えらくイヤなヤツ、問題児っぽいの(笑) だって、両親に17歳の時に裁判で養育権の終了を言い渡されているんだよ。親がもう面倒見切れないから縁を切ってくれって息子を放り投げちゃったっていう・・・。どんだけって人ですよ。
そのあたりのさじ加減が、長く大衆向けの作品を撮ってきたロバート・ゼメギス監督なのか制作陣なのかわからないけど上手いので、いわば綱渡りをみせるだけなのに、主人公を応援してしまうし、手に汗握っちゃうし、ジーンと感動までしちゃうのよね〜。
フォレストガンプ好きな人にはたまらないと思う。私はあの作品を思い出しました。

ジョゼフさんを主役にしたっていうのもうまいなー。
この人の顔って、ちょっと何人なのかわからない雰囲気があって髪型やメイク、目の色といったちょっとしたことでかなり雰囲気も変わるので、今回もこちらがイメージするフランス人にみえる。
フランス語も凄く綺麗に聞こえてフランス映画みたいだった。
劇中でアメリカへいくから英語の練習をしてる、英語で話してくれとか
君は英語を話せる?じゃあ今からは英語で
とか不自然になるかならないかギリギリのところで(いや、考えてみれば不自然なんだけどw)英語に切り替えていたのも面白い。

彼を取り巻く人物の中で、出てきた瞬間に私がイメージするフランス美男!と目が釘付けだったのが写真家ジャン・ルイ(Jean-Louis)を演じたクレマン・シボニー(Clément Sibony) と、主人公を支える恋人となるアニー(Annie)を演じたシャルロット・ルボン(charlotte Le Bon)
クレマンさんもシャルロットさんも初めて観た役者さん。ともにフランスとカナダの俳優。
クレマンさんは探したら、カイリーミノーグ(Kylie Minogue) の Into The Blueっていう曲でPVにでてる!



かっこええ。
他の作品もみてみよ〜。


そして、映像ですが。
3Dで高所の凄さと怖さをイヤってほど体感できます。
自然な3D映像っていうのをきちんとみた初めての映画化も。
なんていうか、自分が主人公と同じ目線で周囲を見たように感じられる映像です。
風が吹いて揺れる様まで体感した感じがする映像。
高所恐怖症なんで、何度かスミマセン目をつぶりました。
手には汗びっしょりかくし。
高所恐怖症の男性が1人出てくるんですけど、気持ちがシンクロしまくりです。
私ならあんなことやれって言われた時点で気を失って転落してる気がする。
そんな彼でも手を叩いてジャンプして喜んでしまう主人公の姿は必見。
クライマックスは監督に遊ばれた気分(笑)
 

おまけ。ジョゼフさんの芸達者ぶりが拝める。
この人のこういう頭の回転の速そうな所も好きだw



 

WOWOW映画工房200回記念 みんなで選ぶこの1本 オールナイト上映会 in 東京国際映画祭
に行ってきました。
3本の映画と合間にALL FOR CINEMAのディレクターズカット版も含む3バージョンを観るという企画。
上映前には斎藤工氏、板谷由夏さん、中井圭氏のトーク付き。
贅沢!ってことで。
家人にお願いし倒して、チケット取れるならいいよと言われ。
取れると思っていなかった家人に驚愕され(私の映画や好きなものへの執念を舐めるなw)
仕方がないな、じゃあどうぞってわけで行ってきた!
オールナイト久々すぎて、前日はたっぷり眠るはずがなぜかそうならず、すでに寝不足の状態でふらりとw
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21時に斎藤工氏、板谷由夏さん、中井圭氏の3人が登場。
3作品の見所などを解説したり話したりというトークが開始。降版にはチョコレートドーナツのトラヴィスファイン監督が登場し、映画についてを中心に。合計1時間くらいだったかな。
監督の話では、新作の話と邦題についての回答が印象深かったな。
次回作は祖母、母、娘の三世代の話である本をきっかけにして日本(中野と箱根)とロスを舞台に展開される話なんだとか。主役にあたるこの三世代の女性以外はほぼ日本人が出てくるような話だと言っていましたが、そこからなんとなく今の時点で想像しているのは「西の魔女が死んだ」みたいなテイストの話。


ターシャテューダーみたいな暮らしを日本でしているイギリス人の祖母を、学校で躓いてしまった孫娘が一夏訪ねる話。
母親が原作でも映画でもそれほど出てこない(ちょっと距離がある)けれど三世代の女系の話なので、なんとなく連想しながら聞いていた。

そして、Any day nowがチョコレートドーナツという邦題になったことについて最初は困惑したと話していたのが印象的。
これは、工さんが原題と全然違うけれども、映画のことを端的に表している良い題名じゃないか?というニュアンスで邦題についてどう思うかと聞いたのだと思ったんだけど(違うかな?)
監督の困惑したという発言に「あ、そうなの?」とこっちもびっくり。
内容に対して非常に可愛らしいというか子どもっぽいものに思えてちょっと最初は納得がいかなかったみたいなニュアンスだった。日本を熟知してる映画の宣伝マーケティングの人たちが出した題名だからと納得し、日本でヒットしたことで、この題名にも愛着が沸いたと語っていたので、言葉の感覚ってやっぱりかなりその国独特のものがあるんだなーと感慨深かったな。
3本の紹介は、順番が逆だったのでてっきりドライヴから上映するんだと思っていたけど、実際はチョコレートドーナツから。
観ていない作品がドライヴだったので、大丈夫かなー眠れず観られるかなーと思いながら上映開始。
というわけでそれぞれへの感想を。

映画工房「あなたの1本」決定!
『チョコレートドーナツ』アメリカ|2012年|99
ただ幸せになりたかった…。同性愛カップルとダウン症の少年との出会いという奇跡の前に、“差別と偏見”の壁が立ちはだかる。アラン・カミング主演のヒューマンドラマ。


こちらは以前にもblogでがっつり感想書いているので感想自体は割愛。
アランカミングの歌声は本当にジーンとする。Come to meやI shall be releasedの歌唱が重なった映像には何度観ても心を揺さぶられます。
明るく、素直で、チョコレートドーナツが好きなマルコを是非観てみてください。

直接映画とは関係ないけど、マイヤーソン判事を演じたフランシス・フィッシャーという女優さん
ヴォーグの伝説の編集長アナ・ウインターに似たビジュアルで好きな顔。
年取ってもカワイイ感じというか。でも役柄がどちらかというと冷徹なものが印象に残る女優さんなんだけど(笑)

『こわれゆく女』アメリカ|1974年|141分
心のバランスを崩した妻とそんな彼女の危なっかしい様子を不安そうに見守る夫。彼らの夫婦愛を全編すさまじいまでの緊迫感で描き切った、ジョン・カサヴェテス監督中期の傑作。



この作品は、20そこそこ位の時に1度観ていて、ジーナローランズ演じる女性が痛々しくて、本当に悲痛な気持ちになったことをだけを覚えていて。主要人物の演技による緊張感がとにかく半端なく、長い作品なのに全然心が弛緩する場面がない(笑)
何か嫌なことが絶望的なことが起こるのではという不安感に変な汗がでるような作品。
が、これ一緒に観た方々も後で言っていたので、あながち的外れではないと思うんだけど

「不安そうに見守る夫」って嘘じゃない?不安そうには確かにそうなんだけど、全然見守ってない。
妻を正気に戻そうと怒鳴る、ひっぱたく、とまあ、奥さんとはまたちょっと趣向を変えたエキセントリック具合で、この妻がバランスを崩したのも旦那が原因の一端でしょ?!と突っ込みたくなるようなイライラさせられる夫だった。私がこの妻の親ならゼッタイこの夫の所へは返さないな。
だって、不安定になっているのを知っていて、何の連絡もなく徹夜明けに10人以上職場の仲間を引き連れて帰宅。料理作って接待させたり、子どもたちがママにまとわりついて、ママ大丈夫?って心配していて本人も子どもたちの手前なんとか正気を保っていようとしている風なのに、夫は怒鳴り散らして、子どもたちが余計に怯えて不安になるような追い詰め方をしたり。どう考えてもこわれゆくのは女じゃなくてこの男だよ!って思った。

この旦那さんの家族とは賑やかに大勢で楽しまなければならないという強迫観念にも似た想いと、同僚達をもてなす料理がパスタだったところからイタリア系っていう設定だよね。だからなのか、どことなく昭和の日本にも通じるものがある旦那だったなあ。
亭主関白で、同僚達の前で良き夫、妻でいたい見栄っ張りなんだけど、自分の母親には頭が上がらない。そして、本当にパートナーがいないと生きていけないのは妻ではなく夫である自分だということをわかっているのに、みないふりをしている。
現場仕事のあらくれ男で、見守るんじゃなくてどうしていいかわからない小さい男。
けれど、妻を愛しているがゆえに周囲から「おかしい」と思われるのは耐えられない。人の目を気にして、怒鳴って、妻の注意を引いて正気に返らせようとしているような。そして、妻も必死に夫に合わせようとするのは夫への愛ゆえ。けれども、子どもたちといるときのように溌剌と無邪気に振る舞うだけではすまない。一生懸命、相手を喜ばせよう、よき母、妻でいようと思えば思うほど空回りし、自信を失い、心の均衡を失っていく妻。

愛し合っているだけではどうにもならないのが結婚生活だけど、価値観や何もかもがズレていようともお互いが家族としてやっていこうという前提さえ崩さなければ、どんなにボロボロで危うい状態でも家族や夫婦は続いていくものなのだということが重く迫ってくる。
観てると長尺だし、私にはわけわかんないという場面もあるんだけど
やっぱりあれだけ生々しく感情のぶつかり合いを見せられると何日経ってもふとした場面や余韻が残るなあ。
すごい。

『ドライヴ』アメリカ|2011年|101分
“逃がし屋”のドライバー(『ブルーバレンタイン』の人気男優ライアン・ゴズリング)を主人公にした衝撃の犯罪アクション。デンマークの鬼才ニコラス・ウィンディング・レフン監督の初の米国作品。




これが未見だったので、観たかったー!
んだけど、体力の限界が何度かきて最初の方ちょっと記憶飛んでいる場面が(笑)
主役のドライバーを演じたライアン・ゴズリングがサワヤカイケメン風なのに、その寡黙ぶり、無表情ぶりが任侠映画の主人公みたい。このキャラがゴルゴ13みたいw
この俳優さん自体が出演している映画も初めて観たかも。そのせいか次にどう動くのか、何考えているか、よくわからないっていうのが良いあんばいに混沌とした世界観を助けてくれるようなところがあって面白かったなあ。

このドライバーが恋する人妻アイリーンを演じたのがキャリー・マリガン。
まず、髪型がすんごくキュートで、この髪型いいなーって前半いっぱいずーっと思ってた。オドレイトトゥっぽくて、いつまでも少女っぽい雰囲気があるというか。そこがまたいい案配だった。
夫は刑務所に入ってて、見た目もなんだかいかつい。ドライバーといい、なんかこう危険な男達が吸い寄せられそうな危うさと純真さとがない交ぜになったような不思議な魅力があった。
暴力描写とキスシーンが繋がっているシーンがあるんだけど、この2人の血なんて一滴も流したことすらありませんみたいな無垢な雰囲気と凄惨な暴力とか両立している画面が返って妙にロマンティックというか、ファンタジーっぽくなってた気がする。
色遣いも、夜の場面が青とピンクを感じる独特の華やかさみたいなみたいなものがあって素敵だった。
しかし、話はかなりハードボイルドかつ無敵な主人公。
全然話を知らずに観たので本当に色々ビックリしながらみた。(でも途中睡魔にやられるというね・・・)

オールナイトっていうと、1人の監督の特集っていうイメージだけど
今回は選んでいる人も方向性も作家性もバラバラな作品たちでさすが企画モノといいますか、大変面白かった。
また、ぜひこういう企画をやってもらいたいなあ。


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