何回目だ(笑)
いいんだよ、好みにハマったんだからw
何度も言うが、観たかった斎藤工がこの映画には活写されている。

初日に誘ったまったく虎影に対して予備知識なしだった友人夫婦は

「独特な世界だったけど面白かったよ。でもさ〜、監督が血がでない、万人受けに作りましたっていうから安心してたのに、出た!ドバーっと血でてた!あれで出てないってどういうこと?!ビックリしたよ!」

と私の肩を揺さぶった(笑)

同時に

「月影役の芳賀優里亜さん仮面ライダー555(ファイズ)の子だよね!」

と大興奮。(そこか!w 旦那さんが特撮マニアな夫婦)


鈴太郎にも感想を聞いてみた。

・忍者のかっこよさはフツウ。

(フツウ?って聞き返したら、何度もつかまるからってw)

・竹の強化服は作ってみたい。あれ作ったらびょーんと飛べるんだよね。

(だったらいいね。母ちゃんそれなら見てみたいから作って)

・一番面白かったのは爆弾パチンコ。パチンコは大人がやるもので面白くなさそうだけど、爆発するならやってみたい

(オイ)

・子どもの名前はオケツ? え?コゲツっていうんだ。だよね〜オケツじゃヘンだよなって思った。ウンコウンコいうからさ〜オケツって名前なのかな〜って思った。

(感動もくそもないっすね。)


2作目があったら観に行く?と聞いたら

え?続編あるでしょ。キャラ出てきてたじゃん。行ってもいいよ〜。あの人強そうだったし。

でも虎影はもうちょっと強くなって貰いたい。

だそうです。

友達も観るかな?といったら

細かく、○くんはOKだけど、△くんは観ないかな、あと女子は忍者に興味ない子じゃないとダメかな〜とえらそうに申しておりました。

あはは、監督!小学生まだちょっと人を選ぶみたいです(笑)

2は、虎影が伝説の強さをもっと披露するか、強化服みたいに新たな武器によってちょっと強くなっててくれると誘える友達が増えるとドラ息子は申しておりますw


何も考えずに、そんなアホなー!なんだこれ〜、うそーん!ってツッコんで笑いながら虎影一家良かった、良かったと映画館を後にする作品に監督が腐心して仕上げてくれたんだなあと思ったんですが、子連れでみにいけるか直接聞いてきた人には目なしのビジュアルと予告みてOKなお子さんなら大丈夫と言ったのでご参考までに。

伊賀でも小中学生ゲラゲラ笑ってましたしね。

あのノリに乗っかってしまったもの勝ち。

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小津作品との比較で語られているのと同時に、カンヌ映画祭で上映されている頃、イギリスの新聞サイトだったかに細雪と比較しているようなコメントがあったのを思い出した。
小津作品については、私はよくわからない(秋刀魚の味くらいしか観たことがないエセ映画好き)。
細雪は谷崎潤一郎が描く大阪の四姉妹を四季とともに描く小説を原作に、3度映画化されている程なので映画も原作も日本通の人なら知っているんでしょう。
海街ダイアリーは鎌倉を舞台に描く四姉妹の話。
とはいえ、この四姉妹、末っ子の女の子は母親が違う。
父は不倫の末に家族を捨て家をでた。その相手の女性との間の娘が四姉妹では四女にあたる浅野すず。
だが、その女性も亡くなっており、父はすずを連れて別の女性と再婚。
その地でほどなく亡くなってしまう。
知らせを受けて、三姉妹が葬儀にかけつけると、泣きじゃくる現在の妻。気丈に振る舞うすず。
もう血の繋がった両親のいなくなったすずの気持ちをなんとなく慮った三姉妹は、別れ際
鎌倉に来ないかとすずを誘う。
一瞬とまどう顔をしながらも、すぐに「行きます」と答えるすず。
ほどなくして、四姉妹として鎌倉の家で暮らすことになり、四季を通して姉妹として家族として新たに過ごしてゆくこととなる。

姉妹のそれぞれの立場や事情を鎌倉の景色と彼女たちが過ごす家が優しく包み込む。
画面から伝わる柔らかな視線は、監督の視線ではなかろうか。
監督の視線が父親というか男性親族のものという気がする。

誰も知らないやディスタンス、歩いても歩いてもなど監督の作品を観ているといつも、穏やかな優しい視線を感じる。
監督のその目線は、とても優秀なカウンセラーのようだ。
多くを語りかけないし、こちらも話そうと思っていないのに
心の中にある澱のようなものを、涙として出させるような不思議な力が監督の画にはある。
鎌倉の空、木々の緑、寄せる波打ち際の海岸、歩く姉妹、振り向く姉妹・・・
なんということはない場面なのに、ぐっとこみ上げるものがある。
自分の中にある哀しみや愛おしさを映画を観ている間にひっぱりだされているような。
そして、四姉妹がちょっとずつ探りながら、時にうっとおしく、時に寂しく、時に嬉しくと新たな家族の距離感を築いていく様子をかいま見て
よかったねぇと泣き笑いする親戚のような気持ちにさせられるのだ。
その監督の目線のせいなのか、結構ヒドイ父親だと思うのだが、漫画同様父親はそれほど悪い人に思えないし登場人物達も酷い人間だとはあまり思っていないような空気がある。
どちらかというとまだ生きている三姉妹の母親のほうが生きて姉妹と会う機会があるだけに複雑に描かれている。
身勝手な風に描かれているというか。
娘は母親に厳しいからなあ(笑)
というか人間は同性のほうに厳しいものですからね。
わかるからこそ、納得できない。
その微妙な関係性を綾瀬はるか演じる長女と母親役の大竹しのぶ(微妙にすれた雰囲気を醸し出しているあたりがさすがすぎる)が非常によく魅せてくれた。

全編にわたって細雪のような、女優達が輝く紛れもないスター映画でありながらも
本当にこの四姉妹が鎌倉で暮らしているような親密な風合いも感じられる是枝印の映画になっている。

役名と同じ名前だという広瀬すずは、まさに浅野すずとしてスクリーンに生きている。
こんなカワイイ妹だったらお姉さん達もうちにおいでっていうよなぁ。
可愛がっちゃうよなあ。
そして、素直だけど色々我慢してきたすずは、お姉ちゃん達の前で改めて子どもとして生き直し
姉たちも、特に長姉の幸(さち)は自分も子どもだったらこんな風に過ごしたいなんて思いながら
もう一度子ども時代をすずとともに生きて居るんじゃないかな。
周囲の人々に温かく支えられながら、肩を寄せ合って暮らす姉妹の繊細な機微がとても美しく感じられる映画。

 

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現時点で私の中での三大魔界系俳優は以下の通り。

ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ


ジェイミー・キャンベル・バウアー


デイン・デハーン


魔界系とは、ドラキュラとかに素で間違われそうなビジュアルの俳優のことです。
勝手に私が今定義しました。

目つきが鋭く、色白かつ目の下にクマ飼ってますよね?みたいな青白さとでも唇だけ赤い金髪系。
体つきも華奢。


昔からある吸血鬼ものやゾンビもののほかに昨今では、ティーン小説を元にしたダークファンタジーが流行りまくったのでこういう異世界系キャラを演じる俳優さんも増えていますねー。

で、私の中でこの3人の何がいいかというと
相手役と並んだときの雰囲気が好きなのです。
といっても、ジェイミーさん以外の2人は、人間を演じているときにも病的な感じの役柄ってだけですけどね。

ビザンチウムでケイレブ演じるフランクは白血病の青年で、普段から青白く、ヨロヨロしていていかにも生命力が弱そうですでにドラキュラなんじゃないの?って感じだったし


ライフ・アフター・ベスのデインもゾンビの彼女より血色悪い青年で幽霊みたいだったし。
(あ、写真からするとベスにしか目が行かないw)


ジェイミーさんはトワイライトサーガでドラキュラ、シャドウハンターでも魔力をもつ美青年とかなり神秘的な役柄がビタっとはまってた。

逆にオフショットの彼は陽気なにいちゃん度合いが格段にあがってる写真が多くて、心惹かれないっす(笑)
(↑関係ないけど、シャドウハンターでのジェイミー様は、水嶋ヒロがイギリス人になったらみたいな感じだ。)

なので、興行的に世界でも微妙らしいシャドウハンターの続編がストップしてキャストかえてテレビシリーズになるらしいですが

私はジェイミーとリリーコリンズ演じる
続編を熱望しています!

(多分もうないんだろうけど)

ビザンチウムは、ドラキュラものとしてはふつうでしたが、シアーシャ・ローナンとケイレブ・ランドリー・ジョーンズの雰囲気がとっても好きなので個人的には好きな映画の仲間入りです。病んでて孤独な2人という雰囲気が堪能できました。

なんでこういう孤独感を抱えたカップルが好きかというと、小学生の時に読んだ漫画

松本洋子の黒のシリーズが原点かと思います。

松本洋子の漫画は当時、赤川次郎原作モノのサスペンスと作者オリジナルらしい黒魔術やらなにやらが絡んだ洋物モノサスペンスを連載しており
この世界観が、ハリウッドのダークファンタジーの世界観と被るんですよ。
いつも主人公の女の子が薄幸そうだったり、実はみたいな裏の顔がツボでした。
明るいヒロインのコメディたっちのミステリーもあったのですが、個人的には不幸感満載な洋物サスペンスが一番好みだったんですよね〜。
薔薇の葬列とか、呪いの黒十字とか黒の迷宮とか。
子どもの頃の影響力ってコワイですね(笑)
あの頃の漫画の世界がハリウッドからやってくるなんて良い時代になった。
ハリウッドはコンテンツ不足ときくので、日本の漫画は漫画でも少年漫画じゃなくて
こういうニッチな少女漫画にまで手を広げて映画化すると少なくとも日本では大受けするんじゃないかと思われる。
アメリカやヨーロッパの雰囲気や文化を練り上げちゃって別物になっている感じが
逆輸入な物語っぽくてどうですかね?
ぜひ、誰か売り込んでいただきたい。

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すみません、今回も長い。長いので、少し続きに移動。

新宿シネマカリテで、6/20から公開予定の「虎影」を先行プレミア作品として上映するとのことで行ってきました。

本来は昨夏に観ているので、1人でも多くの方に観て貰うべき?とも思ったんですが
すみません、我慢できませんでした。
だって、上映後に西村喜廣 監督とキャストの三元雅芸さん、 屋敷紘子さん、仁科貴さん、 加藤桃子さんが登場するっていうんですよ!
監督やキャストからの裏話が聞きたいという欲に負けました(笑)


最初にこのトークで印象に残ったことを書いてしまいます。
西村監督が、この作品は観に来る人がワクワクしてみられる娯楽作品として創りましたというようなことを仰ったんです。
だから、家族で大勢の人に観てスカっとして欲しいって。


そう、虎影ってそんな作品です。
それも日本で作られたという雰囲気がそこかしこに溢れている娯楽作品。
しかも、メジャーな空気と、ちょっとカルトな怪しげな雰囲気が微妙に絡まり合っててカッコイイのです。

私は残念ながら、西村監督作品も、斎藤工氏の映画も全部は制覇していない不届きものですが
間違いなく、お二人の代表作の一つになると言い切ってしまいます。

特に斎藤工さんについては、ここを観ている方はご存じの通り、私はファンなわけですけれども
ファンとしてスクリーンで観たかった色々な彼が虎影として余すことなく活写されています。
斎藤工で一本だけと言われたら、迷わず、虎影を薦めます。
そういう作品です。

映画好きだ!って叫んだところで、子どもがいて
私ばっかり、じゃ、映画観てくるから!ってホイホイ出掛ける訳にもいかんのです。
かといって親子3人で映画観るのに、アニメか戦隊物しか観られないのは悲しいわけです。
選択肢が欲しい!
でも洋画で吹き替え探すのはわりと大変で、邦画に親子で楽しめる作品が量産されているかというとそうでもない。

いや、あるんですけど、我が家の場合、息子がめんどくさい男子でして。
去年は私と息子が映画館の前で観る、観ないでケンカになった作品が
偉大なるしゅららぼん
ハロー!純一
前者は、宣伝ポスターを観た瞬間に「コワイからイヤ」
後者は、「小学校は自分が普段行っているところだから映画館では観たくない」

どちらも観に行くのはいいよって言うから一緒に行ったのに、映画館前で拒否。

観ない!という人間を引き摺って映画館に入れるわけにはいかないので
泣く泣く諦め、しゅららぼんはDVDで観ました。
っていうか、DVDで観たら、しゅららぼんもえらく真剣に観ていた。
このやろーって思います。
多分、ハロー!純一もDVDで観たらフツーにみるんですよ、きっと。

でも!ですよ。
虎影は、男子の好きな大きなフックが最初にある。

そう、忍者です。

※伊賀上野城

外国人も大好きなようですが、子どもも勿論大好きですw
ドイツにいる友達が仮装週間みたいな時期があるそうで
自身の子どもたちに手作りの忍者衣装を誂えて登校させたら老若男女に大人気だったそうで。
もう、羨ましい。
はい、大人の私も忍者になりたい。

そして、忍者たちが入り乱れて、財宝のありかが書かれている巻きものを奪い合う冒険譚であり、アクションムービーなわけです。
これは男子食い付きます。


え?女子っすか?
女子には虎影演じる斎藤工氏がいるではないですか!
ずっと旬(By西村監督)な男が主演ですよ。


そして!虎影と戦うこれまた凄腕忍者の鬼卍(おにまんじ)役の三元雅芸さんも格好いいんだわ。
監督の役柄イメージはカリオストロの城の石川五右衛門だそうです。
うん、確かに五右衛門でした!
この鬼卍の妹役が清野菜名さん演じる鬼十字(おにじゅうじ)。
こちらもイっちゃってる目をしてるのにカワイイ〜。
私は鬼兄妹のファンになっちゃいました。

※ロケ地☆



ゾンビ映画はわりと好きなのだが、ハイチがゾンビに深く関わる国だという知識は
この映画で初めてしったレベルのニワカです。

冒頭、デイン・デハーン演じるザックの彼女ベス(オーブリー・プラザ)が森の中へと消え、葬式後らしいシーンへと切り替わる。ベスはハイキングへ行こうと1人で森の中へ入り、ヘビに噛まれて死んだ。
ザックとベスはあまり上手くいっていなかった。
けれどもいざベスが亡くなってしまうと
その喪失感と最近の険悪な態度などを後悔する気持ちが生まれて罪悪感と後悔が押し寄せるザック。
悲痛な表情で彼女の家へ行くと、ハイチ出身の家政婦が、ベスの父親モーリー(ジョン・C・ライリー)に罵声を浴びせて出て行ってしまうところだった。
そう、このハイチ出身の女性がわりとキーパーソンぽく何度も会話にでてくる意味がわからず
帰宅後に調べたら、ゾンビ=ブードゥ教=ハイチで発展という図式がでてきて
これを映画で取り上げたことから世界的に広まっている常識
(?)らしい。いや、しらなんだ。

まあ、とにかくそのハイチ出身の女性が出て行くのと入れ替わるようにベスは自ら墓穴を掘り、自宅へ戻ってきた。
両親は喜び、ザックも、本人に今度はきちんと気持ちを伝えて、また2人の関係を構築していこうと浮かれちゃう。
このうかれっぷりが、どちらかというと、ベスよりザックの方が血色も顔色も悪そうで若干ゾンビっぽいテンションの低そうな、陰鬱な雰囲気を持ったデイン・デハーンが演じているので、ビミョウに気怠げでなんか良いのだ。
監督もそれを意図したらしい。
昔のジム・キャリーばりのコメディアン俳優が演じると、多分クドイ。
なにせ、ベス役も人気のコメディエンヌだというので、わりと迫力もくどさもあり、ゾンビ化が進行してもちょっとキュート、でも暑苦しいというか、なんというか突き放せない厄介さを上手く醸し出しているだけに。

ザックのこの若干儚げで陰鬱な雰囲気を気弱で情けないか弱い男子にみせるのに大きく貢献している人物がもう1人。
ザックの兄カイル(マシュー・グレイ・ギュブラー)
トイ・ストーリーのウッディにロボコップの性格を搭載しました!みたいな
若干警官、軍事オタ系の何考えているかいまいちわからない無表情さですぐにキレて叫んだり銃を出したりして威嚇する。
この兄もゾンビになったベスとどっこいどっこいの恐ろしさw

なんだろう、この出てくる人物がみなちょっとタガが外れているような
ちょっとねじ曲がっているようなところがトッド・ソロンズ監督の作品あたりを思わせる。(もうちょっとわかりやすい)


徐々にゾンビっぽくなっていくベス。
えらい怪力になるわ、感情のコントロールもできなくなってきて、ちょっとしたことでキレて暴れるのですっかり100年の恋・再熱も冷え切って怯えるザック。
そこへ、母親同士が親友だという女子エリカ(アナ・ケンドリック)登場!
文字通り腐っていくベスに比べてなんて健康そう!(笑)
正しきアメリカンガールが出てきたことで、ベスのゾンビ化も対比が激しく
ちょっとエクソシストみたいな様相を呈してくる。

さて、ザックはベスにどう向き合うのか?!

ちょっと変わったテイストですが、ラブコメと言われたらそうなんだろうってところ。
ゾンビ男子と人間女子のウォームボディーズほどの胸キュン系の話ではないけど。
結末としてはこういうものの方がある意味現実的であり、私は好きかも。

そして、人生は続く。
人生は、生きている人間のもの、なんですね。
死んでいくことは忘れられていくことだというような言葉を誰かが言っていたような気がするのですが
ラストでそういう気持ちになります。


この映画、結果はあるけどそれに至った原因はあまり求められていない映画です。
なので、多分この映画の中でゾンビはスムース・ジャズと屋根裏が好きっていうシーンがやたら出てくるけど
それがなぜかはまったくわからない。
作っているときに、こういうアイディアはどう?っていうのをいいね〜ってのをどんどん採用したようないい加減さがある。
その切りっぱなしなエピソードがちりばめられているところが個人的にツボでした。

興味のある方は
現在新宿シネマカリテで上映中なので、是非。
他の映画館で観られるようになるか不明なので、逃さないほうがよいでっせ。


家人はこの題名をみるとどうしても
カルロスゴーンの顔が浮かんでくると言います。

のっけから映画の世界観をぶちこわすつかみで申し訳ない。

私もすっかりカルロス・・・違う!と脳内でノリツッコミをおこなってから映画の世界に入るという
しちめんどくさい作品になってしまいました。

家人曰く、5人に1人はカルロスゴーンを思い浮かべていると思うと言っている。

そんなバカな!

で、この作品。
デイビットフィンチャー監督作品。
原作があるんですね。
副音声での監督解説をちょっとだけ聞いてたら
原作者とのロケ地エピソードとか出てきたりしたので「へえ〜原作があるのか。」と。
原作があるものの映画化だと原作読んでないと意味さっぱりなカットが出てきたりするんだけど
そこは、さすがデイビット・フィンチャー!
何かある、何があるんだ?わかんないけど嫌な予感がするーとずっと思わせる不穏な音楽と映像と表情。

この監督ってほんと、性善説信じてないですよねー。
いい人なんているわけないだろ、みんな一枚皮を剥げば醜く、汚く、自己中だと言い切っているというか
非常に人間をみる目線が冷徹。

でもこのぶれない視点が、今回の作品ではもの凄く美しくハマッててじわじわきます。
セブンでは「ぎょえー!」ソーシャルネットワークでは「みんな不快な人物に描きやがったな!」
というしてやられた感に不快になったんだけど(笑)
今回の不快さは、なんか作品のもつテイストと均衡を保ってて良かったというか。

私の父親はこの作品を観て
「最近韓流ドラマばっかり観てたからストーリーが二転三転するのに頭ついていくのが大変だった。いやーたまにはこういう頭使う作品観ないとな!」

お父さん、大丈夫か?もうボケてるんじゃないか?
やっぱり老いると脳の構成も単純になるのか?
面白かったけど、頭が追いつかないほど複雑奇怪ではなかったぞ、父よ(笑)

ベン・アフレック演じるニックとロザムンド・パイク演じるエイミーの出会いから夫婦関係
そして、エイミーの両親この4人がでてくるシーンが非常に芝居がかっていて、空々しい。
私にはあのエイミーの両親が元凶にみえた。
有名な作家である父親は、エイミーをモデルに「アメイジング・エイミー」という本を書いている。
エイミーには小さな頃からその自分であって自分ではないアメイジング・エイミーが陰日向となりちらついている。

聡明で美しいエイミー。
頭が良かったばかりに、周囲の期待に完璧に応えてきた彼女。
小さい頃から自分という人間の脚本家であり演出家であり主演女優という状態。
そりゃ自意識過剰にもなるよねぇ。

ベンアフレックは賢いはずなのに、ちょっとバカな感じが漂う役が本当に上手いな。
エイミーの聡明さを際だたせるその存在感に唸った。
双子の妹の存在もキモで、血縁かつ生まれる前から一緒な存在だけにこのダメな兄の徹頭徹尾味方で
追い詰められる主人公の支えであり、この女性がいるからこそのエイミーの疎外感の描かれ方もよりくっきりするというか。

しかし、「本来の自分」って何でしょうね?
人からみえる自分、ある角度から切り取られて写る自分、自分が思う自分。
私はこういう人間であるというアイデンティティは、非常に不確かで曖昧なもの。
自分を演じちゃうと、結婚にも筋書きが必要になってくるのね。
そんな結婚イヤですけども。

エイミーとニックはある意味ではかなりお似合いの夫婦なんだと思う。
その方が世の中も平和というか、割れ鍋に綴じ蓋っていう諺が頭をよぎったなあ。
筋書きとある種の洗脳のようなものは泣き喚くよりもかなり有効なんだな、幸せかどうかは別問題だけど。
私は、人生気楽に生きてゆきたいので、映画の中だけであって欲しい話。

そして、カルロスといえばゴーンじゃなくて
個人的にはカルロストシキ&オメガトライブを思い浮かべたい(違)



紹介文抜粋。
『アース』『ライフ −いのちをつなぐ物語−』を手掛けたBBCアースがピクサー・スタジオの協力を得て製作した新感覚のネイチャー・ドキュメンタリー。シマリスとスコーピオンマウスという小動物の視点で自然界を捉え、2匹が成長していく姿をハートウォーミングな物語と共に紡ぎ出す。極上の映像美にも魅了される子ども大人も楽しめる1作。

抜粋終わり。




マーク・ブラウンロウ監督のインタビュー

ドキュメンタリーでありながらストーリーを持たせるという手法は見やすくていいですね。
日本でも子ども向け動物ドキュメンタリーというと「ダーウィンが来た!」あたりが有名でしょうか。
子どもたちも見慣れていると思うので、そのままのダイナミックな映像だけより
物語性があると子どもも飽きずに目をランランと輝かせて観るかと思います。
それも今回は小動物を彼らの世界からみたようなカメラワークで魅せる作品。

導入部のきのこがにょきにょきと生えるシーンやどんぐりが頭上からゴツーン、ゴツーンと落ちてくるシーンなどは迫力あるしワクワクします。
シマリスがどんぐりを頬袋に収めるさまも音といい可愛くてかつ美味しそう(笑)
もう一匹の主役であるスコーピオンマウス(バッタネズミという日本名より英語の名前のほうがカッコイイわ)も可愛らしい外見なのに主食はサソリやらワームだっつーんだからスゴイ。遠吠えもしちゃう。
超小さいオオカミみたい。
映画ではそこまで描かなかったけど、小さなヘビ、なんと同じ仲間であるネズミ類も捕食するらしい完璧な肉食獣だそうで。
すげー。

舞台挨拶で、日本語版ナレーションの斎藤工氏はスコーピオン派と言ってましたが
私と鈴太郎は、スコーピオンマウスのシーンはわりとビクビクしましてw
鈴太郎など、3Dメガネ外しましたからね。
シマリス派です。
会場ではお子さんはシマリス派が多いかな?と言ってましたが
多分、スコーピオンマウスの方が登場人物がみなどう猛だったからだと思われる(笑)
シマリスも昔何匹か飼っている子がいましたが
彼らも実はかなーり気が強いけどね。
相当人になれていないと、がっつり噛みつかれます。

上映時間も44分とダーウィンが来た!+αな時間でうちの子は映画館であまりじっとしていられないの〜ってお子さんでも
なんとか観ていられる時間かと。
お子さんは500円ですしね。
親子で映画館行くのにオススメです。

第1弾とあったので、評判がよければ第2弾、第3弾と作られていくのではないかな〜。

最後に余談。
私もまた動物飼いたくなっちゃいました。
正確にはいるんですけどね・・・金魚とメダカが。
でも、もっと意思疎通できる動物が飼いたいっす。
世話(水替え)が大変なわりに家族がああしたいこうしたいと希望だけ述べるのでめんどくさいw
自分が主体で飼うなら犬か猫か鳥あたり。
このブログにも「わくわく動物ランド」「ジュウシマツネタ」というカテゴリーがあって
近年自宅か実家で飼っていた子たちのエピソードは記したんですが
自分がちゃんと飼っていたわけではないので欲求不満であります、はい。
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予告を観たときからワクワクしていて、観たかったもの。
DVDで観た後に、手元に置きたくて購入してしまった。

仕事は解雇されそうで、恋愛もうまくいかない40代。
それまでは冴えない人生を、妄想で補ってきたけどそうも言っていられなくなった、人生崖っぷち。

LIFE誌で写真を管理する部署に勤める主人公。
ある時、表紙になる写真のフィルムが見あたらないという事態に直面する。
撮影したカメラマンの行方を追うことで
フィルムに映っているであろう一枚の写真の行方を探ろうと妄想の殻から抜け出す。
文字通り旅にでる。

なんとも奇想天外な成り行きなのに、メッセージは地に足の着いた物。
人は「やろう!」と思って行動するとこんな風に景色が語りかけ、人が関わり、人生が動いていくんだよと勇気づけられる作品。

気の持ちようでどれだけ自由になる世の中に生きているかを知らされる映画。
そんでもって、アイスランドに行きたくなる!
壮大なアイスランドプロモーション映画とも言えるかも(笑)

未公開映像もなかなか面白い。
ベン・スティラーが色々試して何を採用し、何を削ったのかみるだけでも楽しい。
サントラも秀逸なリアリティ・バイツなんかを監督している人でもあるので今回の音楽も個人的にはかなりツボ。
かなり前向きな人なのかなー。
本当に落ち込んでると観られないかもしれないとも思わせる実はかなりパワーのある映画だと思う。

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今頃ですが2014年に観た作品についていくつか。

百合アニメなのかな・・・?と思いながらみた。
違ったんですけどね。
原作を読んでいないので、そっちの補完も必要な気がするんだけど、映画としてそれはどうなんだろうという。
主人公の持つ切迫感や息詰まり、繊細な感情にはシンパシーを感じ、思い悩むあまりに自家中毒っぽくなっているのは非常によくわかる。けれども、女の子同士の友情の描き方に違和感。

女子独特の距離感やら仲の良さっていうのは確かにあるもの。
女の子同士で腕組んで歩くとか、意味もなくウフフと笑い合うみたいな思い出のマーニーみたいな場面もなくはない。
いや、ある。
女子はスキンシップ好きですから。
まあ、アラフォーになってまではやらないけどw

しかーし!スキンシップ好きでおしゃべりし出すと止まらなくてマシンガントークとなっても。
本当に仲がよい女子たちはベタベタしていないのよ。
わーっと喋りまくってきゃっきゃっやったら、「じゃあねー!」って切り替えられる。

女同士の会話を横で聞いてみると良い。
ワーっと盛り上がったのに、急に何の脈絡もなく全く違う話題になったりする。
そこで、「なんで?」と誰も疑問を挟まない。
あれね、人間関係もそうなんですよ、奥様。

なんかゴタゴタして剣呑な雰囲気になっても、ふとしたことでキャッキャウフフ状態に戻るのも女子。
そういう、信頼してるからこそでるバイオリズムでの機嫌、不機嫌みたいなものがかなり濃淡はあるけど女性には思春期くらいから漂う。
その辺がなくひたすらお互いの存在に依存してベッタリして見えるから百合っぽくみえたのだ。
描いたのが男性なんじゃないかと描き手のことがつい思い出されてしまう。

その辺の描写のうまさに唸った映画といえば「犬猫」です。
この映画はお互い親友っていうような女性同士ではなく、キライキライも好きの内っていう女子同士を描いてますが。

楽しさも痛みも共有したからこそ、ラストが利いてくるっていう友情の描き方でも良かったんじゃないかなあ。
あと、これは思い出のマーニーだけじゃないんだけど、女性同士の友情を描く際に片方に恋人が出来て、友情がないがしろにされるとか、同じ男を好きになるみたいなシチュエーションがよく出てくるんだけど、あれが不満です。
恋愛と友情の比率がそう変わらない女性だっていっぱいいるし、仲がよいからって男の趣味まで一緒かというとその方が珍しいと思うんだけどなあ。私の周囲だけ?

私は、親友が結婚相手に何かで悩まされていたら「殴りに行くからね!」くらいの勢いで結婚式でてたんだけど(笑)
どちらかというと、親友を旦那さん(or彼)に取られてしまった!みたいな男性の方にライバル心を抱いたけどなあ。
幸せになって良かったねって気持ちとともに親友が取られて遠くに行っちゃう!って感じで悲しかったのも覚えている。
私の結婚式では普段はクールな幼馴染みが号泣していたのをみて、私の親までビックリしてた。
後から聞いたら、結婚することで遠くに行っちゃうっていう感覚があって涙が止まらなかったと言われ、私もまさに幼馴染みたちの結婚にこの気持ちをもっていたので、これって女子にはよくある感情なんだと思ってるんだけど、ちがう?

なので、ニュータイプの友情物語が生まれてくることを今後期待している。

釜山映画祭にて杉野希妃監督が受賞した影響か
たくみん人気が爆発してくれたおかげか
新宿武蔵野館ではレイトショーだけの予定が、昼間の上映も増えたおかげで観ることができました。

欲動
三津谷葉子さんと斎藤工さんのW主演で夫婦の情愛と、生死に揺れる中で突き動かされる衝動を描いた作品。

このお二人がとっても生々しく、力強い美しさがあってバリの景色に栄えました。
監督自身が何かでバリで映画を撮ることで、自身の表現の殻を一つ破ることが出来るような気がしたというのを読みましたが
ヒロインはまさにそれを体現する役柄。

今までこう生きてきた。
頭で考えていることをとっぱらって赴くままに行動したら何かが変わるだろうか?


その原動力が生死であり、性なんだけど
性、つまりセックスで自分を解き放って今までの自分の殻を破るって実は美化されたりしてないんですかね?
私がいい年してお子様なのかもしれないが(笑)
身も蓋もないけど、子孫を残すっていうことであって、そんなに特別なものなのかという気持ちもあり。
出産も描かれていたけど、比重が軽かったせいかな。
まだ監督自身がそんなにかわるきっかけがあるなら自分がそういうものを体感してみたい(性に限らず)というのを映画からひしひしと感じたんだけど、監督自身もどこかでそんなことあるのかな?って疑っているような。
そういう、脱皮したいけど、もうちょっとかなみたいなホップステップでジャンプ前みたいな印象を映画からは受けた。

ユリの状況もそこで映画が終わったように感じる。
まだ、この続きを描こうと思えばいくらでも描ける。
けれども、監督もユリ自身もまだここまでしか答えが出ていないといった風に私はラストを受け取りました。
監督自身が結婚、出産やらなにやらを経験してから続編が観たいかも。
そういうドキュメンタリータッチの進行形の匂いのする映画。

二人の佇まいが繊細でいながらもとても自然でリアルな感触を感じられる映画でした。
息遣いや溜息まですぐ隣で聞こえてきそうな。
映画のあと、二人はどうなったんだろう?
できれば、その後がみてみたい。


********************************************************
ここからは映画関係ないバリ話w
1990年代と2000年代に2度行っていて、特に最初に行ったときは色々偶然が重なって
現地の人や現地人と結婚している日本人女性にあちこち連れて行ってもらった。
おまけにもともと東南アジア系の顔なので、初回のバリではマレーシア人やバリ人、インドネシア人に間違えられまくった。
スーパーに入れば、店員に現地語でたたみかけられ。
ビーチボーイも物売りも私をガン無視w
帰国時にはイミグレで質問攻め。
一緒にいた友人が
「彼女のどこがバリ人に似ているのか?」
と聞いたら、入管の人は
「鼻筋がバリやインドネシア人だ」
という。
いやー、すくなくとも祖父母までは全員日本人のはずなんだけど(笑)

その時バリ旅行では、ウルワツ寺院に連れて行って貰った。
猿がいっぱいいる寺院で太陽が綺麗にみえるんだよ〜って言われた。
映画では、このウルワツ寺院で行われているケチャのシーンが印象的なモチーフとして再三登場する。

で、三津谷さん演じるユリみたいに、夜はナイトクラブに連れて行って貰い、昼はバリコーヒーを飲みましたよ!
(ナイトクラブは確かガドガドっていう料理名と同じ名前のところやピーナッツっていう日本人もわんさといったディスコに連れて行って貰ったなあ。2000年代でピーナッツの近く通った時はテロ後だったせいか、ものすごく雰囲気がすさんでてびっくりした)
私が色々連れて行って貰っていた現地人もワヤンやマデという名前。
長男がワヤンで次男だか三男がマデって名前がほぼ決まっているのでそこらじゅうワヤンさんだらけだったりするんだな(笑)
ワヤンはホテル従業員でマデは日本人の奥さんがいたので、2人とも日本語ペラペラだった。
欲動でのワヤンは英語だったけど、ビーチボーイも今は日本語そんなに話さないのか?
1990年代はそれこそ、ビーチボーイと呼ばれるナンパにいちゃん(たんなる無職のお兄さん達)はそりゃあ日本語を流ちょうにあやつっておったが。
インドネシアはイスラム教が主体だけど、バリはヒンドゥー教。
階級社会で、名前でほぼ階級がわかるようになっている。
日本人女性が結婚していた現地の方は、貴族階級だったみたいで、全然違う名前だった。
ウルワツ寺院に連れて行ってくれたのはこの貴族階級の夫婦。
この方々には、ウブドゥのアーティスト村や銀細工の工房にも連れて行って貰って壮大なライステラスもみた。
映画でこの記憶がよみがえるような、ライスフィールドも観ることができた。

今はスパで有名なウブドゥも20年ちょっと前はクタ・レギャンからの道はあぜ道で
ツーリスト女性がふらりと訪れることができるような所じゃなかった。
こじんまりとしたまさに村だった。

撮影の海岸がサヌールとかちょっとプライベートビーチっぽい雰囲気の場所なせいか、1990年代のクタレギャンやウブドゥを思い出させる景色満載。


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