岡本喜八監督の映画化から48年経ち、原田眞人監督が再映画化。
あとからみるとなぜあんなにズルズルと戦争が終わらなかったのかと嘆きたくなる状況なのに
当時の情勢からすると、8/15に終戦となったのも多くの人の駆け引きと尽力によるのだなとしみじみと感じた。
ただ、何時の世も未来を正確に予見できる人はそういないと思うので、政治家というのは
信念を持って自身の信じる路へ「賭け」にでるべくしてでる、決断する人のことを言うのだなあと山崎努が演じる鈴木貫太郎首相をみて思った。

それにしても、軍部の青年将校とやらはまっすぐと言えば聞こえはいいが
何百万という犠牲者を出しているのにまだ2000万の兵がいるなんてよく言えるなあと後世の人間なのでついつい思ってしまう。
実戦をみれば一発でこりゃダメだとならんのか。
気合いと神風で勝てるなら、軍隊も兵力もいらないじゃない。
明治以来負けなしの軍だっていうのも、ラッキーだったに過ぎない。
当時の軍人が本当にそういったのかはわからないけど、劇中でも「神風が吹く」というセリフがあった。
ということは神風のような奇跡が起きなければ勝てないという認識があったということだ。

当時の一般市民だって「負ける」とは思わなくとも
竹槍で上陸する兵士を撃退できるなんてバカじゃないか?と思っていたという話をちょいちょい聞く。
当時を生きていた祖父母の話、義父の話などを聞きかじっても同じ印象。
青年将校なんて当時の超エリートで頭脳明晰なんだからわからないはずないじゃないか。

ある種の人間にとって一般市民って虫けら同然なんだなあ。
道を歩いているアリのような存在。
踏みつぶされたら可哀想だけど、後から後からわいてくるでしょってな扱い。
いざとなると、体面や大儀やプライドに無惨に殺されちゃうんだな。
そういう気持ちが強烈にわき上がる映画でした。


主要人物を演じる役者がみな素晴らしく、中でも時の首相・鈴木貫太郎を演じた山崎努と昭和天皇を演じた本木雅弘はその時代にいた人といった雰囲気を大きく纏って品とすごみが感じられて画面が静謐に感じられた。
こういうそれぞれの思惑を取り合わせて着地点がああなったのもむべなるかな。

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正直に言うと、サマーウォーズもおおかみこどもの雨と雪もその万能な祖母や母の存在感に
そんなこと言われたって、母性の強さや包容力を美化しすぎじゃー!
中でも、おおかみこども〜は、子育てしているとコレは無理だろうというツッコミが要所要所で頭をもたげてしまいストーリーに入り込めなかった。

今回は同じように子どもの成長、親からの自立の物語を父子という関係性で見せてくれたせいか
その理想像的な父子関係、周囲の主人公を見守る姿勢をファンタジーな部分も含め、素直にみることが出来ました。

上記を含め3本中ですが、私は今回の「バケモノの子」が一番好きです。

素直に、頑張って大きくなれ!と主人公九太(蓮)の成長を応援したくなるお話だった。
同時に、ストレートな親自身の成長話でもある。
熊鉄といつも一緒にいる多々良や百秋坊。
彼らには実の子は誰1人いないが、九太を通して子育てに関わっている。
憎まれ口を叩き、やいのやいの言いながら、九太を心配し励まし、そして彼らも九太の言葉に時に気づきを得ている。
子どもの成長と親の成長のどちらもバランスよく描かれているのがいい。

作品から子どもたちの成長と将来の自立を応援し、祝福する気持ちを登場人物達から痛い程感じて泣けました。
孤独な少年九太が、熊鉄と出会い、他人ながらもきちんと親子関係を築いてまっとうに成長できたことを喜びたい。
そして、世の中のバケモノの子を観る少年少女に同じようにあがいて成長して、親からそして、社会からぽーんと元気に巣立っていって貰いたい。

子ども目線で観ていたであろう、鈴太郎も熊鉄が下した決断のあたりでちょっと泣いたらしい。

映画というのは観ている場面から、自分の感情がリンクして引き出される瞬間が気持ちがよい。

そして、なにより今回はその映像のすばらしさを映画館で存分に堪能できたのも大きいかなぁ。
夜の光やブルーが特にキレイ。
繊細な色合いと動きにホレボレしました。

もう夏休みも終わっちゃっているところもありますが、家族で観るのにオススメです。

監督からの親離れ、子離れへのエールを受け取りにぜひ劇場へ。

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飛行機でみた映画その2。

リースウェザースプーン主演。
原作がベストセラーとなった自伝らしい。
母親の死で、精神のバランスを崩して色々とタガが外れてしまい離婚した女性がアメリカの大自然を1600キロ3ヶ月間かけて踏破する様子を描いたドキュメンタリータッチの作品。
あらすじを言ってしまうとほぼこれだけなんですが、それを知った上で観ても問題ないくらい画面に力のある映画。
主人公の恐怖や疲労感、後悔、懺悔、気力、決意といった色んな感情を疑似体験するようなリアルな空気が全編に行き渡っている。
主人公シェリルを演じるリース・ウィザースプーンはこの作品でもアカデミー主演女優賞にノミネートされたように有名でありながら実際のシェリルのような生々しい感情をみせる演技をしていることが大きい。

と、同時にそのシェリルが人生を踏み外すキッカケとなった母親役を演じたローラ・ダーンがとっても良かった!!
母親の魅力が観客にダイレクトに伝わることこそが、この作品のキモだと思う。
全く予備知識なく観たので、最初は母親と上手くいっていなかった女性なのかなと思いながら観ていました。
子どもの頃のおぼろげな記憶と、不安な出発が絡まり合ってなんとなく恐ろしく感じる冒頭。
けれども、じっくり映画を観ていると
ああ、このお母さんが亡くなったらそれはショックだろうなとエピソードを観る度に
もっと母にこうすれば良かった
あんなことを言わなければ良かった
こういうことを一緒にやりたかった
シェリルの苦悩が少しずつこちらにも降り積もってくる。
自分自身の人生も見えた気がしてしまい、夫や友人が心配したくらいでは立ち直れなかったんだろうなと腑に落ちる。

それらを払いのけるために自然の力が必要だったと納得させるだけの説得力と魅力のある母でした。
この映画は、浄化の物語であると同時に、1人の女性の人生を称え、その死を受け入れる物語でもある。
「母なる大地」と人の心の軌跡を疑似体験できる作品。

そして、この自然でリセットされる感覚って先進国、普段は野生と遠いところで暮らしているいわば先進国の人ならではの感覚だよなあとも思う。
アメリカで映画になるべくしてなった映画。
2015年8月28日から公開予定。

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飛行機で観た映画その1。

世間の評判はイマイチ芳しくないようですが、私はこの作品わりと好きです。
でもこれ、男子ウケ悪いだろうな〜って思います。
私は女子にこそ勧めたい。
なんだろう、監督が1人女性になったから?
非常に乙女系な作品で、日が経つごとに私の中でこれはDVD買っちゃう?という悪魔の囁きが聞こえてきている。
あ、でもデートムービーに選んだら失敗します。
くれぐれもDVD片手にオレのうちでマトリックスの監督最新作観る?などとやってはいけません。
その理由を以下に長々と述べます。

理由1 作品の系譜としてはマトリックスじゃなくてトワイライトと同列
一見壮大なSF大作ですが
今回はですねーアメリカンコバルト(正解はヤングアダルト)系のストーリーがかなり滲み出てきています。
主人公・ジュピターは一家で清掃業を請け負っているようで、毎日毎日トイレを掃除する生活にウンザリしている。
そこへ、突然命を狙われ、それを助けてくれる屈強な男ケインが出現。
聞けば、ジュピターは宇宙のえらく高貴な一族の母親の生まれ変わりだというではないか。
生まれ変わりに権力握られると色々と不都合なその子どもたちがジュピターを殺しに来たり、その権力を利用しようとしたり色々暗躍するのをケインが助けに来るっつーのが基本ライン。

理由2 美女と野獣もしくは春琴抄
で、ジュピターはケインに惚れちゃうわけです。どうやらケインも惹かれている。
でもケインは春琴抄における佐助みたいな状態でして
「お嬢さんに手を付けるわけには!」
みたいな苦悩を!苦悩を!!
悩みまくるケインをザ・アメリカンな肉体派イケメンのチャニング・テイタムが演じるわけ。
今まで、テイタムさんには興味の針が1mmも触れませんでしたが、これはキタ!
かっこいいっす。
ワイルドな外見なのに、寡黙で、不器用で、一途!
この三拍子でこられたらねぇ〜。
今回、チャニング・テイタムの中にワタクシ「高倉健」をみました(笑)

で、一方のジュピターちゃんも黙って守られているようなタイプではなく
顔から落ちそうな大きな瞳で丸顔なのに、シャム猫か女ヒョウかジャガーかっていうしなやかかつ妖艶な雰囲気の女優さん。
騙されたかと思うと、ビシっと言いたいことはいい、度胸もある。
こちらも今まで殆どノーチェックでしたが、カワイイしカッコイイ!
素直で勝ち気なキャラだというところもナイス。
ジュピター役のミラ・クニスにもときめいちゃいました(笑)

理由3 次男役のダグラス・ブースがどうみても劇団ひとり。

ジュピターやケインに立ちはだかるキャラとして生まれ変わる前の母が産んだ子ども3人、長男、長女、次男がでてくるのだが
その次男がね。
彼が悪いわけではないが、劇団ひとりにしかみえないので何かギャグっぽいというか、うさんくさい(ゴメンナサイ)。
ジュピター!にげて!逃げるのよっ!って気持ちにしかならず。
イケメン枠にいる英国俳優さんみたいだし、実質かっこいいはずなんだけど
この映画の中では髪型のせいかメイクのせいか、劇団ひとり化が激しくて
途中でキス我慢選手権かと思ったり。(いや、思わない)
あ、劇団ひとり氏も男前だとは思うんですけどね(とってつけたようで更に申し訳ない)

理由4 エディ・レッドメイン(レディ・エッドメインといつもひっくり返る)がラスボス
この俳優さんもレ・ミゼラブルで観ていると単なる好青年なのに、芸幅が広いなー。
で、今回オールバックで顔がでているのもあって、かなり独特な容貌をしてます。
なんていうんだろう、あの火星人の顔とやらにどことなく通じる不気味さを感じさせる。
劇中で首を傾けたまま、あまり目線を動かさずに喋る姿とか、すっごく不気味。
さらに、耳元で「え?もう一回言って?」と囁きかけたくなるくらい掠れ気味の声でボソボソと呟く。
普段から病気なのかな?というような儚げーな佇まいに寂しげーな表情だからラスボスなのに
気持ち悪さはあるけど怖くない。かと思うとクワっと目を見開きヒステリックに命令したりしてビックリするw
なんで、こんなヤツが宇宙治めてんの?といいたくなるくらい(笑)
すっごい面白いキャラなんだけど、最もツッコミ甲斐のあるキャラだった。(かなり好きw)

とまあ、理由3,4あたりの人物造形もあって、ますます理由2のチャニングテイタム兄ちゃんの魅力が爆発してまして、デートムービーとして観ちゃうと、彼女が「チャニング・テイタム素敵!」って目がハートになっちゃうかもしれないんで、不向き。

ごめん、結論まで長すぎて。

で、注意事項として以上のようにわりと壮大な背景の美女と野獣または春琴抄な雰囲気の話だと思って観ているとかなり楽しい。
ストーリーや背景は壮大ですしね。

え?SFとしてのストーリーや映像美?
その辺を主軸にすると厳しいのと、私は語れない。
これで、この映画の立ち位置を察してください。

でもミステリーサークルや恐竜絶滅の説明みたいな子ネタ、わりと好きでした。はい。

私としては、この映画は

ミラ・クニスとチャニング・テイタムの魅力に気付かせてくれてありがとう!
ウォシャウスキー 姉弟!


この一言に尽きる。



もうDVDでてしまっているんですね。
これは、映画館で朝一に人との待ち合わせ前に観てしまって、観る時間帯を間違えたと思いました。
なんとも重く、やりきれない映画です。
こう書くと観ない方がと思うかもしれませんので、最初に言っておきますがまぎれもない傑作です。
俳優としても監督しても素晴らしいキャリアを築いてきたクリント・イーストウッド監督の凄さにも敬意を表したい。
80代半ばですよ。元気でいるだけでも素敵な年代で、今描くべき問題をこれだけ多重に鮮烈に描けるとは。
この「時代を見る目」だけでも、真似たい。

アメリカの保守層にはこれを愛国的だと絶賛している人たちがいるというのですが、どう見ても反戦映画にみえるけどなあ。
イラク、シリア側の人たちの内面や状況があまり描かれなかったり、ことさら残忍な人物が出てきたりしたせいかもしれないけど。
人の感性というものは様々ですね。
観る人によって正反対の感想をもたらすという意味でも凄い。

同じくネイビーシールズを描いた実話の映画といえば
近年では『アフガン、たった一人の生還』を原作とした「ローンサバイバー」がある。
こちらは、映画の方を観ていないのですが、原作読んだ限りは本人がその時の判断や結果を悔いている様子があまりなく
仲間を失った悲痛さは感じるも、ここで相手と戦うべきなのかという葛藤や精神の崩壊みたいなものは殆ど感じなかった。
なんというか、その点に読んでいてすごく違和感を感じた。
回想でのネイビーシールズの訓練のことなどが前半に細かく出てくるんだけれども、メンタルの訓練等ってこれって一種の洗脳だよなと思うとなんともやりきれず。

アフガン、たった1人の生還は1つの作戦について描いており
アメリカン・スナイパーは、は主人公を通して、何年もに渡る戦争を描いているので土台が違う。

けれど、アフガン、たった1人の生還もアメリカン・スナイパーも前述した通り主人公自身のメンタルは似ている。
軍としての訓練にこういうメンタルを植え付けられるんだなとつくづく思った。
強靱な肉体よりも強靱な精神を保つための鎧にもなるんだろう。

アメリカン・スナイパーではその分、家族の姿が主人公と対比して描かれる。
妻が夫のかわりようにおののくようなシーン、観客が感情移入しやすい立場の人間が再三出てくるシーンがあったことで
戦争の特異さと恐ろしさが、観客の目前に繰り広げられているような緊張感を体感するようなところがあった。

ローンサバイバーの原作は、作戦中に出会った山羊飼いの少年たちを一般人として協定の範疇として見逃すか
彼らがタリバン関連の施設や人に自分たちのことを密告する、もしくは関係者であるとして射殺するかを隊員達が議論しあって見逃したことで結局窮地に追い込まれるが、1人生還したこの隊員を助けたのもまたアフガニスタンの一般国民。
敵かそうでないかがわからないという中でも、アフガンの人たちの中にも米兵にも敵と一般の人は別であるという線引きとお互いへの尊厳があったからこそ、この兵士は帰還できたといえる。

が、アメリカンスナイパーでは少年や母親といった女性がしばしば標的として撃つべき存在か、否かという場面が出てくる。
また、イラクの人もアメリカ側に協力したとわかるや否や、家族や本人が容赦なく殺されるシーンなどが出てきて
双方誰が味方で誰が敵かと常に神経を張り詰めているような場面が描かれ、疑心暗鬼なキリキリとした場面が何度か出てくる。
これが、相手の不気味さを強調するようにも思え、保守派が指示する理由かもしれない。

よくわからない相手は恐ろしいし、不気味です。


目の前にいる敵を討ち、自身と仲間、そして米国民を守る。
彼らにとってはそれが使命であり、仕事だから。

主人公が一心に前をみつめ、走り抜け自身や大切な人々を守るために戦う。
が、戦う相手にも家族や守るべき存在がいる。
死ぬと嘆き悲しむ人が居る、何が正しいのか?と疑問に思う人がいる。

そして、撮影中に起こった悲劇がエンドロールを書き換えて挿入される。

遠い国の出来事?
冗談じゃない。
日本は戦争をしたことがある国だ。
祖父母まで辿ればまだ経験者がいる。
そして、今国の防衛に関する法律が変わろうとしている。
もしかしたら憲法も変わってしまうかもしれない。
首相は、子どもたちが将来徴兵されるような事にはならないという。

だが、今だって自衛隊にいたって国を守るためには人を殺すことは厭わないなんて教育は今は受けていないはずだし
状況が変わって戦争になったり自衛隊員だけでは人が足りなくなったら、徴兵制ができるかもしれない。
過去にあったように。
以前にあったことが、現代に起きない保証はない。
そして、いつも犠牲になるのはごく普通の人。
自分やその家族や友人、知人と言った身近な人たち。

じゃあ、憲法九条を叫んでいれば平和が守れるのかと言われるけど
先の戦争でも日本は外交上の駆け引きに負けた失策や暴走があり、他国につけいるスキや大義名分を与えたのではないか。
軍事力を高める前に、もっと国民の叡智を結集し利用する場所もあるのではないか。
国の一番の資産は人材じゃないのか。
その人材を洗脳して駒として動かしていくことで国力というのは本当に維持できるのか疑問に思わずにはいられない映画。




何回目だ(笑)
いいんだよ、好みにハマったんだからw
何度も言うが、観たかった斎藤工がこの映画には活写されている。

初日に誘ったまったく虎影に対して予備知識なしだった友人夫婦は

「独特な世界だったけど面白かったよ。でもさ〜、監督が血がでない、万人受けに作りましたっていうから安心してたのに、出た!ドバーっと血でてた!あれで出てないってどういうこと?!ビックリしたよ!」

と私の肩を揺さぶった(笑)

同時に

「月影役の芳賀優里亜さん仮面ライダー555(ファイズ)の子だよね!」

と大興奮。(そこか!w 旦那さんが特撮マニアな夫婦)


鈴太郎にも感想を聞いてみた。

・忍者のかっこよさはフツウ。

(フツウ?って聞き返したら、何度もつかまるからってw)

・竹の強化服は作ってみたい。あれ作ったらびょーんと飛べるんだよね。

(だったらいいね。母ちゃんそれなら見てみたいから作って)

・一番面白かったのは爆弾パチンコ。パチンコは大人がやるもので面白くなさそうだけど、爆発するならやってみたい

(オイ)

・子どもの名前はオケツ? え?コゲツっていうんだ。だよね〜オケツじゃヘンだよなって思った。ウンコウンコいうからさ〜オケツって名前なのかな〜って思った。

(感動もくそもないっすね。)


2作目があったら観に行く?と聞いたら

え?続編あるでしょ。キャラ出てきてたじゃん。行ってもいいよ〜。あの人強そうだったし。

でも虎影はもうちょっと強くなって貰いたい。

だそうです。

友達も観るかな?といったら

細かく、○くんはOKだけど、△くんは観ないかな、あと女子は忍者に興味ない子じゃないとダメかな〜とえらそうに申しておりました。

あはは、監督!小学生まだちょっと人を選ぶみたいです(笑)

2は、虎影が伝説の強さをもっと披露するか、強化服みたいに新たな武器によってちょっと強くなっててくれると誘える友達が増えるとドラ息子は申しておりますw


何も考えずに、そんなアホなー!なんだこれ〜、うそーん!ってツッコんで笑いながら虎影一家良かった、良かったと映画館を後にする作品に監督が腐心して仕上げてくれたんだなあと思ったんですが、子連れでみにいけるか直接聞いてきた人には目なしのビジュアルと予告みてOKなお子さんなら大丈夫と言ったのでご参考までに。

伊賀でも小中学生ゲラゲラ笑ってましたしね。

あのノリに乗っかってしまったもの勝ち。

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小津作品との比較で語られているのと同時に、カンヌ映画祭で上映されている頃、イギリスの新聞サイトだったかに細雪と比較しているようなコメントがあったのを思い出した。
小津作品については、私はよくわからない(秋刀魚の味くらいしか観たことがないエセ映画好き)。
細雪は谷崎潤一郎が描く大阪の四姉妹を四季とともに描く小説を原作に、3度映画化されている程なので映画も原作も日本通の人なら知っているんでしょう。
海街ダイアリーは鎌倉を舞台に描く四姉妹の話。
とはいえ、この四姉妹、末っ子の女の子は母親が違う。
父は不倫の末に家族を捨て家をでた。その相手の女性との間の娘が四姉妹では四女にあたる浅野すず。
だが、その女性も亡くなっており、父はすずを連れて別の女性と再婚。
その地でほどなく亡くなってしまう。
知らせを受けて、三姉妹が葬儀にかけつけると、泣きじゃくる現在の妻。気丈に振る舞うすず。
もう血の繋がった両親のいなくなったすずの気持ちをなんとなく慮った三姉妹は、別れ際
鎌倉に来ないかとすずを誘う。
一瞬とまどう顔をしながらも、すぐに「行きます」と答えるすず。
ほどなくして、四姉妹として鎌倉の家で暮らすことになり、四季を通して姉妹として家族として新たに過ごしてゆくこととなる。

姉妹のそれぞれの立場や事情を鎌倉の景色と彼女たちが過ごす家が優しく包み込む。
画面から伝わる柔らかな視線は、監督の視線ではなかろうか。
監督の視線が父親というか男性親族のものという気がする。

誰も知らないやディスタンス、歩いても歩いてもなど監督の作品を観ているといつも、穏やかな優しい視線を感じる。
監督のその目線は、とても優秀なカウンセラーのようだ。
多くを語りかけないし、こちらも話そうと思っていないのに
心の中にある澱のようなものを、涙として出させるような不思議な力が監督の画にはある。
鎌倉の空、木々の緑、寄せる波打ち際の海岸、歩く姉妹、振り向く姉妹・・・
なんということはない場面なのに、ぐっとこみ上げるものがある。
自分の中にある哀しみや愛おしさを映画を観ている間にひっぱりだされているような。
そして、四姉妹がちょっとずつ探りながら、時にうっとおしく、時に寂しく、時に嬉しくと新たな家族の距離感を築いていく様子をかいま見て
よかったねぇと泣き笑いする親戚のような気持ちにさせられるのだ。
その監督の目線のせいなのか、結構ヒドイ父親だと思うのだが、漫画同様父親はそれほど悪い人に思えないし登場人物達も酷い人間だとはあまり思っていないような空気がある。
どちらかというとまだ生きている三姉妹の母親のほうが生きて姉妹と会う機会があるだけに複雑に描かれている。
身勝手な風に描かれているというか。
娘は母親に厳しいからなあ(笑)
というか人間は同性のほうに厳しいものですからね。
わかるからこそ、納得できない。
その微妙な関係性を綾瀬はるか演じる長女と母親役の大竹しのぶ(微妙にすれた雰囲気を醸し出しているあたりがさすがすぎる)が非常によく魅せてくれた。

全編にわたって細雪のような、女優達が輝く紛れもないスター映画でありながらも
本当にこの四姉妹が鎌倉で暮らしているような親密な風合いも感じられる是枝印の映画になっている。

役名と同じ名前だという広瀬すずは、まさに浅野すずとしてスクリーンに生きている。
こんなカワイイ妹だったらお姉さん達もうちにおいでっていうよなぁ。
可愛がっちゃうよなあ。
そして、素直だけど色々我慢してきたすずは、お姉ちゃん達の前で改めて子どもとして生き直し
姉たちも、特に長姉の幸(さち)は自分も子どもだったらこんな風に過ごしたいなんて思いながら
もう一度子ども時代をすずとともに生きて居るんじゃないかな。
周囲の人々に温かく支えられながら、肩を寄せ合って暮らす姉妹の繊細な機微がとても美しく感じられる映画。

 

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現時点で私の中での三大魔界系俳優は以下の通り。

ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ


ジェイミー・キャンベル・バウアー


デイン・デハーン


魔界系とは、ドラキュラとかに素で間違われそうなビジュアルの俳優のことです。
勝手に私が今定義しました。

目つきが鋭く、色白かつ目の下にクマ飼ってますよね?みたいな青白さとでも唇だけ赤い金髪系。
体つきも華奢。


昔からある吸血鬼ものやゾンビもののほかに昨今では、ティーン小説を元にしたダークファンタジーが流行りまくったのでこういう異世界系キャラを演じる俳優さんも増えていますねー。

で、私の中でこの3人の何がいいかというと
相手役と並んだときの雰囲気が好きなのです。
といっても、ジェイミーさん以外の2人は、人間を演じているときにも病的な感じの役柄ってだけですけどね。

ビザンチウムでケイレブ演じるフランクは白血病の青年で、普段から青白く、ヨロヨロしていていかにも生命力が弱そうですでにドラキュラなんじゃないの?って感じだったし


ライフ・アフター・ベスのデインもゾンビの彼女より血色悪い青年で幽霊みたいだったし。
(あ、写真からするとベスにしか目が行かないw)


ジェイミーさんはトワイライトサーガでドラキュラ、シャドウハンターでも魔力をもつ美青年とかなり神秘的な役柄がビタっとはまってた。

逆にオフショットの彼は陽気なにいちゃん度合いが格段にあがってる写真が多くて、心惹かれないっす(笑)
(↑関係ないけど、シャドウハンターでのジェイミー様は、水嶋ヒロがイギリス人になったらみたいな感じだ。)

なので、興行的に世界でも微妙らしいシャドウハンターの続編がストップしてキャストかえてテレビシリーズになるらしいですが

私はジェイミーとリリーコリンズ演じる
続編を熱望しています!

(多分もうないんだろうけど)

ビザンチウムは、ドラキュラものとしてはふつうでしたが、シアーシャ・ローナンとケイレブ・ランドリー・ジョーンズの雰囲気がとっても好きなので個人的には好きな映画の仲間入りです。病んでて孤独な2人という雰囲気が堪能できました。

なんでこういう孤独感を抱えたカップルが好きかというと、小学生の時に読んだ漫画

松本洋子の黒のシリーズが原点かと思います。

松本洋子の漫画は当時、赤川次郎原作モノのサスペンスと作者オリジナルらしい黒魔術やらなにやらが絡んだ洋物モノサスペンスを連載しており
この世界観が、ハリウッドのダークファンタジーの世界観と被るんですよ。
いつも主人公の女の子が薄幸そうだったり、実はみたいな裏の顔がツボでした。
明るいヒロインのコメディたっちのミステリーもあったのですが、個人的には不幸感満載な洋物サスペンスが一番好みだったんですよね〜。
薔薇の葬列とか、呪いの黒十字とか黒の迷宮とか。
子どもの頃の影響力ってコワイですね(笑)
あの頃の漫画の世界がハリウッドからやってくるなんて良い時代になった。
ハリウッドはコンテンツ不足ときくので、日本の漫画は漫画でも少年漫画じゃなくて
こういうニッチな少女漫画にまで手を広げて映画化すると少なくとも日本では大受けするんじゃないかと思われる。
アメリカやヨーロッパの雰囲気や文化を練り上げちゃって別物になっている感じが
逆輸入な物語っぽくてどうですかね?
ぜひ、誰か売り込んでいただきたい。

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すみません、今回も長い。長いので、少し続きに移動。

新宿シネマカリテで、6/20から公開予定の「虎影」を先行プレミア作品として上映するとのことで行ってきました。

本来は昨夏に観ているので、1人でも多くの方に観て貰うべき?とも思ったんですが
すみません、我慢できませんでした。
だって、上映後に西村喜廣 監督とキャストの三元雅芸さん、 屋敷紘子さん、仁科貴さん、 加藤桃子さんが登場するっていうんですよ!
監督やキャストからの裏話が聞きたいという欲に負けました(笑)


最初にこのトークで印象に残ったことを書いてしまいます。
西村監督が、この作品は観に来る人がワクワクしてみられる娯楽作品として創りましたというようなことを仰ったんです。
だから、家族で大勢の人に観てスカっとして欲しいって。


そう、虎影ってそんな作品です。
それも日本で作られたという雰囲気がそこかしこに溢れている娯楽作品。
しかも、メジャーな空気と、ちょっとカルトな怪しげな雰囲気が微妙に絡まり合っててカッコイイのです。

私は残念ながら、西村監督作品も、斎藤工氏の映画も全部は制覇していない不届きものですが
間違いなく、お二人の代表作の一つになると言い切ってしまいます。

特に斎藤工さんについては、ここを観ている方はご存じの通り、私はファンなわけですけれども
ファンとしてスクリーンで観たかった色々な彼が虎影として余すことなく活写されています。
斎藤工で一本だけと言われたら、迷わず、虎影を薦めます。
そういう作品です。

映画好きだ!って叫んだところで、子どもがいて
私ばっかり、じゃ、映画観てくるから!ってホイホイ出掛ける訳にもいかんのです。
かといって親子3人で映画観るのに、アニメか戦隊物しか観られないのは悲しいわけです。
選択肢が欲しい!
でも洋画で吹き替え探すのはわりと大変で、邦画に親子で楽しめる作品が量産されているかというとそうでもない。

いや、あるんですけど、我が家の場合、息子がめんどくさい男子でして。
去年は私と息子が映画館の前で観る、観ないでケンカになった作品が
偉大なるしゅららぼん
ハロー!純一
前者は、宣伝ポスターを観た瞬間に「コワイからイヤ」
後者は、「小学校は自分が普段行っているところだから映画館では観たくない」

どちらも観に行くのはいいよって言うから一緒に行ったのに、映画館前で拒否。

観ない!という人間を引き摺って映画館に入れるわけにはいかないので
泣く泣く諦め、しゅららぼんはDVDで観ました。
っていうか、DVDで観たら、しゅららぼんもえらく真剣に観ていた。
このやろーって思います。
多分、ハロー!純一もDVDで観たらフツーにみるんですよ、きっと。

でも!ですよ。
虎影は、男子の好きな大きなフックが最初にある。

そう、忍者です。

※伊賀上野城

外国人も大好きなようですが、子どもも勿論大好きですw
ドイツにいる友達が仮装週間みたいな時期があるそうで
自身の子どもたちに手作りの忍者衣装を誂えて登校させたら老若男女に大人気だったそうで。
もう、羨ましい。
はい、大人の私も忍者になりたい。

そして、忍者たちが入り乱れて、財宝のありかが書かれている巻きものを奪い合う冒険譚であり、アクションムービーなわけです。
これは男子食い付きます。


え?女子っすか?
女子には虎影演じる斎藤工氏がいるではないですか!
ずっと旬(By西村監督)な男が主演ですよ。


そして!虎影と戦うこれまた凄腕忍者の鬼卍(おにまんじ)役の三元雅芸さんも格好いいんだわ。
監督の役柄イメージはカリオストロの城の石川五右衛門だそうです。
うん、確かに五右衛門でした!
この鬼卍の妹役が清野菜名さん演じる鬼十字(おにじゅうじ)。
こちらもイっちゃってる目をしてるのにカワイイ〜。
私は鬼兄妹のファンになっちゃいました。

※ロケ地☆



ゾンビ映画はわりと好きなのだが、ハイチがゾンビに深く関わる国だという知識は
この映画で初めてしったレベルのニワカです。

冒頭、デイン・デハーン演じるザックの彼女ベス(オーブリー・プラザ)が森の中へと消え、葬式後らしいシーンへと切り替わる。ベスはハイキングへ行こうと1人で森の中へ入り、ヘビに噛まれて死んだ。
ザックとベスはあまり上手くいっていなかった。
けれどもいざベスが亡くなってしまうと
その喪失感と最近の険悪な態度などを後悔する気持ちが生まれて罪悪感と後悔が押し寄せるザック。
悲痛な表情で彼女の家へ行くと、ハイチ出身の家政婦が、ベスの父親モーリー(ジョン・C・ライリー)に罵声を浴びせて出て行ってしまうところだった。
そう、このハイチ出身の女性がわりとキーパーソンぽく何度も会話にでてくる意味がわからず
帰宅後に調べたら、ゾンビ=ブードゥ教=ハイチで発展という図式がでてきて
これを映画で取り上げたことから世界的に広まっている常識
(?)らしい。いや、しらなんだ。

まあ、とにかくそのハイチ出身の女性が出て行くのと入れ替わるようにベスは自ら墓穴を掘り、自宅へ戻ってきた。
両親は喜び、ザックも、本人に今度はきちんと気持ちを伝えて、また2人の関係を構築していこうと浮かれちゃう。
このうかれっぷりが、どちらかというと、ベスよりザックの方が血色も顔色も悪そうで若干ゾンビっぽいテンションの低そうな、陰鬱な雰囲気を持ったデイン・デハーンが演じているので、ビミョウに気怠げでなんか良いのだ。
監督もそれを意図したらしい。
昔のジム・キャリーばりのコメディアン俳優が演じると、多分クドイ。
なにせ、ベス役も人気のコメディエンヌだというので、わりと迫力もくどさもあり、ゾンビ化が進行してもちょっとキュート、でも暑苦しいというか、なんというか突き放せない厄介さを上手く醸し出しているだけに。

ザックのこの若干儚げで陰鬱な雰囲気を気弱で情けないか弱い男子にみせるのに大きく貢献している人物がもう1人。
ザックの兄カイル(マシュー・グレイ・ギュブラー)
トイ・ストーリーのウッディにロボコップの性格を搭載しました!みたいな
若干警官、軍事オタ系の何考えているかいまいちわからない無表情さですぐにキレて叫んだり銃を出したりして威嚇する。
この兄もゾンビになったベスとどっこいどっこいの恐ろしさw

なんだろう、この出てくる人物がみなちょっとタガが外れているような
ちょっとねじ曲がっているようなところがトッド・ソロンズ監督の作品あたりを思わせる。(もうちょっとわかりやすい)


徐々にゾンビっぽくなっていくベス。
えらい怪力になるわ、感情のコントロールもできなくなってきて、ちょっとしたことでキレて暴れるのですっかり100年の恋・再熱も冷え切って怯えるザック。
そこへ、母親同士が親友だという女子エリカ(アナ・ケンドリック)登場!
文字通り腐っていくベスに比べてなんて健康そう!(笑)
正しきアメリカンガールが出てきたことで、ベスのゾンビ化も対比が激しく
ちょっとエクソシストみたいな様相を呈してくる。

さて、ザックはベスにどう向き合うのか?!

ちょっと変わったテイストですが、ラブコメと言われたらそうなんだろうってところ。
ゾンビ男子と人間女子のウォームボディーズほどの胸キュン系の話ではないけど。
結末としてはこういうものの方がある意味現実的であり、私は好きかも。

そして、人生は続く。
人生は、生きている人間のもの、なんですね。
死んでいくことは忘れられていくことだというような言葉を誰かが言っていたような気がするのですが
ラストでそういう気持ちになります。


この映画、結果はあるけどそれに至った原因はあまり求められていない映画です。
なので、多分この映画の中でゾンビはスムース・ジャズと屋根裏が好きっていうシーンがやたら出てくるけど
それがなぜかはまったくわからない。
作っているときに、こういうアイディアはどう?っていうのをいいね〜ってのをどんどん採用したようないい加減さがある。
その切りっぱなしなエピソードがちりばめられているところが個人的にツボでした。

興味のある方は
現在新宿シネマカリテで上映中なので、是非。
他の映画館で観られるようになるか不明なので、逃さないほうがよいでっせ。



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