読書の楽しさをとうに知っている子は、どんどん何でも読んでいきますが
そうじゃない子はどうするのか?
年代に合った本が色々ある。
でも、買っておくだけだとページを開きもしなかったりします。
では、どうするか?
鈴太郎の場合、私がこれはそろそろ読ませたいなと思った本は
冒頭の第一章に当たる部分だけでもまだ読み聞かせしてます。
このあとどうなるの?というヒキがきたところで読み聞かせを終える。
そして、毎日寝る前の30分間はTVもゲームもなしで本を読む時間にしてみる。
勿論、親もその時は読書タイム。
すると、続きが気になった本を手にとったりします。
ただし、全部読み聞かせてはダメ。
全部親が読むことをずっと続けると、読書好きではない子どもは面倒がって自分では読みません。
また、親がもの凄く読み聞かせが上手いというのも、同じ危険があるので
読むのにそんなに工夫をしなくてもよいと思います。
興味をもったら、自分で読ませる。
何十頁か活字を追うことが苦でなくなれば本を読むのが好きになる。
一部の人をはぶき「読む」にも訓練がいるのですが、読書しない人はこの何十頁かをじっと読むという訓練が根付いてない。
小学校に保護者が読み聞かせにいくというイベントがあり、低学年や中学年だと
だいたいもの凄く食い付きがいいし、古代から人は口承文学などで物語ってきたわけで。
物語が嫌いって子どもは少ないと思うのです。
その好きをちょっと手伝ってあげると、もっと読書好きは増えるのではないかと思っている。
もう一つちょっとイレギュラーですが、
映像が好き、抵抗が無い子の場合は映画。
先に映像をみてから活字の世界へと誘導してみる。
私も読書ができて映画やドラマも観られて一石三鳥。
(ただ、映像を見過ぎるとあとから活字を追う訓練をしても難しかったりするので加減が重要かも)
もう少し横道だと漫画でも良いんですけどね。漫画から本にいくっていうルートもある。
というわけで小学4年生くらいからのオススメ本。
2分間の冒険
霧の向こうのふしぎな町
守人シリーズ(精霊の守人)
2分間〜は有名ですが私も読んだことがなかったので
かなりの部分を読み聞かせで一緒に読みつつ後半はそれぞれで読書。
霧の向こうの〜は、私自身が小四、小五くらいの時に読んで面白く繰り返し読んだものです。
なぜか、実家からずっと持ち歩いていて今の家にも持ってきているのでそれを鈴太郎にあげました。
精霊の守人はNHKのドラマを観終わった段階で、図書館で借りてきました。
これと同じ方法は最近ではパディントンでも使ったかな。
どれも、大人が読んでも面白く、読んで損はありません。
既に長く語り継がれる名作です。
絵本から、小説への橋渡しとしての児童文学ってすっ飛ばしてしまう人が読書家さんにも多いんですよね。
読書家の方は児童文学を飛び越えてフツーに大人と同じ小説読み始めますしねぇ。
物語へのくいつきがイマイチというお子さんの場合は図鑑→評論系かなあ。
偉人の小学生向け伝記物とか、シートン動物記とか。
とここまで書きましたが、実は読み聞かせをしてもらって育ったハズの我が弟は殆ど本を読みません(笑)
ちなみに、母自身今でも読書すると眠くなるらしく、やはり本を読んでいるのを見たことが殆どない。
なので、勿論持って生まれたものもあるんでしょう。
でも、弟は割と繊細で神経質なタイプで、親は育てるのに苦労したようですが
親子の絆を育てるのに役立ったのではないかなあと。
というわけで、読書の楽しさを伝えるのに冒頭を読み聞かせるのはオススメ。
- 2016.07.13 Wednesday
- 本の感想
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- by 鈴之助